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PDCAは「CACPD」へ。チェックから始まる施策実施。

みなさん、こんにちは。LINE Frontlinerのクラハシミカです。

◯PDCAから「CACPD」へ 施策実施後に大事なこと

多くの企業で施策効率のアップためABテストなど、テストを繰り返すということが注目されてきました。特にデジタル領域であれば、即座に数値が反映され、「高速PDCA」を回すことが可能になりました。

P(PLAN:計画)→D(DO:実行)→C(CHECK:チェック)→A(ACTION:アクション)

の順番で回すことが大事だと言われますが、一度実施した後は、実はCとAの繰り返しになります。
チェックとチェック改善のアクションを繰り返し、施策の精度を高めていきます。しかしながら、あまりにも効率が改善しないなど、施策自体の振り返りが必要となるケースもあるため、その場合はプランに立ち返ることも必要となってきます。アクションからチェックに戻り、何度かアクションを繰り返した後に、チェックを行って、プランに戻るかアクションを繰り返すかの判断をするのです。
つまり「C(チェック)」というのは施策成功のためには非常に重要なキーファクターになりえます。


◯分析できるデータが十分に確保されているか確認してみよう

チェックが大事であることは前述の通りですが、チェックのために必要なのはなんといっても「データ」です。分析しようにも、そもそもデータが取れていなかった!とならないためにも、計画段階でどのような検証をするのか、データはどう取得するかなどを決めておく必要があります。WEBサイトであればアクセス解析、アプリであればアプリ解析ツールなど様々な分析ツールも増えてきています。アクセス解析ツールの中にも、流入に特化しているもの、導線に特化しているもの、もしくはページ内の閲覧状況(ヒートマップなど)に特化しているものなど、それぞれの得意機能が分かれていることが多くあります。どういったデータを取得し分析に活用したいかを事前に決めて、ツールを探してみるのがよいかと思います。

◯LINE公式アカウント運営におけるC(チェック)はどう行うのか

LINE公式アカウントを運営する場合に、活躍するのが「分析機能」です。ダッシュボードでは主要なデータ(メッセージ/友だち/チャット)の概要を確認することができ、現状をひと目で確認することが可能です。

例えば、友だち数は重要な指標ですが、伸ばしていくためにも友だちの追加数だけでなく、ブロック数の推移、また追加経路や属性情報などが確認できます。集客の方法として施策が正しく行われているかを確認するためにも、友だち分析は定期的にウォッチしておくべきでしょう。
私がよく確認する項目は「メッセージ配信」です。LINEの場合、最大3吹き出しで1メッセージとして送ることができます。そのメッセージ単位で分析ができる点も非常によくできています。1メッセージの配信人数から、開封数・クリック数・動画再生開始/完了ユーザー数など細かに確認をすることができます。

分析をアクションに活かす方法として、全体に送る前に10%程度のユーザーからメッセージを2種類作成し、配信テストを行い、より効果が出たメッセージを残り全体に配信をするなどを行うことができます。
また、メッセージのステップ配信は条件にあうユーザーに段階的にメッセージを自動的に送ることができる機能ですが、この機能を活用することでCRM強化に役に立ちます。自動的に配信されるステップ配信からのアクション発生数の確認をすることもできます。どういうユーザーにどういったメッセージを配信すべきかを設計し、分析しながら最適解を見つけていくことがCRMの要です。ぜひ分析機能を活用してみてください。

◯LINEミニアプリもチェックが大事

LINEミニアプリを活用するお客様も増えてきました。LINEミニアプリでは、例えば、美容室の予約や飲食店でのモバイルオーダーなど身近な存在になりつつあります。LINEミニアプリは、使いなれたインターフェースでの操作性の高さや別のアプリをダウンロードしなくても良いという利便性の高さなど、多数のメリットがあります。さらに、オリジナルアプリを開発するよりも比較的低コストで開発が可能です。今後もますますLINEミニアプリを活用する企業は増えてくると思われます。
そして、LINE内分析と同様に、LINEミニアプリも分析をすることが大事になってきます。LINEミニアプリ内にタグを埋め込み、各アクションに対する計測をできるようにしておくと、アプリ内の動きを分析することができ、アクションに活かすことが可能になります。設計段階から分析を前提とした作りにしておくことをおすすめします。

◯待望の新分析機能「あいさつメッセージ分析」

LINE公式アカウントに友だち追加した際に自動的に配信される「あいさつメッセージ」。このあいさつメッセージに分析できる機能が追加されました!

LINE社制作資料より

あいさつメッセージは、最初の接点ですので開封される可能性が非常に高く、また6日以内開封率が高いため、効果的なレスポンスが望めます。さらに、このあいさつメッセージは無料で設定ができるので、活用しない手はないですよね。
あいさつメッセージでは、テキストだけでなく、リッチメッセージやカードタイプメッセージ、クーポンフォーマットなども可能です。あいさつメッセージにURLを設置することで、全体のコンバージョンの15%があいさつメッセージになったという事例もあるようです。

LINE社制作資料より
LINE社制作資料より

分析機能を活用しながら、よりよい「CACPD」を回していきましょう。


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