雑に扱われないか心配!!友達はできるのか…ドキドキの慣らし保育「泣いても大丈夫」はホント?
最近自分が書きたい記事を書いてくか
求められている記事を書くか…
悩みに悩み、記事の執筆が完全に止まっていた。
そんな中フォロワーさんからとあるコメントが。
保育士さんから慣らし保育は「泣いても大丈夫」と言われたのですが本当ですか?
ということで早速、保育士であり一児の母をしております来栖が答えさせていただきます。
(記事のネタ提供誠にありがとうございます。)
忙しい方向けに結論からお話します。
泣いても大丈夫です!!!!
なんだ良かった……
そう思われたかもいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
それでは、その理由をお伝えします。
理由1:大丈夫じゃないから大丈夫
……???なんですかそれは!!笑
そうなんですよ。大丈夫じゃないんですよ。
特に赤ちゃんクラスはカオスですね。
泣き泣きの大合唱。
一日、廊下中に鳴き声が響き渡っています。
初めての場所、人に驚きの連続ですね。
大人はもちろんのこと他のクラスのお兄さん
お姉さんも沢山居ます。
そして初めての保育室に園庭、給食、お昼寝…
やることが盛り沢山。お迎えの頃には
泣き疲れてぐったりなんてこともしばしば。
しかし、大丈夫です。
保育士(特に0歳児クラスの担任)は
慣れていますし、ある程度の覚悟を持って
4月を迎えています。
私たち保育士はよくいいます。
「とりあえず4月はしょうがない」
良くも悪くも諦めていますので
安心して預けてください。笑
保育の仕事は子供たちをお預かりする以外にも
事務仕事(保育計画を立てたり制作の準備)が
ありますが、4月はかなりハードモードです。
事務仕事はお昼寝の時間にやることが多いですが4月は泣いている子がほとんどですので、そんな時間も余裕もありませんが、保育を第一優先にして怪我のないようにと注意しています。
なれない園庭や保育室で転倒はもちろん、友達に手が出やすい0歳児です。慣れない環境でストレスも多いのでさらに手が出ます。
カオスの0歳児慣らし保育ですか「生きて怪我のないように親御さんの元にお返しする」
これだけできてれば4月は上出来だと思って保育士も過ごしているので、皆そんなもんなんだと安心して預けていただければと思います笑
もちろん、0歳児さん以外でも泣いてしまうお子さんも沢山居ますが同じく保育士は最初泣くのは「当たり前」だと思っていますので大丈夫です。
理由2:本当に大丈夫だから
こちらは途中入園(0歳児以外のお子さん)の慣らし保育に多いです。
全員が初顔合わせの0歳児と違って、周りのお子さんがほとんど在園児の場合は、ある程度生活の流れやリズムが出来ています。そこに入るイメージなので、比較的皆と同じような流れを見ればスムーズに入り込めます。
そしてありがちなのが、家では全く食べない・寝ないのに給食を完食。お昼寝もバッチリ!というタイプです。
しかし、このケースは慣らし保育限定の
場合があります!
どういうことか??
緊張と皆やってるから私(僕)もやらなくては……と猫かぶりが発動していると起こりやすいです。
そのため緊張が切れるとどうなるか。
突然糸が切れたように泣いたり
給食を残し始めます。
しかし大丈夫です。
保育士はその瞬間を待っています。
ずっと頑張り続けると疲れてしまいますし、
気持ちもいっぱいになってしまいます。
泣くということは慣れてきて泣いても大丈夫と
安心した証拠です。
最初の5日間はお利口だったのに急に6日目から泣き始めた。お友達に嫌なことされたのかしら?
