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質問:特定行為研修の外科系パッケージを受講予定です。パッケージ研修についてどう思いますか?HCU勤務です。

どう思うか…答えに悩みますね笑

パッケージ研修は特定行為研修を受けやすくなりますが、その反面で修了に必要な時間数が少ないので考え方によると思います
なので、質問者さんが、「外科系パッケージ修了後に想定する活動」で、私の返答が変わりますので、僭越ながら以下2点の視点で私の考えをお伝えさせていただきます
答えがズレていたら、こっそり教えてください

・今までと同じような働き方で、看護側の視点で能力を発揮する
特定行為研修は解剖生理だけでなく臨床推論や薬理などを学ぶので臨床に活かせると思います
今までならベッドサイドで困っていたことも、研修を修了した後なら、解決策が見出せるかもしれません
また、今まで以上に視野が広がると思います


・診療側の視点を活かして活動する
これを想定するなら、もしかすると研修修了後もめちゃくちゃ学習が必要になると感じるかもしれません
例えば、厚生労働省に記載されている特定行為研修の、21区分38行為を受講すると共通科目+区分別科目で合計585時間
また、パッケージ研修では区分に対して修了時間数は少なくて良いことになっているので、もっと時間数は少ない
一方、それ以上に授業時間が多い人達もいる

どちらが良い悪いではない
臨床現場は個人の能力によるところが大きいので、授業時間数が多いから良いとか少ないからダメということではない
授業時間数という客観的な情報として量が異なり、求められる役割から教育内容も異なるということです
その違いをどう捉えるか?

現場で判断をするなら必ず責任が伴う
その時に、その判断に耐えうるだけの知識、根拠を示すには、どうしても相当な知識が必要で、それにはインプットを増やすしかない
そして、当然ながらインプットを増やすには時間が必要でしょう

そして、外科系パッケージに限らず、特定行為研修にどの程度のレベルを求めるのか?
研修を修了して十分と感じる人もいれば、不十分と感じてさらに他の道へ進む人もいる
また、施設にとって、管理者によって、その場の需要によって求められる働きが変わってくるでしょう
領域によっては特定行為研修修了者がいれば加算が取れる部分もあるので、施設や管理者の考えに左右されるかもしれません
やりたいことがあって外科系パッケージを受講するのか?施設や管理者から勧められて受講するのか?によっても良し悪しが分かれるでしょう


ただ、少なくとも特定行為研修、外科系パッケージ研修は看護師の能力向上には繋がると思います
働きながらだと大変に感じることがあるかもしれませんが、頑張ってください

陰ながら、応援しております

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