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広州市の5G事情

《福福の知りたい広州!vol.12》

今回は、広州市の5G事情についてライチ局長に伺ってみたいと思います。

廣州日報に次のような記事がありました。

『廣州日報』2021年5月15日

「我国已累计建成5G基站超81.9万个」より新華社北京5月14日。中国工業情報化部によると、国内に累計81万9千カ所を超える5G基地局が既に設置され、全世界の約7割を占めている。また、5G接続端末は2億8千万台に達し、全世界の8割を超えている。中国工業情報化部の担当者は、5Gの迅速且つ健全な発展を推進すると共に、6Gの開発も着実に進めていくとしている。

広州市の5G事情は?と思い調べてみたところ、近日では「南方日報」に次のようなニュースがありました。

『南方日報』2021年5月9日

「广州主要城区将建成全国领先的5G网络 
~超高清视频及数字内容产业规模明年将超4000亿元~」より

広州市文化広電観光局の計画によると、2022年までに広州の超高精細映像及びデジタルコンテンツ産業の規模が4000億元を超え、広州市主要地区に全国に先駆け5Gネットワークを構築し、5G+4K/8Kの超高精細映像が広く普及するとしている。

【 福福より 】

5G開発において最先端を走ると言われる中国。既に様々な分野での利活用が進んでいるとのこと。

今回、広州市の事例として5Gネットワーク構築による映像やデジタルコンテンツの充実及び関連産業の発展がありましたが、ライチ局長が広州で5Gの活用を実感する場面はありますか?

【 ライチ局長より 】

広州では、超高精細映像産業の振興に力を入れています。「花果山」というエリアがあり、ここで産業集積を行われております。

福福さんが取り上げてくれた5月9日の「南方日報」の記事ですが、実は5月9日〜10日まで広州で「2021世界超高精細映像(4K/8K )産業発展大会」というイベントが行われていました。これは、4K/8Kの技術を用いた様々な展示を行うと共に、業界の関係者などが一堂に介してフォーラムを行い、現状や課題について意見交換を行うというものでした。

私も、会場に足を運んで一部分に参加させてもらいましたが、高精細の映像が作り出す未来の世界が、もう既に目の前に存在しているということをまざまざと感じました。

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中でも、個人的に関心を持ったのは、eスポーツの分野です。

このイベントでは、同時にeスポーツの大会も開催していたのですが、会場のステージいっぱいに設置された大画面の高精細テレビで映し出されたゲーム画面がとてもきれいで驚いてしまいました。

eスポーツですから、こうした画面を世界中に設置することで、同じ画面を見ながら世界中の人が同時に試合を楽しめるわけですが、それも、大量の情報を瞬時にやり取りして表示する通信技術、映像技術が発展してようやく実現するわけです。

4Kや8Kと聞くと、家庭用テレビのイメージも強く「普段のテレビ番組を見るのにそんな高精細な映像が必要か?」という話に陥りがちなのですが、こうした技術と5Gなどの通信技術が加わった時、よりリアルに世界をつなげることが可能になります。

こうしたところ、やはり中国の動きは早いですし、今まで見たこともなかった新しいサービスが広州からも生まれてくる予感がしています。

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