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【西武・そごう】LINE公式アカウント友だち2.5万人増!ユーザ獲得から来店促進を狙うSNSキャンペーン事例

みなさん、こんにちは!LINE Frontlinerの亀井昭宏です。

今回は「LINE公式アカウントを活用した店舗での事例」で実際に実行された西武・そごうでの事例についてお話したいと思います。

■この事例で理解しておかなければいけない3つのポイント

この事例を理解してかつ同様の内容を実行するには、まず、以下の3つのポイントの理解とそれぞれの基本的知識が必要です。

1.各種SNSアカウントとの連動と活用
今回の事例ではX(旧twitter)との連携で、お互いの特性を利用した展開をしています。

2.LINEログインの理解と活用
今回の活用パターンとしては、LINEアカウントを使ったソーシャルログインサービスで後にユーザから取得する様々なアンケート情報を紐づけやすくするためです。
LINEログインの概要 引用:LINE Developersより

3.取得した情報を活用したセグメント配信
3rdPartyツールを利用しアンケート等での友だちから情報取得を行い、その情報を活用したセグメント配信をすることでメッセージ開封やタップなどの反応率を高められます。

この詳細は後ほどお話しますが、まずは私が考える基本思考から説明します。

■量と質を確保する2つの思考

LINE公式アカウントを活用した施策を実行する際、私は基本的に以下の2つのシンプルな考えが存在すると考えています。

1:できるだけ多くのユーザにアプローチする「量」を確保する施策

2:獲得したターゲットへの配信メッセージの反応率や継続率も高める「質」を確保する施策

■キャンペーン詳細内容

今回の事例は、2022年4月5日~5月8日に実施された「母の日企画」での例でX(旧Twitter)とLINE公式アカウントのダブルチャンスキャンペーンを展開しています。

ここから、冒頭で触れた3つの活用ポイントの1と2について説明をします。

1.各種SNSアカウントとの連動と活用

今回以下の2つをうまくかけ合わせ効果の最大化を狙っています。

・Xの活用ポイント:
拡散性が高いと言われるX。Xのリポスト機能によってキャンペーンに参加しやすく、また発信した情報をユーザが拡散することを期待。

・LINE公式アカウントの活用ポイント:
LINE公式アカウントはその利用者数の多さとセグメント配信等のグループごとの最適コミュニケーションができる点に注目。

2.LINEログインの理解と活用

LINEログインを活用することで、ログイン後に回答してもらったアンケートをキャンペーン全体で活用できることが可能です。ただ、LINE公式アカウントの中だけで完結するのではなく、他SNSアカウントとも紐づけて1ユーザの情報として把握することがポイントとなります。

通常、企業はXのキャンペーン投稿に接触した人がどのような人なのかを明確に把握することはできません。しかも単純に「アンケートに答えてください」とお願いしても、回答してくれる人は少ない可能性が高いです。特典付のSNSキャンペーンを実施することで、アンケートに回答したくなる仕組みを作り、投稿を見た人の属性が容易に判別できるようにしています。

■「量の確保施策」での実施効果

X(旧twitter)のアカウントをフォロー、該当投稿をリツイートしていただいた人にコンパクトホットプレートが抽選で当たる初期キャンペーンを行い、参加者2万8,000名(うち新規フォロワー数は1.6万人)を獲得。
さらに、最初の抽選に外れた人の中からLINE公式アカウントを友だち追加してくださった人に、そごう・西武のオンラインストアで使用できるクーポン500円分が当たるセカンドチャンスも用意。結果として、LINE公式アカウントの友だち2万5,000名の獲得。

■さらなる施策ポイント:2つの施策の連動

3rdPartyツールでのアンケート機能を使って属性やユーザの要望希望を取得し、その情報をもとにセグメント配信することで適切な人に適切なタイミングで情報を届けられるようになります。
例えば、今後求める情報や配信希望曜日・時間をアンケートで確認しその情報をもとにセグメント配信することでブロックの抑止や開封率の改善にも繋がります。

実際、西武・そごう店舗でのメッセージの開封率がセグメント配信により約20%程度上昇したという実績もでており、こうした反応率の向上は来店促進にも有効だと考えています。

今回は、その後のセグメント配信まではご紹介しませんでしたが、施策全体で1つにつなげ前半でキャンペーン展開からフォロワーやLINE公式アカウントの友だち追加でユーザを確保し継続接点をつくりつつ、その後セグメント配信で反応率や次の行動喚起につなげることが可能です。
ただし、これらの2つ(量と質)を同時に獲得することは難易度が高いため、順をおって設計・対応することが望ましいと考えています。

今回は、事例としてLINE公式アカウントだけではなく他のSNSアカウントとの連動、3rdPartyツールの活用のお話でしたがいかがでしたでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も、自身の活動の中でLINEを活用して得られた情報を発信できるようにしていきたいとおもいます!

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