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質問:診療看護師(NP)養成大学院の入試対策は看護師国家試験の過去問?医師国家試験の過去問?面接は何を聞かれた?

「診療看護師(NP)を養成する大学院の」入学試験という前提で以下記載します

・試験対策は看護師国家試験レベル?医師国家試験レベル?
こればかりは試験問題が看護学寄りの問題なのか、医学寄りの問題なのかによって変わるでしょうから、大学院によって変わると思います

例えば、愛知医科大は試験科目で専門科目に関しては「関連領域の病態生理学」と記載されていますので、その場合には看護師国家試験レベルでは不十分かもしれません
一方で、佐久大学大学院は専門科目で「看護師国家試験問題に準じた内容および出題形式」と記載されていますので、その場合には医師国家試験レベルだと対策の方向性が異なるかもしれませんね

なので、一度受験を希望する大学院の募集要項で、試験科目にどのような記載があるか確認してみることをおすすめします
また、大学院によっては問い合わせすると過去問を閲覧もしくは郵送してくれるところもあるので、一度聞いてみても良いかもしれませんね

と、ここまでは以前も記載した内容ですので、今回は異なる視点というか、今だから言える受験対策をお伝えします。
結論から言えば、医師国家試験の必修問題を使って大学院入試の対策をすることです。

大学院に入学すると、自ずとゴールは決定され、あなたはNP資格認定試験を合格する必要があります。
そして、NP資格認定試験に合格するには医師国家試験の必修問題レベルは解けなれば厳しいでしょう。
なので、NP資格認定試験の対策として医師国家試験の過去問集を使って学習を行うと思います。
であれば、大学院入試の対策から医師国家試験の必修問題を使って入学試験対策をしてしまえば、後々楽になると思います。
また、医師国家試験の必修問題が解けるレベルなら、恐らく大学院入試の問題は困らないのではないかと思います。
もし、医師国家試験の必修問題とはいえ医学部6年生が解く問題をいきなりするのは難しいと感じる人は、CBTという医学部4年生が実習前に行う学力試験の問題から始めてみても良いかもしれませんね

看護学に関する問題は恐らく臨床向きの問題でしょうから、臨床で試行錯誤をしたり、あれこれ考えながら実践をしている人であれば、自ずと対策になっていると思います。
なぜこれをするのか?どうしてこの人にはこのやり方なのか?など、日々答えのない課題に自分なりの根拠や考えを持って実践をしていると、それが大学院入試の対策に繋がると思います。
ただし、このやり方の難点は、看護学の理論に関する問題が出題されたらゴメンなさいということです。


以上より、大学院受験の対策としては、入学後のゴールを見据えて以下と考えます
・医師国家試験の必修問題レベルの過去問 or CBT
・看護学は臨床において自分なりに根拠や考えを持って実践する
・看護学の理論も必要とお考えであればそれも対策しましょう


・面接について
これも正直分かりません
募集要項には「志望動機、将来希望する領域への抱負など」、「専門分野、研究能力など」、「専門知識に関する口頭試問を含む」などが記載されていますので一度確認ですね。

ただ、一般的に問われるであろう内容は以下の通りです
・なぜ診療看護師(NP)なのか?
→例えば、クリティカル領域の診療看護師(NP)を志望するなら「救急や集中治療に関連する認定看護師や専門看護師があるが、なぜ診療看護師(NP)を選択した?」
・診療看護師(NP)ではなく特定行為研修ではダメなの?
・診療看護師(NP)養成大学院の志望理由
→特に、近くに複数の診療看護師(NP)養成大学院があると「なぜうちの大学院なの?あっちの大学院は受験するの?」

これは私の推測ですが、診療看護師(NP)は人や組織のマネジメントに携わるため、例えば「組織を変えるために何をするか?」、「あなたと意見が違う人に対してどのように対応するか?」などのようなことも聞かれるかもしれませんね


色々書きましたが、やはり正直分かりません。
ただ、やはり臨床で日々自分なりに根拠や考えを持ち、相手とコミュニケーションや時には議論を交わすことで相手に自分の思いを伝える練習はできるでしょう

面接とはいえ、聞かれたことに対して自分なりの根拠や考えを相手に伝えることが出来ればきっと大丈夫でしょう


頑張ってください。

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