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質問:診療看護師(NP)養成大学院やNP資格認定試験の対策として、医師国家試験の過去問でオススメのテキストはありますか?

私は大学院受験では使っておりません
NP資格認定試験の対策では一つの出版社のものしか使っておりませんのでオススメまではできませんが、医師国家試験を扱っている以上は問題も重要なポイントも同じですから、恐らくどのテキストも同じような内容だと思います
なので、ご自分の肌に合うもので良いかと思います

そして、医師国家試験の過去問は大学院受験とNP資格認定試験で活かせるでしょう
ただし、両者には異なる点があることも知っておいた方が良いと思います

あくまで私個人の独断と偏見と経験から言える結論は
・大学院受験なら医師国家試験の必修問題もしくはCBT問題
・NP資格認定試験なら医師国家試験の必修問題とCBT問題、加えて可能であれば医師国家試験の一般各論問題


・大学院受験における医師国家試験の過去問
確かに医師国家試験の過去問を活用された方はいるでしょう
ただし、大学院によって問題の傾向は異なるので必ずしも全ての大学で十分な効果が期待できるとは限らないと思います
これは受験要項から医学を重視する問題なのか、看護学を重視する問題なのかを推測することは可能でしょう
とはいえ、医師国家試験の過去問を十分に解ける程度になっていれば、大学院受験の問題も難しいとは感じないかもしれませんね

大は小を兼ねると言ったところでしょうか…
知識があればある程、分からない問題が出題されても、受験ならば応用でなんとかなるもんです


・NP資格認定試験における医師国家試験の過去問
これは多くの学生が活用されていると思います
実際に受験した経験から言っても、むしろ大学院の講義だけで立ち向かえるのかは疑問でした
例えば、Sheehan症候群という言葉をご存知でしょうか?病態は?治療は?その際のポイントは?
私は臨床で遭遇したことはなく、大学院の講義でも扱われた記憶はありません
しかし、医師国家試験ではあるあるなお話で、市販の過去問集に目を通せば必ず出てくる疾患であり、実際に治療のポイントが出題されている問題もあります。

つまり、現状は診療看護師(NP)の教育とNP資格認定試験は重なる部分もあればそれぞれ別々の準備が必要になると考えています
そのNP資格認定試験の準備に活用できるのが医師国家試験の過去問でしょう

そして、受験した経験から言えることは、「概ね医師国家試験の必修問題レベルだろうが、一部には一般各論問題レベルも出題されている」印象でした。
少なくとも、大学院の講義や実習だけでは対策は十分とは言えないでしょう

ただ、看護師国家試験の時を振り返っても同じ様なことが言えるので、当たり前と言えば当たり前なのでしょう。


・最後に
大学院受験でもNP資格認定試験でも医師国家試験の過去問は活用できるでしょう
また、医師国家試験を扱っている以上は問題も重要なポイントも同じですから、恐らくどのテキストも同じような内容だと思いますので、ご自分の肌に合うもので良いかと思います

ただ「どのテキストを使うか?」よりも「どれくらいテキストをやり込むか?」だと思います
先日行われた第11回NP資格認定試験の結果はまだ公表されておりませんので、この回答が壮大なブーメランとして自分に返ってこないことを祈りつつ、応援しております。

頑張ってください。

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