M4.セロリ

山崎まさよし『セロリ』。
先に聴いたのはSMAPのカバーだった気がする。

山崎まさよしで最初に聴いたアルバムは『ONE KNIGHT STANDS』。武道館での音源を収めたライブ盤。やっぱりこの頃はライブ盤があればライブ盤から聴いている。
当然ながら、プレイリストに入れたのもこのアルバムバージョンの『セロリ』。

山崎まさよしを意識したきっかけは忌野清志郎と2人で演奏している映像を見たこと、その前後にクラスメイトからアニメーション『秒速5センチメートル』を紹介されたことの2点だったと思う。
(『秒速〜』は今ではそれほど思い入れがあるわけではないけれど、元々アニメをあまり見ない人間だった割には面白く観た記憶がある。)

今になって考えてみると、奥田民生、斉藤和義、山崎まさよしらの音楽を聴いて、弾き語りを始めとしたパフォーマンスの形態に興味を持った気がする。
どんな曲をどんな形態でパフォーマンスするのか。
ちょうど彼らを好んで聴いていた時期には既に、斉藤和義も山崎まさよしも弾き語り(ソロ)でのライブ盤もバックバンドを従えたバンド編成のアルバムも出していた。同じ曲を一人で演奏したり、みんなで演奏したり、同じ曲なのに全く違ったものになることに面白さを感じた。一人で演奏していてもハープを吹きながらだったり、音をループさせて重ねていったり、楽器やアンプとした機材に興味を持ったきっかけもこの辺りかも知れない。『セロリ』も色々なバージョンが形に残っている。
山崎まさよし、奥田民生、斉藤和義、みんなJ-45というGibsonの名器を使っている。(というか名器だからみんな使ってるんだけど)憧れて検索したら素人が手を出す額のギターではなく挫けたのも記憶に残ってる。そもそも楽器もできないのに。
思いのほか自分は形から入るタイプなのかもしれない。
結局は、「J45永久保存ガイド」という雑誌を買うにとどまった(これでも3000円くらいするもので当時の自分には既に十分高級な書籍だった)

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