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〜顧客と繋がるのは自社アプリだけと決めつけていませんか?〜自社アプリ課題別LINE公式アカウント活用三選

こんにちは。Originals&co.中根です。

6/1に発売されたLINEビジネス活用公式ガイドブック第2版では、事例を追加して掲載いただきました。タカラトミー様と、「百花百獣」という中国古来親しまれているお酒“白酒(バイジュウ)” ブランドを紹介したので、ご一読いただければ幸いです!

今回は、自社アプリとLINEの併用によって、実現可能な「顧客と繋がる」顧客体験改善方法の考え方をまとめました。

最近、中根にご相談頂く案件で、「自社アプリとLINE公式アカウントの併用活用」が増えております。

iPhoneユーザーが50%以上いる自社アプリでは、様々なiosのアップデート機能によりプッシュ通知がユーザーに届きにくくなっています。集中モードのデフォルト設定によって、欲しいはずの通知までもが届かなくなっているユーザーも見受けられます。ブランドとしてはせっかくアプリ運営しているにも関わらず、プッシュ通知が開かれない、届かないのはとても痛手となります。

ユーザーに直接プッシュ通知を送れるのは「自社アプリ」と「LINE公式アカウント」だけ。

LINE公式アカウントを開設することで、自社アプリでリーチできるユーザーを増やすことが可能となります。

年間購入者の70%以上がアプリ経由など、自社アプリ運用のみで事足りている場合も当然ありますが、簡単な課題の整理で、LINE公式アカウントを効果的に併用できる可能性があります。

◾️アプリ保有ブランドのLINE公式アカウント活用

自社アプリがあれば、LINE公式アカウントは要らないのでは?と聞かれることが度々あります。
併用することで、アプリの課題を補完したり、アプリではリーチできない方と繋がることができます。

・課題1:自社アプリのDL数が伸び悩んでいる場合
・対処法:DLしない理由を解決!

①    ユーザーが自社アプリをDLしない理由がわかっていない
 → LINE公式アカウントのあいさつメッセージでリサーチを送って、自社アプリDLの障害を把握。
②    1年以内にアプリを1つもダウンロードしない → LINE公式アカウントで繋がることを推奨
③    企業やブランドのアプリはDLしない → LINE公式アカウントで繋がることを推奨
④    Apple ストア、Google ストアのID /PWがわからない →  LINE公式アカウントで繋がることを推奨

・課題2:自社アプリのプッシュ通知が届いていない、メッセージのタップ率が5%未満の場合
・対処法:LINEはブランドなどのLINE公式アカウントからのメッセージと知人友人からのメッセージが一覧で表示されるので、知人友人からのメッセージを確認するタイミングでブランド情報も開封して貰えます。

①    LINE公式アカウントでセグメント配信し、アプリを補完 → 友だち経路別獲得、経路別ターゲット配信、LINEタグ活用したオーディエンス配信
②    前月度ブランドサイト訪問者オーディエンスへの配信(LINE Tag)

・課題3:自社アプリのMAU率が20%未満の場合
・対処法1:顧客接点ポータルとしてLINE公式アカウントを開設し、能動的なユーザーと受動的なユーザーの課題解決する。

①    プル型コンテンツ:能動的なユーザーの興味を深堀りできるコンテンツを提供
②    プッシュ型コンテンツ:受動的なユーザーへ利便やお得コンテンツを提供
③    ブランドが保有するSNS資産(人気Youtuberコラボ動画、バズったTwitterキャンペーン、口コミ)をあいさつメッセージとして配信し、より強いレレバンス(関与)で共感に繋げる。

・対処法2:単一機能特化し、一つの体験を便利にするLINE公式アカウント/LINEミニアプリを提供する
①    予約特化
②    問い合わせ特化
③    商品カタログ特化
④    モバイルオーダー特化など

上記が自社アプリの課題をLINE公式アカウントで解決する方法の一例になります。
 
中根もブランド担当として自社アプリ開発/運営をしていた時に、年間購入会員の30%しか利用されない課題を持っておりました。2017年頃でしたが、DL課題調査したところ「①顧客の年齢層が高いこと②販売員の年齢が高いこと」、この二つの理由でアプリDLがされないことが判明し、自社アプリをLINEミニアプリに作り替えました。
OSストアでDLするアプリから、QRコードで利用開始できるLINEミニアプリにすることでDL障害を克服し、年間購入者の50%以上リーチすることに成功しました。
 
同じような課題を持たれている企業やブランドは、是非検討してみてはいかがでしょうか?
 
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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