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質問:特定行為を一部分修了して特定看護師になる場合と、診療看護師(NP)になるのはどちらが良いか?

特定行為研修修了者(特定看護師)と診療看護師(NP)
特定行為研修と大学院教育
両者は求められる実践や役割が異なるので一概に良い悪いと私は言えません

例えば、
特定行為研修で時間や費用を抑えられ、自施設で受講できるから良いのか?
大学院教育で2年間の時間を使って様々な学習ができるから良いのか?
特定看護師としてベッドサイドで今までよりも様々なことを考えながら活動できるようになるから良いのか?
診療看護師(NP)として診療側の視点を取り入れながら活動できるようになるから良いのか?


つまり、両者を比較する際に何を基準とするか?
それによって、どちらが良いのか回答が異なるでしょう
なので、以下は個人的な見解ですので、もし具体的にありましたらこっそり教えて頂けると幸いです笑

例えば
・特定看護師の方が良い?点
自施設の慣れた環境で受講できる可能性がある
費用は区分数によって、受講料諸々合わせておおよそ50万~150万円程度
期間は区分数によって、おおよそ6ヶ月~18ヶ月程度
研修終了後も今までと同様な活動ができる可能性が高い

・診療看護師(NP)の方が良い?点
大学院2年間のという時間を使って学習できる
授業時間数が多く、様々な学習ができる
論文について、研究手法など特定行為研修以外の学習ができる
大学院修了後は今までとは異なる活動ができる可能性が高い
自分の活動における環境、システムなどを自分で構築していく機会がある

また思い浮かぶかもしれませんが、今のところこんな感じでしょうか?


また、金額と労力に分けて考えてみます
あくまでも、「金額」と「労力」だけを見た話です

・金額で比較
確かに特定行為研修の方が大学院よりは安いですが、とはいえ受講する特定行為の数によってそれなりの金額になります
一方で、大学院で国からの「教育訓練給付金」や都道府県からの「看護師等修学資金」などの制度を利用できると、一定の条件は付帯されますがある程度の費用は抑えられるでしょう
もしかすると、特定行為研修をたくさん受講される場合と同等くらいなるかもしれませんね

・労力で比較
両者の授業時間数を見ると、大学院の方が労力はかかるでしょう
大学院によって働きながら通週3~4日授業のところと、平日授業が行われるところがありますが、どちらにしろ授業時間数は特定行為研修より多いです
また、論文を読んだり、課題研究を行ったり、特定行為研修以外の授業もあるので、やはり労力でみるなら大学院の方がかかるでしょう


最終的には何を求めるか?
特定看護師も診療看護師(NP)も、施設によって活動のスタイルは様々です
どちらにも良い点があり、求められる役割があり、発揮できる能力がある

どちらを選択するか?
もしくは別の道を選ぶか?
はたまた新しい道を模索するか?


頑張ってください。

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