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2023年6月(仮)より新料金プラン開始予定!LINE公式アカウントの今後の有効活用戦略を紐解きます

LINE Frontliner の野尻猛です。

日頃よりマーケティングのプロとして、LINE公式アカウントのプロとして、色々なメディアやSNSで活動をさせていただいております。

そして、株式会社CRMマーケティングという会社を通して、色々なメーカーさん、企業さん、各店舗やチェーン店本部さんから、小さな1店舗など、様々なLINE公式アカウントの有効活用支援を担当しております。

先日、LINE公式アカウントの新料金プランの発表がありましたね。皆様はどのようにあの記事を読まれたでしょうか?本日はその点を各店舗・各企業にとってわかりやすいように解説いたします。

今後、どうLINE公式アカウントを使っていけば良いかをしっかりと考えていかないといけないターニングポイントと言えますので、ぜひよく読んで、その上で自社のこれからの戦略を考えていきましょう。

まずは、今回の新料金プランとは、どのようなプランかをお伝えします。
下記をご覧ください。

引用:LINE for Businessより

・「コミュニケーションプラン」

まず、One to One チャットを主に利用することで、ユーザーひとりひとりとの個別コミュニケーションを目的としたプランです。

月額の固定費は0円で、無料メッセージとして月間200通送ることができます。そして、追加メッセージは送ることができません。メッセージ配信は月間200通が上限となります。

無料メッセージの範囲はまた後ほどお話ししますが、現状あるフリープランがなくなり、「コミュニケーションプラン」となります。という理解もできますが、「コミュニケーションプラン」と名前が変わった理由をしっかりと考えると、このプランの活用の答えが見えてきます。

そうです!フリープランではないのです。コミュニケーションプランなのです!

今までは、チャットを使う使わない関係なく、LINE公式アカウントを始めようと思った店長さん、店舗責任者さん、会社の総務部の方は、フリープランからスタートしてきたと思います。

しかし、私はLINE公式アカウントの代理店営業を始めた時から、ほとんどフリープランは提供していません。ほとんど全ての企業を「ライトプラン」からスタートさせていました。今でも私のコンサル先で、配信をメインにしている企業の97%以上はライトプランかスタンダードプランです。

ライトプランの説明はまた後で、行いますが、フリープランには大きな欠点があったと野尻は考えていました。

皆さんも考えてみてください。わかりやすくビッグサイトのような場所で、展示会に出展したとします。0円で出展した場合と、100万円払って出展した場合、どちらが本気で新規のお客様を獲得するでしょうか?

もし、経営者でない方だとしたらこう考えてみてください。0円でもらったバッグと100万円で買ったバッグ、どちらが大事に使うでしょうか?

答えは明白ですよね。

フリープランには、0円だから成果出さなくてもいいや。という部分がものすごくありました。

今のフリープランは、0円なのに無料メッセージが1,000通も送れました。
月間1,000通も送れると、本当にお試しプランだと思われて、フリーで使えるところまで使おうという方も多かったと思います。

私はそこに警鐘を鳴らしていました。

今後は、あまり配信を行わずに、LINEチャットをメインに使う店舗さんがこの「コミュニケーションプラン」を使うことになります。

また、LINEチャットの有効活用方法に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

LINEチャットは無料で使えますが、使いこなしている企業では、月間350万円の売り上げを月間600万円まであげるなど、無料で使えるのにものすごい効果を出している店舗が多いです。

ぜひこのタイミングで、ご自身の店舗でのLINE公式アカウントの有効活用方法に、まだ抜けや漏れがないかを総チェックしましょう。私もお手伝いしますので、何かあれば連絡お待ちしております。

・「ライトプラン」

ライトプランは、現在もあります。そしてその役割は、スタンダードプランのライト版です。そこは変わりませんが、LINEさんから、よりメッセージ性が強く打ち出されました。

今回の料金プランの改定のお知らせにはこうあります。

・概要および背景
「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がユーザーにとって「本当に欲しい情報」を届けることで、ユーザーひとりひとりに最適化された双方向のコミュニケーションサービスを目指しています。
しかし、メッセージの一斉配信などによる一方的なコミュニケーションを多くなっていたことが、課題となっていました。

引用:LINE for Businessより

メルマガが衰退した理由を思い出してください。
今や開封率やメルマガからのアクション率が10%をはるかに下回るサービスとなったメルマガ。

その衰退の理由は、「一方的な一斉配信によるお客さまの意欲の薄れ」と言えるでしょう。

LINEさんは、このまま一斉配信が続くと、そうなっていき始めるのではと危惧しています。

当然、15,000通送れていたライトプランが、5,000通しか送れなくなったので、お客さまサイドから見ると、「値上げ」に見えるでしょう。そこは否定しません。

でもこの値上げにはLINEさんからのメッセージが込められていて、そのメッセージは、「お客さまが必要としているメッセージを、必要としている人に送りましょう。」という事です。

