「この世界がゲームだと俺だけが知っている」
(※記事画像は気まぐれで設定しています)
導入
こんばんは。五味箱且狼です。
あと少しで誕生日なのですが、その前にテストがあります。憂鬱です。
機会
以前になろう小説を読むのが趣味だ。と公表したと思うのですがいい機会なので読書感想文みたいなことをしてみようと思います。
実は小・中学生、以来やったことがないので不安ですが、反響が楽しみです。
ネタバレ注意
※このエントリーには、ネタバレが含まれています。興味があるけどまだ読んでいないという人はまずは作品を読んでみましょう。
このエントリーでは、ネタバレをする前提で進みますが一応読んでいない人でもわかるように進めていくつもりです。
批評
タイトル
さて、今回はこの世界がゲームだと俺だけが知っているです。
結論
結論から言うと、ストーリーは面白いけどいまいち勿体ない展開だなと思いました。
伏線らしきものが最後に回収されていなかったり、重大な事が起こりそうだ……という場面で特に労せずに終わってしまったりというところが残念だなと思いました。
詳細
この話は、タイトルの通り偶然もとはゲームである世界に入り込んでしまった主人公とその従兄弟の話が書かれています。
ストーリーの展開上、仕方ないのですがその時々で起こることの粗方が主人公にはわかってしまうため、無双感があり、問題を解決するために奔走する……というのはあまりこの作品には望めません。
作者さんもそれを自覚したのか後半では労するようになりますが、もうちょっと比重を重くしても良かったんじゃないかと思います。
設定の問題もあります。
主人公は、物語の途中で猫耳が生えてしまいます。
それは、魔術ギルドの長が関係していて、儀式を完了すると猫耳が生えるようになるというものなんですが、最終的に主人公は現実世界に戻ります。
しかし、その際に生えた猫耳はそのままになっています。
この話では、主人公とその従兄弟。現実になったゲームの世界しか書かれていないのでそこまで気にならないかと思いますが、現実の人間はもちろん猫耳など生えていません……
そもそもこの主人公は大学生だ。という設定なので借りてる家はどうしているんだ。とか、大学はどうしているんだ。とか別のことも気になります。
伏線らしきものの回収もいまいちだったと思います。
一応、仲間のサザーンというキャラクターに貸したグローブが最終盤で重要なアイテムになるのでどうしても主人公が返して欲しがった。という伏線は回収しますが、それ以外にもえっ、これは回収しないの?と感じた伏線があったような気がします。
備考
ですが、無料で読める作品としてはかなりの完成度だと思いますし、土曜日18時からやっているアニメみたいに若干のフィクションが混じっている。と考えたらそこまで気になるものでもないかと思いました。
ただ、全体的に話数が少ないのでもうちょっと広げても良かったとは思います。
とはいえ、僕は長編の小説を書いたことがないので、そこに異論を申し立てるのはお門違いだと思うのでここまでにしておきます。
話数が少ないというのは捉えようによってはそこまで気負いせずに読めるということでもあると思います。
下手に風呂敷を広げすぎて収集が付かなくなるよりも短く終わらせることにしたんだろうと納得し、今回はここで終わります。
終わりに
如何でしたでしょうか。言い訳になってしまいますが、読了してから時間が経ってしまったのでレビューとしては微妙な出来になってしまいました。
次、また同じようなことをする機会があればメモでも取っておこうかと思います。
では、また。さようなら。
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