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インタビューのワークショップと、もう一つ|秋冬の4本

この秋から冬にひらくワークショップの申込み受け付けを始めます。3つの場所で「インタビューのワークショップ」を。あと久しぶりに「非構成的エンカウンターグループ」(後述)をひらきます。

インタビューのワークショップ
遠野  2023年9月30日〜10月4日 … 終了
安曇野 2023年10月16日〜20日 … 終了
清里  2023年12月26日〜30日 … 終了

非構成的エンカウンターグループ
安曇野 2023年10月12日〜15日 … 終了

インタビューのワークショップ

「インタビューのワークショップ」の副題に、最近「きく・はなす」という言葉を添えています。
このワークショップには、「わたしはひとの話をきけているのかな?」「もっときけるようになりたい」等の動機を手にした方々が集まる。「なんとなく(勘で)」という方もいる。職種・活動領域はさまざまです。

2022、遠野編より

プログラムが始まって二日目の頃、「きけていない…」と凹んでいる姿を見かけることがあります。けど、自分がきけているとかいないでなく、目の前のひとが「話せているかどうか」の方が大事なんじゃない?と思うんですよね。計測ポイントはそっちだと思う、と伝える。

きけていれば、「はなす」ことが可能になるはずだから。年々、私の中で「ひとにとって〝話す〟ってなんだろう?」という問いが大きくなってきました。呼吸と同じくらい日常的な「きく・はなす」体験の解像度を上げる、5日間の試みです。どうぞお集まりださい。


A)遠野編 2023年9月30日(土)〜10月4日(水)

クイーンズメドウ・カントリーハウス
定員:
7名
参加費:72,000円
宿泊費:82,000円
>お申込み|Googleフォーム


B)安曇野編 2023年10月16日(月)〜20日(金)

穂高養生園/新棟
定員:
7名
参加費:79,000円
宿泊費:80,000円(個室のみ)
>お申込み|Googleフォーム


C)清里編 2023年12月26日(火)〜30日(土)

清泉寮(キープ協会)
定員:
7名
参加費:77,000円
宿泊費:86,000円(個室は104,000円)
>お申込み|Googleフォーム


自分にとって、「きく」ことで豊かになるというのは、今この瞬間に集中できるからなんですよね。過去はもう変えられないし、未来はまだ手が届かないわけで、私たちが力を発揮できるのは「今」しかない。「今」により集中しやすくなるということが、「きく」を軸に置いたときのよさだと思います。

こちらが「きこう」とすれば、相手も手探りで、「なんだろう、なんだろう」ってしゃべりながら発見していく。こちらはそこに、くっついていく。同じ相手でも全部変化しているし、この時間も本当に一回しかない。そこに集中できると全部新鮮だし、生きている甲斐があるというか。豊かで鮮やかになりますよね。

2023年03月22日
インタビュアー:池田美砂子・工藤瑞穂さん

soar 記事|「きく」は、その人と一緒にする〝小さな冒険〟。より

非構成的エンカウンターグループ

説明の難しいワークショップです。難しいその説明が結構好きなんだな、と最近自覚しております。書いてみますね。

決まっているのはご飯の時間だけ。広めの部屋で、集まった人たちと輪になって座り、話したくなった人が話す(だけ)というワークショップです。…ワークショップなのかな? 

2014年の様子(休憩中ですね)

3泊4日のそれを、穂高養生園の「森の家」を借り切って久しぶりに実施します。私は5年ほど前まで10年間、年に一度、7泊8日の「非構成的エンカウンターグループ」を同じ森の家でひらいていました。その最後の年、安曇野へ向かう列車の中で書いたエッセイの末尾にはこんなふうに書いています。

テーマがないので、おのずと沈黙が多くなる。でも空虚ではない。言葉になる前のいろいろな感覚がみっしり含まれていて、その沈黙の中からあらわれる言葉には〝重さ〟がある。暗いとかネガティブという意味ではなくて、ちゃんと重さのある言葉が生まれやすくなるというか。そんな言葉と一人ひとりの存在感で8日間は構築されてゆく。

調味料も水も一切加えない野菜スープのよう。僕はその味わいが好きだ。でも今年でやめようと思う。あきた。(つづく)

びお/ぐるり雑考より

私の10年間の体験は、あきらかにいまの自分を支えています。数名の場でも、500名を前にしているときも。でも「あきた」と書き、以来ひらかずにいた「非構成的エンカウンターグループ」をまたやってみようと思った理由は、いくつかあります。

一つは「オープン・ダイアローグ」ですね。今年2月に世田谷区の生活工房で受講した斎藤 環さんのレクチャーが面白かった。頭と心がよく動いて、その様子は3本のツイートに残っている。(どれも長い連投。参考まで)
https://twitter.com/lwnish/status/1632607256494895104?s=20
https://twitter.com/lwnish/status/1634140130578513921?s=20
https://twitter.com/lwnish/status/1642088638656954368?s=20

彼の話をききながら、「ひとにとって〝話す〟ってなんだろう?」という昨今の関心が、またプックーッと膨らんだ。「オープン・ダイアローグ」をあまり知らなかった頃は「自助グループ的なもの?」と想像していたけど、違うとわかった。

輪になって座る形だけを見ると「非構成的エンカウンターグループ」も自助グループのように見えるかもしれない、けどそうではない。あらかじめテーマが設定されていないので。問いがあるわけでもないから「哲学対話」とも違う。では、どのように場が始まり、展開して、育ってゆくんでしょう。

一概に語るのは難しく、ファシリテーターによっても、集まる顔ぶれによっても、空間の影響によっても違うと思う。以前は大阪から橋本久仁彦さんを招き、自分はいちメンバーとして輪の中に座りながら「このファシリテーション、俺にはできないな──」と楽していたのですが、最近「できるかも」と思った。
ただし自信はないので、ひとまず3泊4日でひらきます。

「非構成的エンカウンターグループ/Basic Encounter group」は精神・心理療法ではなく、心理士の育成のためにカール・ロジャースが考案した手法です。今回も治療を目的としたものではありません。かつ、ファシリテーター養成やリーダーシップの育成といった目的もない。

ではなんのためにやるの? 参加するとなにが得られる? といった素朴な問いにこたえるのが難しいんですよね。「生きていることに目的はある?」と返すのは傲慢だと思うし。

十数年前の私が「非構成的エンカウンターグループ」に関心を持ったのは、30〜40代に参加したワークショップの数々で多くのファシリテーターが、「集まったみなさんと一緒につくります」とか「オープンエンドな場です」「あらかじめ用意されている答えや落とし所はありません」と言う。
けど、あきらかに誘導的だったり、巧妙にディレクションの効いている場が大半で、参加するたびに「これがワークショップ?」と不満をおぼえていたんですね。

その問いが、プールの底を蹴って水面にあがっていったのは、穂高の時間があったからです。気になる人、わからないものの心が動いた方は、どうぞお越しください。

D)非構成的エンカウンターグループ 2023年10月12日(木)〜15日(日)

穂高養生園/森の家
定員:
8名
参加費:58,000円
宿泊費:63,000円(個室は75,000円)
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