管理画面でインプレッションだけをみていませんか?クリック率やそのメッセージからのアクション率やクーポンの使用率も見ていきましょう。

メッセージのインプレッションは最後に下がってきます。お客様が離れていく、お客様が欲しい情報を提供できているかどうかは、クリック率やクーポンの使用率にも予兆が出てきます。

ぜひ今後はセグメント配信やステップ配信などを多用し、ひとりひとりの興味や関心に合ったメッセージを届けるように切り替えていきましょう。

そういう企画戦略会議をこのタイミングで行なっていただきたいというLINE側からのメッセージです。

そして、LINE公式アカウントから利益や売り上げアップ、客数アップの実績をさらにあげて、アカウントの規模が上がったら、ぜひスタンダードプランへプランアップしましょう。

・「スタンダードプラン」

スタンダードプランを使用中の私のお客様からは、多くのご意見を頂いています。月額の固定費は15,000円のままで変わらずですが、無料で送れるメッセージが月間で30,000通に変更になりました。30,000通以上送っていた企業からすると、変更された無料メッセージ分は相対的に値上げになると言えます。

先日、ある企業のコンサルで呼ばれて通数や戦略を含めたLINE公式アカウントとLINE広告の見直しの会議に参加しました。

その時、管理画面を共有いただきコンサルさせていただきましたが、リアルな数字でお話しすると、

2022年10月には47,800通実際に送り、2.3%のクーポン使用率で、451万円のクーポン売り上げと107万円の利益を作った店舗ですが、メッセージのインプレッションや、クーポンの反応率や今取れているセグメントやオーディエンスなどを確認していくと、傾向値があぶり出され、11月はその戦略に基づいて配信した結果、30,000通ぴったし送り、3.8%のクーポン使用率で、467万円のクーポン売り上げを記録しました。

まだ、利益の計算は本日時点で出ていませんが、すでにクーポン売り上げで全配信の10月実績を抜いております。

まあ店舗や企業においては、時々は全員に伝えたいこともあるでしょうが、それはLINE VOOMもうまく利用し、ぜひお客様が必要としている情報をセグメントして配信しましょう。時間がなかったので、この企業のケースしか書きませんでしたが、いろいろな企業で実際に成果は出始めております。

プラス、このメッセージ配信は不必要だったなと思う方が減り、店舗のイメージがダウンすることも減ったと思います。

セグメントして配信することが重要です。野尻もサポートやコンサルティングしますので、ぜひ色々と戦略や企画を見直す いいきっかけにしていただければと思います。

課金対象となるメッセージについて下記の表をご覧ください。

引用:LINE for Businessより

課金対象としてカウントされるメッセージは決まっています。とくにメッセージング APIを利用されている方は、ご自分が多用している配信方法が、Messaging APIの「PushAPI」なのか、「Reply API」なのかは、今すぐに確認いただければと思います。

ここに関しては、各企業の事情や個別なところが多いので、野尻まで相談いただければと思います。

・最後に

LINEさんからのお知らせには、こうも書かれています。

引用:LINE for Businessより

今後がさらに楽しみですね。私も、「個人的にアンケート結果とユーザーデータの紐付けによる、より高度なメッセージ配信」というのがすごく気になり、今から楽しみです。
 
あと、話は変わりますが、たくさんの方が誤解されているので、ここに書き記します。プランを変更した際の日割り適用に関してですが、皆さんご理解されていると思いますが、
 
改定は、2023年の6月からでなく、2023年の2月1日からです。
 
新プランと同時と思っていた方、ぶぶーです。もう一度、LINEさんから配信されている、お知らせをこの機会によく読んで今後の戦略を立てましょう!

最後に、(本当に最後です)「LINE Frontliner」は、LINEへの高い知識レベルと豊富な経験を備えたLINEの認定講師です。日本国内に9名しか存在しません。
 
私たち、LINE Frontlinerには、LINE社と共に第一線でマーケットを作っていく役割・使命があります。
 
何でも相談に乗りますし、皆様がLINE公式アカウント・LINE広告を有効活用し、企業がより利益体質になれるようにサポートさせて頂きます。
 
LINE Frontliner野尻猛のLINE公式アカウント( https://lin.ee/XuH2sY0 )から、どしどしご相談ください。
 
ぜひ皆様の1歩をお待ちしております。


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