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なかなか踏み込めない「ステップ配信」 まずはここからスタート!簡単なシンプルで簡単なシナリオで効果を実感

みなさん、こんにちは!LINE Frontlinerの亀井昭宏です。

スタディプラスという会社で、大学向けにデジタルマーケティングサービスの提案や運用、プロデュースを行っています。

これまで2回記事を書かせていただいていますが、いずれもLINE公式アカウントの基本機能にフォーカスした内容となっていました。

■LINE公式アカウントの”顔”。今更ながら、まだまだ使いきれていない?!活用必須の「リッチメニュー」を改めて深堀りしてみます!

■特別なツールを活用せず無料でできる、LINE公式アカウントでの超簡単アンケート調査!ココがポイント⇒その回答内容に基づいたメッセージ配信も可能!

今回は少し応用編をテーマとして「ステップ配信」を選んでみました。おもしろそうだし、気にはなるけど「少し難しそう」「手間がかかりそう」など、気軽に「取り組みにくい感」があると思います。
そんな皆さんに、そこまで手間もかからず、サクッと実行できる「ステップ配信」をご紹介します。

以下公式の說明となりますが、基本的な概要・機能・管理画面操作の說明は以下から確認してください。

■ステップ配信とは(※公式アカウント管理画面説明文より)
友だち追加したユーザーに対して、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できる機能です。
友だち追加した経路に応じて、追加してからの日数やユーザーの属性情報にあわせてメッセージ配信を設定しておくことができます。

配信効果と事例

最初にまず事例をおみせします。
この事例では以下のようなステップシナリオで限定ユーザーに特定の情報を配信していきました。ある期間での特定の友だち追加経路からの登録→特別情報Aのメッセージ配信→クリック→特別情報Bの追加メッセージ配信という流れです。

スタディプラス社作成

結果は以下となります。この公式アカウントの通常のメッセージ配信の平均クリック率は18%程度なので、特別情報Aは約1.33倍のクリック率アップ、特別情報Bについては約2.47倍のクリック率アップとなりました。

スタディプラス社実績

ただ、これだとクリック率は上昇しても、クリック数は目減りしています。この点をおさえつつ、次にステップ配信を活用するメリットをお伝えします。

ステップ配信を活用するメリット

ステップ配信活用のメリットは、ズバリ「ユーザーの発見と育成」にあります。上記のように反応ある人にさらなる特別情報をおくれば反応率はたかくなるのですが、これはその情報に反応する人を「発見」できたということになります。さらには、特定情報に反応しているので、継続購入や高単価になり得るユーザー(顧客など)の可能性も高いと言えます。LINE公式アカウントの友だちの把握できないもので一番やっかいなのは、「意欲」や「熱量」が見えにくい点です。ステップ配信活用では、今後の優良ユーザー(顧客など)やそれになり得る人を発見し、継続して特別情報を配信していくことで「意欲」や「熱量」を向上さえることに注力すべきです。

配信していくメッセージや接触コンテンツについては以下の図を参考に、皆さんの業種や提供サービス、公式アカウントを考慮して考えてみてください。


スタディプラス社作成

陥りやすいポイントと成功のヒント

ステップ配信を活用時に陥りやすいポイントと成功のヒントをお伝えします。
まず、陥りやすいポイントを2つお伝えします。

<陥りやすいポイント>

1:ステップ配信のシナリオを複雑にしすぎ
一番よくあるのがこれです。分岐の階層を深くしすぎたり、分岐をたくさんつくりすぎたり、複雑にしすぎていますことがよくあります。これは、アイデア次第でいらでもつくれてしまうのと、作ること自体が目的になってしまうことが要因です。複雑にしすぎると母数はどんどん小さくなっていきますし、効果分析をするのも大変です。なにが良くて何が悪かったのかもよくわからなくなってしまいます。
最初は、シンプルで小さなシナリオで十分で、それでも効果をある程度実感できると思います。

2:次の起点となるアクションを明確にしていない
条件設定から特別情報などを配信して反応してもらっても、そこからメッセージを見せるだけ、ウェブページに誘導するだけになっては意味がありません。次のステップに進んでもらうためのアクションを設定すべきです。具体的には、会員登録や資料請求、お試しプランへの申込みなど最終ゴール手前の重要アクションが推奨となります。当然、すぐに最終ゴールである購入ページなどに誘導しても良いと思いますが、これは日々の修正や変更などしながら効果最大化のバランスをみて調整になると思うので、いろいろチャレンジしてみてください。

次に、成功のヒントをお伝えしますが、これは前述した条件分岐することで反応する母数はどんどん少なくなっていくことへの対策にもなりますので、意識してもらったほうが良いと思います。

<成功のヒント>

継続や高単価購入ユーザー(顧客など)につながる人をみつけられていくと、やはり数は少なくなっていって、ターゲットが枯渇するという話をよくききます。現にそういった状況になりますが、継続して高意欲者として蓄積し全体のデータベースとして分類管理することで今後により良く活用できるようになります。

スタディプラス社作成

※配信からアクションを得られたら、「クリックしたクリックユーザー」「クリックを除くユーザー」「クリックした内容ごとのユーザー」でクリックオーディエンスを作成できるようになります。その際、以下の3つの注意をすることが必要です。

・オーディエンスサイズ(ユーザー数)は50以上必要
・クリックユーザーを作成できるのは過去60日間のメッセージから
・作成したクリックオーディエンスが配信に利用できるのは180日

ステップ配信も便利に活用できますが、通常メッセージ配信が基本

当然ですが、ステップ配信だけでは公式アカウントのコミュニケーションは成り立ちません。全体にむけた通常のリッチメッセージなどの配信でしっかりと情報を届けその状況を分析し今後の活かすことが基本となります。それに加えてステップ配信を活用することでさらなる効果が見込めると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も、私が実際に提案したり活用して得られた情報を引き続き提供できるようにしていきたいとおもいます!

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