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人生観について

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仕事とは、働くとは、生きるとは、自分なりに思うところについて言語化してみてます。
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#事業承継

老舗缶屋が世界を変える日を夢見て

note初投稿です。 元金融マンの僕が一念発起して実家の缶屋で事業承継を開始して1年ほど経つので、ここで改めて何をやってきたか棚卸をしつつ、自分の想いをつらつら書いていきたいと思います。 家業に入る前の経緯についてはグラフトプレナーの出川光さんが素晴らしい記事を纏めてくださったのでそちらをご覧いただけましたら幸甚です。 工場で1年間下積みをするつもりがいきなり計画変更 「全く畑違いの製造業に入るからにはまずは現場だろう」 という考えもあり、以下のようなスケジュールを立

前例踏襲という怠慢

「うちの会社は何で給料あがらないんですか?」 これは僕が去年の4月に親の会社に帰ってきた際に、社員の1人から言われた言葉です。詳しく話を聞いてみると、勤続してかなり長いのに、給料は上がるどころか下がっていて不満がある、とのことでした。 というわけで、ややプリミティブな話ではありますが、今回はなぜいつも通りの仕事をしているのに給料が上がらないのか、ということについて整理してみたいと思います。 現状維持は衰退 まず大前提として、今の時代はモノを作るという”作業”自体には大

いつかまたコービーブライアントに会えるその日まで

僕の人生の師は、2020年1月26日にヘリコプター事故で死んだ。僕はちょうど新しい職に就く前のモラトリアムを利用して、南極へ向かっているところだった。人生をかけた旅に出て夢を叶えること、その素晴らしさを教えてくれたコービーにその想いを伝えるべく、スーツケースに彼のユニフォームを詰め込んでいたあの日の高揚感は今でも忘れられない。南極でコービーのユニフォームを掲げて、彼に想いを伝えるんだと意気込んでいた。 訃報を聞いたのは、まさにその夢が叶わんとする前日のことだった。子供のころ

人の心を動かすのは夢の解像度の高さ

先日のプレスリリースアワードの受賞についての記事を意気揚々書こうと思っていましたが、自分は大して広報についての知識も無く、今回のアワード受賞もビギナーズラック的な要素が強かったと思うので、そんな自画自賛の武勇伝書いてもしょうがないなあと。とはいえせっかくのターニングポイントではあると思うので、今回の受賞の過程で気付いた自分たちの変化についてPRの話も入れつつちょっと別の視点からの記事を書いてみようと思います。 広報活動を通じた社内の変化2年前まで、弊社の雰囲気はお世辞にも明