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【GC甲子園2023】出品作を遊んでみた

先週末、ゲーム制作に携わる学生クリエイターを対象としたゲームコンテストゲームクリエイター甲子園2023(以下「GC甲子園2023」)の授賞式がありました。
筆者は後追いでアーカイブを視聴しました。


応募作のうち「プレイ可」となっている作品はダウンロードして遊べます。
実況プレイ可能な作品もあります。
応募作は未発表作に限定していないため、他の公募にも出品していたり、並行してsteamやゲーム投稿サイトに掲載しているクリエイターもいます。

このnoteの趣旨は、脱出ゲームを中心に無料で遊べるブラウザゲームについて語ることです。そのため、今回は応募作の中から該当する作品を探してみました。
脱出ゲームを2作、パズルゲームを1作ご紹介します(他にも見つけ次第、追記予定です)。




作品タイトルまたはサムネイルをクリックすると作品の掲載ページに移動します。サムネイルは各ゲーム画面のスクリーンショットです。




■ もっちもちえすけーぷ

作品概要〈ゲーム紹介文より引用〉:
簡単な3D脱出ゲームです。
部屋の中にある謎の手がかりやアイテムを探して、部屋から脱出しよう!
隠れている「もちもちトリオ」を見つけると、いいことがあるかも…?

  • 制作者:HedgeKick

  • 掲載先:unityroom ※freem!版はこちら

  • ジャンル:脱出ゲーム

  • 公開日:2023年3月28日

  • 操作方法:マウス




■ Under Hatches

作品概要〈ゲーム紹介文より引用〉:
殺人犯の主人公が、ある日切断された腕を見つける
謎を解いていく毎に、新たな事件の真相へと近づいていく…

  • 制作者:もも

  • 掲載先:フリーゲーム夢現

  • ジャンル:脱出ゲーム / ホラー

  • 公開日:2023年6月18日

  • 操作方法:キーボード




■ Horizontal Mirror

作品概要〈ゲーム紹介文より引用〉:
「水位調整」×「左右反転」をコンセプトにした、3dアクションパズルゲームです

  • 制作者:ZeF

  • 掲載先:unityroom

  • ジャンル:アドベンチャー / 3Dアクションパズルゲーム

  • 公開日:2023年11月7日

  • 操作方法:マウス

  • 更新状況:

    • 2023年11月07日 Ver0.1(Stage1まで)

    • 2023年12月15日 Ver0.2(Stage3まで)



関連作品:CHROMIX

同作者によるGC甲子園2022 総合賞 第3位入賞作品。
受賞後のインタビュー

ボールを正しい色に変えてゴールに導くパズルゲーム




編集後記【Lv.5_memo】


◆ もっちもちえすけーぷ

謎のもちもちした生き物がかわいくて癒されました。
謎解きも程よく、完成度が高いです。
ドライバーが二種類出てくるあたり、脱出ゲームの定石と脱出ゲーマーの思考を熟知なさってますね。

この方の作品は無限に解きたくなりますね。産みの苦しみを度外視したプレイヤーの無責任な発言ですが、それくらい解き心地がいい内容でした。
継続して創作していただけると嬉しいです。



◆ Under Hatches

テーマと作風が合っていて、センスを感じます。

正直な感想として、謎解きはかなり解きにくい部類だと感じました。
最終的に実況プレイ動画(ネタバレ注意)を参考にしました。
作者自ら複数のゲーム実況者に実況を依頼なさったそうです。ほぼ公認攻略動画ですね。

筆者がこのゲームを見つけたのは先月です。
脱出ゲーム紹介ブログに他薦するか悩んだ末、見送りました。
作者はまだ高校生ということで、当人が与り知らない所で万が一心ないコメントが書き込まれでもしたら、最悪、ゲーム制作が嫌になるのではないかと心配になってしまったからです。
創作物を他者に見せて意見を聴くのは大事なことです。素より創作する上で他者の評価は避けて通れません。その結果、クリエイターの成長や作品のブラッシュアップにも繋がります。
とは言え、GC甲子園と縁もゆかりもない脱出ゲーム紹介サイトでは、作者の将来をも見据えて建設的な批評をするユーザーばかりではありません。
見ず知らずの他人(ここでは筆者)のタイミングではなく、作者自身が受け入れられるタイミングで不特定多数の意見を目にするほうがいいだろうと判断しました。

御託を並べましたが、作品を創って発表するだけで凄いことです。
「完成させる」こと自体がめちゃくちゃ大変ですから。尊敬に値します。

嚢中の錐のように、才能があれば必然的に人に求められ、世に出ることになると思います。
今後もゲーム制作を続けていただきたいです。



◆ Horizontal Mirror

unityroomに投稿された直後(閲覧数がまだ一桁の時点)に新着から見つけて、即行プレイしました。
そして、作風から『CHROMIX』と同じ作者だとすぐに気がつきました。
筆者の推しクリエイターです。

それにしても、サムネイル大事ですね、やはり。洗練されたデザインで、新着の中で一際目立っていて一目で惹かれました。

サムネイルにはクリエイターの自信と技術が表れます。
絵に於いても、良い作品はどこでトリミングしても遜色なく成立します。甘えがない表れでもあります(遊びがないという意味ではなく)。
おそらくゲームも同じで、良作はどこを切っても見せ場しかないのだと思います。

今後のアップデートが楽しみで仕方ないです。
総合賞第5位入賞、おめでとうございます!



※本記事のヘッダーの画像は自作です。

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