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プレースメント指定「すげえっすねえ」と言いてぇ!

皆さんこんにちは!

株式会社オプト アカウントプランナー 兼 株式会社アッカーマン代表の野嶋友博です。

LINE Frontlinerとして、これまでLINE広告に関する記事を数本執筆しています。

今回は、LINE広告に新しく実装された新機能「プレースメント機能」について解説します。

1. LINE広告における配信面の変化と歴史

2016年に、広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」がリリースされましたが、当初、広告の配信面はLINEタイムライン(現:LINE VOOM)のみでした。

そこから約1~2年間に、LINE NEWSやLINEマンガ上でも広告を配信できるようになり、2020年には、ユーザーの目に触れやすいLINEのトークリストの最上部にも広告を配信できるようになりました。配信面が増えたことにより、ユーザーとのコミュニケーションツールの一つとして、LINE広告の導入を検討する企業も増えています。

かつては、LINE NEWSやLINEマンガなど、特定の「LINE」関連サービスを利用しているユーザーへの広告配信が中心でしたが、LINEのトークリストへの広告配信ができるようになったことにより、LINEを利用する国内の月間ユーザー数9,600万人(2023年12月時点)に対し、広告を通して、情報を届けることができるようになりました。

LINE広告に広告を出稿する企業が増え続けているのは、こうしたメディア側のアップデートが繰り返されていることが大きいと考えます。

2.広告の配信面の拡大によって生じた配信上の問題点

ただ、このような広告の配信面の拡大は、広告を通じてアプローチできるユーザーを増やせる一方で、留意しておかなければならない点もでてきました。

配信面=LINEや関連のサービスごとで、ユーザーの利用態度は異なります。例えば、LINEのトークリストであれば、友人や家族とのコミュニケーションを行い、LINE NEWSであれば、経済やエンタメ、スポーツなど幅広いジャンルの情報収集を行う中で広告に接触する形となります。

このように、LINEや関連のサービスを利用するユーザーにおいても、複数の利用態度・心理状態があります。
これまでのLINE広告は、一つの広告クリエイティブを入稿すると、LINEのトークリスト、LINE NEWS、LINE VOOMなど、あらゆる配信面に対して広告が配信される仕様でした。

この背景には、全ての配信面への配信機会を設けることで、結果として、幅広いユーザーにアプローチし、そのなかから広告の関心度合いが高いユーザーを選定することで、入札の自動最適化の精度が向上し、広告効果が高まるという考え方がありました。

しかし上述のとおり配信面ごとに掲載クリエイティブのサイズやユーザーの利用態度が異なることを踏まえると、時にはユーザーファーストではない広告が表示されてしまう可能性がありました。

例えば、商品の効能や効果を詳細に訴求したい際に使われる、画像内に長文を記載しサービスの情報を訴求するクリエイティブが、LINEのトークリストの配信面に掲載された場合、ユーザーにとっては視認性が悪く、目にとまりにくい広告になってしまい、それに伴ってクリック率も低くなることが想定されます。

3.プレースメント機能の登場とその効果

このような配信面における問題点を解決するため、2024年3月にリリースされたのが、プレースメント機能です。
この機能は、LINEのトークリスト、 LINE NEWSなどの配信面単位で広告の配信先を設定したい場合に、広告グループごとに配信面を設定し、広告を配信することができます。

※画像は「https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/202403/」より引用

例えば、LINEのトークリストの配信面は小さな枠となるため、文字量が少なく、一目でサービスが伝わるような視覚的な表現のバナーを設定し、LINE VOOMでは、スマートフォンの画面にフィットする9:16サイズかつ、一般のユーザーが作成したような表現のUGC(User Generated Contentの略称)風のクリエイティブを作成・配信するなど、配信面×クリエイティブのバリエーションが検討できるようになりました。

また、配信面ごとに利用者の属性も異なるため、サービスや商材の特性によっては、特定の配信面を選択し広告を配信することで、情報が欲しいと感じているユーザーに情報を届けることができるため、広告効率を高めるうえでも有効な機能です。

▼特定の配信面を選択することによる改善実績

※弊社配信実績

これまでLINE広告を配信しても、なかなか成果につながらなかった方も、プレースメント機能を活用し、サービスや商材の特性にあわせて配信先を設定した広告配信にチャレンジすることで、これまでとは全く違った成果を期待できるかもしれません。

今回は以上です。


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