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井の中の蛙大海を知る ~野辺山ウルトラマラソン結果報告~


みなさん、こんにちは!久しぶりの志方です。


しばらく僕が更新していない期間の5月に野辺山ウルトラマラソンに出場してきました。


結果は
8時間31分31秒 7位


入賞は6位までなので、その次点の7位と取ってはいけない順位でした。

タイムも過去2回出場した中で一番悪いタイムとなりました。


野辺山は、僕の地元ということもあり、毎年出場することにしているのですが、今回の大会に関してはいろいろな事情もあり、万全な状態での出場は敵いませんでした。


そのあたりも含めて、今回のレースの感想を書いていきたいと思います。


レース直前でハムストリングスのケガ


3月の東京マラソンにも出場していて、そのレース後に休養期間を設けて、休養期間が空けていよいよウルトラマラソンに向けて練習を開始しようとしました。


ウルトラマラソンに向けて身体を作ろうとした矢先、高熱が出て2日ほどダウン。その後、1週間ほどは体力回復を優先した生活となり、1週間遅れることになりました。


元々、東京マラソンまでフルマラソンに全力を注いでいたので、40km以上を走る身体にはしていなくて、大会後の約2ヵ月の間に100kmを走る身体にするのですが、休養期間、調整期間等を考慮すると実質、1ヵ月の中で作り上げなければいけません。


だから、4月に入ってからは毎週のように50km、60km、70km、80kmと超ロング走を実施して、走るのが嫌になりました(笑)


そんな気持ちの中、身体と気持ちを切り替えるため、400mのインターバルをしようと1本目を走っているときに右ハムストリングスに痛みが走り、走るのを辞めました。


痛くなってすぐ辞めたので、ひどいケガになりませんでしたが、レースまでは痛みが出ないようにおそるおそる走る感じになりました。


レース前に少し肺に刺激を与えようと、20kmを4分ペースで走ろうとしましたが、きつすぎて16kmで終わりました。

レース中感じ続けた、いつもと違うという思い


レース当日は、前年とは違って気温が低くタイム、完走を目指す人たちにとっては絶好の条件の中、レースがはじまりました。


気温が低いこともあり、スタート直後から飛ばしまくる人が続出、僕も過去2回の時よりも速いペースで走りだしました。


異変を感じたのは、上りがはじまる7kmあたりのところからで、僕は上りが得意なので、特に前半の上りは何も感じることなく上っていけるのですが、今年に関しては、最初からきつい、全然前の人たちを抜いていけない。


本来であれば、ここで大きなアドバンテージを取れるところが、あまり取れていないという、レース前のケガによる練習不足の影響が出てきてしまいました。


さらに25km過ぎたあたりから、もうすでに足に疲労を感じていて、ダルい感じがありました。


昨年の大会では、本当にしんどいところは馬越峠の上りの途中と最後の5kmだけだったので、そこと比べるとかなり早い段階でのしんどさを感じることになり、完走もできるのか?という不安な思いになりました。


40kmを行くころには、前太ももが筋肉痛のような痛みが出ていて最後まで持つのかさらに不安になりました。


55kmを過ぎたあたりから、両内転筋が攣りそうになりその後もずっとその攣りそうな状態の中、走ることになりました。


ずーっとレースの早い段階から、"おかしい、おかしい、いつもと違う"とレース前のケガを考慮しても過去2回と全然違う状態に厳しい感情がありました。


なんとかまとめた後半戦


それまでの悪状況の中、気持ちを切り替えて、60km以降は、順位は考えずに完走することだけを考えるようにしました。タイムは意識せずに距離を積み重ねていくことだけを考えて走りました。


野辺山の最大の難所である、馬越峠を過去最高に苦しみながら過去最低のラップを記録しながらも、順位を下げることなく乗り切りました。


その後の20kmは、前年のレースとほぼ同じタイムで駆け抜けて7位でフィニッシュ。


上には上がいる


過去2回の大会では、僕は2年とも2位と好成績をマークしていました。タイムは初出場時は8時間19分39秒、2年目は8時間15分15秒でした。


その2回とも、優勝者とは1分以内との差での2位でした。

今大会の優勝者は、過去2回の優勝タイムを大きく上回っていて、8時間を切る7時間58分台での優勝でした。


僕自身、どう考えても8時間を切るイメージが沸かず、8時間を切ることはとても状態が良くないとできない、100kmのレースにすべてをかけるぐらいじゃないと達成できないと思っていました。


それを今回、同じレースを走っていた方が8時間切りで優勝。2年連続で2位だった自分は、野辺山だったら闘えると思っていましたが、ウルトラマラソンの世界の広さを思い知らされました。


仮に、ケガがなかったとしても優勝するのは無理だったと思うので、どの世界にも上には上がいることだということです。


ウルトラにはウルトラの練習


井の中の蛙

今回のレースは20km以降のほとんどをキツイ中で走ることになりましたが、なんとか一桁の順位でゴールすることができました。


昨年まで2年連続2位ときていたので、今年こそはという思いがありましたが、ケガをキッカケにその思いも小さくなりました。


出場するのかどうかとぐらいまで考えていて、足の状態からも完走できるのかという感じでした。


そうなってしまったのも、ウルトラマラソンというレースが過酷というのはあるんですが、練習があまりにも単調というかバリエーションが少ないというのが一つ問題だったと思います。


ウルトラマラソンの練習期間になると、先にも書いた通り、とにかく距離を長く走る練習ばかりになります。


その練習をすると1日が潰れるし、練習の後半では身体もフラフラになりながら走ることになるので、やる前から嫌だなと思いながら走ることになります。


そういった練習を1ヵ月に詰め込むわけなんで、走ることに対して後ろ向きになるし、疲労も溜まって嫌になるしで、この練習方法ではだめだなと今回思いました。


走るとしたらもう少し準備期間を設けて、長く走る練習としては別の大会に出場するなどして、飽きがこないように工夫したいと思います。


でも、もうウルトラマラソンは走りたくないです(笑)。



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