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質問:診療看護師(NP)養成大学院は勉強に追われる日々が大半ですか?長期休暇はどれくらいですか?全日制と週3〜4日制では得られる知識量の差は大きいですか?

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色々な質問ありがとうございます。
以下、診療看護師(NP)養成大学院における私見であることをご了承ください。

・勉強に追われる日が大半か?
全日制にしても、週3〜4日制にしても、試験前は追われるでしょう。
筆記にしろ、実技にしろ、講義を受けているだけでは不十分ですので、自己研鑽という名の自習は必ず必要になるでしょう。
日々学習する習慣を身に付けておきたいものですね。

それ以外でしたら、学年や時期によって異なると思います。
講義が集中している時期、課題提出や確認テストが重なるタイミングは勉強に追われる日々が予測できるでしょう。
ただ、講義の時間が少なくなる時期はあるでしょうから、息抜きをする時間は少なくからず取れると思います。
しかし、実習や研究発表、NP資格認定試験があることは大学院入学時の段階で既にご存知でしょうから、講義や課題などの有無に関わらず、それらに向けて学習を進めていく必要がありますから、やはり日々学習をしていく必要はあるでしょう。
また、臨床に出て痛感しますが、大学院2年間ではどうしても知識が圧倒的に足りません。例えば、画像診断や薬剤の具体的な使い方などNP資格認定試験では問われないが、臨床では日々使う知識は自分で積み上げていくしかありません。

なので、大学院2年間は度合いの強弱はあれど、おおよそ勉強に追われる日々と言えるでしょう。

・長期休暇はどれくらいか?
大学院ですので、いわゆる夏休みや冬休みなどはありますので、期間に関しては一般的なイメージで差し支えないと思います。
ただ、研究を学ぶために所属する研究室や指導をいただく教授の方針で、長期休暇の間も何かしら行われるかもしれません。
また、上記の繰り返しですが、実習や研究発表、NP資格認定試験に向けて日々学習を進めていく必要がありますから、長期休暇といえども自分なりに先を見越して過ごした方が良いと思います。
実習で苦労する可能性も、NP資格認定試験の前にもっと勉強しておけばよかったと反省する可能性も、容易に想像が着くでしょうから…

・週3〜4日制と全日制で得られる知識の差はどれくらいか?
知識の差は、正直個人の学習度合いでどうにでもなるのですが、それを持って回答とすると身も蓋もないので客観的に比べてみます。
HPで確認できたある週3〜4日制大学院は61単位、ある全日制大学院は74単位、その差は13単位
文科省によると、1単位は「授業時間内の学修時間だけではなく、その授業の事前の準備学修・事後の準備復習を合わせたもの」で45時間とされているので、1単位45時間×13単位の違いがあることが分かります。
また、ある週3〜4日制大学院は課題研究に関する講義があり、実習の中で経験した症例をまとめて論文化、ある全日制大学院は研究方法や英語論文講読の講義があり、課題研究は学会への論文投稿を推奨

大学院2年間とはいえ、週3〜4日制大学院は全日制大学院と比べて使える時間が少ないためどうしても違いはあるでしょう。
臨床に直結する知識を中心に深めるか?
大学院に進学するなら研究や論文も一緒に学習してみるのか?
とは言え、どちらに進学してもNP資格認定試験で問われる内容は同じですし、臨床に出て診療看護師(NP)に求められるものは同じなので、最初に記載した通り自分でどれだけ自己研鑽できるか?でしょう。
週3〜4日制大学院でも全日制大学院でも、自分で学習を継続すれば知識や技術は増えるし、無難に大学院生活を過ごせばそれ相応に落ち着く。
なので、私がオススメというよりも、質問者さんが大学院教育をどう捉えるか?大学院教育に何を求めるか?だと思います。


情報が少なく色々悩まれると思います。
また、私の個人的な考えしかお伝えできず、申し訳ありません。
他にも発信されている人や、SNS等を通じて連絡を取れる人もいるでしょうから、ダメ元で聞いてみても良いかもしれませんね。

頑張ってください。

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