上手くやれてないんじゃないか……
と心配になる親御さんもいらっしゃるかと思いますが、実は逆なんです。
慣れてきた証拠なので安心してください。
そっと寄り添ってこれから沢山楽しいことが待ってるよと抱きしめてあげてください。
保育園ではおうちで経験できない友達との関わり、集団生活があります。きっと、最初は緊張するけれどだんだんと保育園が楽しくなります。
お迎えに行くと「まだ帰らない!!」という子も沢山居ます。いつかそうなる日が来た時、寂しいなと感じるかもしれません。
ママ〜(パパ〜)と泣きながらお迎え時に走ってくる時期はあっという間に過ぎてしまいます。
お子さんが泣いてると心配になってしまうと思いますが、どうかその時期もいつかはなくなる事を心の片隅に置いて過ごしてみてください。
きっと一日一日が大切に思えてくるのかなと
思います。
理由3:自分に言い聞かせてる※赤裸々告白
理由1で初めての環境にビックリして泣いてしまうお子さんのお話をしました。
しかし、保育士も実は初めての環境なのです笑
どういうことかをご説明します。
3月末に次のクラスの担任発表があり、複数担任の場合はそこで初めて一緒に組む先生を把握します。そしてその何週間か後には4月がスタート。
新しい環境で新しい職員とクラスをまとめる。
これはかなり赤裸々告白になってしまいますが
自分が組みたい人となれる訳ではありません。
もちろん人間ですから合う合わないありますよね。複数担任だとリーダー・副リーダー・サポーターなどと様々な役割分担があります。リーダーが主に保育内容を決めて副リーダーやサポーターに指示を出します。
馬が合うまではそれはもう……
大変です笑笑
しかし、お仕事ですからそんな大人の事情で
子供の保育の質や内容が変わってしまう
なんてことはあってはなりません。
もう一度言います。仕事なのでそこは上手くやります。しかし…色々あります。
ということで自分に大丈夫と言い聞かせ
4、5月を乗り切っています。
大丈夫です!お母さんやお父さん、お子さんだけが緊張してる訳ではなく保育士もドキドキの毎日です。なのでみんなで頑張りましょう!笑
(まさに今復職後の自分にも言い聞かせています)
慣らし保育の子を迎えるにあたっての心持ち
保育園で使うものは実は沢山あります。お道具箱、クレヨン、自由帳、ロッカー、下駄箱……
そこに全てにお子さんのマーク(絵)とお名前がついてると思います。保育士はみな、そのお名前とマークを至る所に貼りながら「どんな子なんだろう」と想像します。これからいっぱい楽しいこと嬉しいこと経験してねという思いを込めながら、入園準備をします。
当日会えた時……それはもう、感動です。
心よりお待ちしております。
親御さんもどうぞ安心してください。
周りの子供の反応
こちらも途中入園の慣らし保育の場合ですね。
私たち大人は新入社員や中途採用の方が入ってきた際、少し気まずい思いを持ったり様子を伺ったり……とありますよね。
しかしビックリ!!
子供たちはまるで前から知っていたかのように
すんなり慣らし保育のお友達を受け入れます笑
子供って純粋ですよね。
なのでそこは心配しなくて大丈夫です!
また、会話ができる年齢のお兄さんお姉さんクラスになると新しい子が入ると決まった日から、朝の会や帰りの会で「○月から△△ちゃん(くん)が新しく来ます!楽しみだね〜」とお話をするので、当日子供たちもワクワクしながら待っているケースがほとんどです。
保育士も子供も楽しみに待っているので
安心してください!
そして……これまたぶっちゃけ話ですが
やはりクラスの中にはリーダー的存在、
誰にでも優しくできる子、面倒見のいい子、
お友達に手が出やすい子、
自分の世界に入っている子……
様々なお子さんが存在します。
そのため慣らし保育のお子さんは
座席決めやグループ分けの際に
優しい子や面倒見のいい子、大人しい子と
近くになるように組みます。
その点でも少し安心していただけるのでは
ないでしょうか。
こういった話は普段園ではしないので
本記事を読んでくださった方が
少しでも前向きに慣らし保育を捉えてくださる
お手伝いが出来たのならば幸いです。
今回も最後まで見て下さりありがとうございます。そして、コメントしてくださったフォロワーさんありがとうございます。
これからも求められている記事が書けるよう
頑張りますのでよろしくお願いいたします。
気軽に皆様ご質問等していただければと
思います!!!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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