看護師9年目です。診療看護師(NP)養成大学院の試験に向けて勉強したら良いことなどアドバイスをお願いします
入学試験の対策と言っても、試験問題が看護学寄りの問題なのか、医学寄りの問題なのかによって変わるでしょうから、大学院によって変わると思います。
例えば、愛知医科大は試験科目で専門科目に関しては「関連領域の病態生理学」と記載されていますので、その場合には看護師国家試験レベルでは不十分かもしれません。
一方で、佐久大学大学院は専門科目で「看護師国家試験問題に準じた内容および出題形式」と記載されていますので、その場合には医師国家試験レベルだと対策の方向性が異なるかもしれませんね。
なので、一度受験を希望する大学院の募集要項で、試験科目にどのような記載があるか確認してみることをおすすめします。
また、大学院によっては問い合わせすると過去問を閲覧もしくは郵送してくれるところもあるので、一度聞いてみても良いかもしれませんね。
さて、ここまではどんな人にも共通して言えることでしょう。
質問者さんは9年目ということなのでそれを踏まえて考えると、どこの大学院を受験するか分かりませんが、どこでも問われるであろう解剖生理は勉強しておくことをおすすめします。
例えば、看護師国家試験で問われる解剖生理に関する問題を1年目看護師が理解できるように説明できるか?
例えば、CBTという医学部4年生が実習前に行う学力試験で問われる解剖生理に関する問題を解けるか?
例えば、医師国家試験の必修問題で問われる解剖生理に関する問題を解けるか?
その上で、医学寄りの問題を出題する大学院であれば、CBTや医師国家試験の必修問題を解いておくと良いかもしれません。
大学院に入学すると自ずとゴールは決定され、あなたはNP資格認定試験を合格する必要がある。
そして、NP資格認定試験に合格するには医師国家試験の必修問題レベルは解けなれば厳しいでしょう。
なので、NP資格認定試験の対策として医師国家試験の過去問集を使って学習を行うと思います。
であれば、大学院入試の対策から医師国家試験の必修問題を使って入学試験対策をしてしまえば、後々楽になると思います。
また、医師国家試験の必修問題が解けるレベルなら、恐らく大学院入試の問題は困らないのではないかと思います。
もし、医師国家試験の必修問題とはいえ医学部6年生が解く問題をいきなりするのは難しいと感じる人は、CBTという医学部4年生が実習前に行う学力試験の問題から始めてみても良いかもしれませんね
看護学寄りの問題を出題する大学院であれば、は恐らく臨床向きの問題でしょうから、臨床で試行錯誤をしたり、あれこれ考えながら実践をしていることが、自ずと対策になると思います。
今までを振り返ると、例えば離床が上手く進まない患者の対応だったり、終末期患者やその家族の支援で悩んだり、退院支援や退院調整で試行錯誤をしたり、状態が悪化する前に対応できたり、人工呼吸器の離脱やリハビリを他職種と協働して行ったり、色々あったことでしょう。
患者が良くなるために今何をすべきか?今後必要になるであろうことに対して今何をした方が患者にとって良いか?など、日々答えのない課題に自分なりの根拠や考えを持って実践することで、それが大学院入試の対策に繋がると思います。
ただし、このやり方の難点は、看護学の理論に関する問題が出題されたらゴメンなさいということです。
以上より、大学院受験の対策としては、入学後のゴールを見据えて以下と考えます
・医師国家試験の必修問題レベルの過去問 or CBT
・看護学は臨床において自分なりに根拠や考えを持って実践する
・看護学の理論も必要とお考えであればそれも対策する
もしも、看護師国家試験、医師国家試験やCBTの過去問を使うのであれば、どの過去問も問題や重要なポイントは同じですから、恐らくどのテキストも同じような内容だと思います。
なので、ご自分の肌に合うもので良いかと思いますよ。
頑張ってください。
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