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人生観について

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仕事とは、働くとは、生きるとは、自分なりに思うところについて言語化してみてます。
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#側島製罐

「事務所の人間は現場に出て手伝うのが偉い」という空気は会社を衰退させる

先にエクスキューズしておくと、僕は会社で製造現場にも出ていなければ営業にも出ていない立場であり、今後そのいずれにも身を置いて理解を深めていく必要性は心の底から感じています。それでも、今後自分が会社を改革する中で誤解がないように、そしてこの記事が同様の悩みを抱える方の溜飲を下げる一助になれば幸いです。 役職や立場は役割分担のためにある まずタイトルの”「事務所の人間は現場に出て手伝うのが偉い」という空気”について考えてみたいと思います。 結論から言うと、個人的にはこれは経

前例踏襲という怠慢

「うちの会社は何で給料あがらないんですか?」 これは僕が去年の4月に親の会社に帰ってきた際に、社員の1人から言われた言葉です。詳しく話を聞いてみると、勤続してかなり長いのに、給料は上がるどころか下がっていて不満がある、とのことでした。 というわけで、ややプリミティブな話ではありますが、今回はなぜいつも通りの仕事をしているのに給料が上がらないのか、ということについて整理してみたいと思います。 現状維持は衰退 まず大前提として、今の時代はモノを作るという”作業”自体には大

「自分で可能性にキャップをするな」という教え

最近同僚と話している中で、自分の視点が大きく変わった話をしたので、改めてまとめてみたいと思います。 タイトルは、僕が過去に先輩から頂いた言葉で、僕がこれまでのキャリアでずっと大事にしてきたものです。今回は至らなかった自分の過去について赤裸々に話すとともに、この言葉の意味の重要性について書いてみます。 金融のプロとして最低だった自分に気付いた瞬間この言葉を先輩からもらった当時、僕は日本政策金融公庫の浜松支店から千葉支店に転勤してきたばかりでした。営業担当として配属され、まず

「働く幸せとは何か」という問い

今回は2021年の総括記事です。 2021年もあっという間に終わってしまいました。予定では2年目にはインフラ整備を完全に終わらせて3年目はいよいよ代表者交代に向けての準備期間と思っていましたが、一朝一夕にはいかずというところです。 とはいえ、今年も去年以上に挑戦を続けてきました。艱難辛苦の日々も振り返ってみれば良い思い出で、会社も自分も一年前と比べたら大きく変わることができたと思っています。 今回は総括記事としつつも、タイトルの通り「幸せに働くとはどういうことなのか」と

人の心を動かすのは夢の解像度の高さ

先日のプレスリリースアワードの受賞についての記事を意気揚々書こうと思っていましたが、自分は大して広報についての知識も無く、今回のアワード受賞もビギナーズラック的な要素が強かったと思うので、そんな自画自賛の武勇伝書いてもしょうがないなあと。とはいえせっかくのターニングポイントではあると思うので、今回の受賞の過程で気付いた自分たちの変化についてPRの話も入れつつちょっと別の視点からの記事を書いてみようと思います。 広報活動を通じた社内の変化2年前まで、弊社の雰囲気はお世辞にも明

僕の創造力を殺した折り紙のカメ

小学校の頃の事なんてほとんど覚えていないんですけど、最近なぜかよく思い出すことがあって、「ああ、これきっとトラウマだったんだな」と気付いたことがあります。僕はそのトラウマの影響で、他の人の目とかルールをすごく気にするようになり、尖ったところのない平均的な人間になったと思っています。自分語りの個人の感想なので恐縮ですが、自分が示唆深いなと気付くこともあったのでちょっと書き記してみます。 小学校の図画工作の授業で、”折り紙で動物をつくる”というテーマの回があったんですよね。先生