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レシピ:あまおうのマチェドニア

いちごの季節のうちに、作っておきたいデザートがありました。
その「マチェドニア」という名前を思い出すのに、一日がかり。
フルーツポンチやフルーツカクテルというほうが、簡単と言えば簡単ですが、昔食べた美味しいマチェドニアのイメージにすがって、ここはマチェドニアと言い張ります。

【材料】

いちご:1パック。小ぶりのもの。あまおうでなくともよい。へたを取り、縦に4つに切る。
伊予柑:1/2個を搾る。
グラニュー糖:小さじ1.5。
日本酒:大さじ1-2。

【手順】

  1. 4つに切ったいちごに砂糖をふりかけ、まぶす。

  2. いちごからじんわりと果汁が出てきたら、伊予柑の果汁と日本酒をかける。

  3. 冷蔵庫で冷やして、できあがり。

今回は、知人にあげるので、少しぜいたくな材料で揃えました。
いちごは必ずしもあまおうである必要はありませんが、小粒ないちごがよいです。大粒ないちごは、もったいないので、そのまま食べちゃいましょう。

砂糖の量は、いちごの酸味にあわせて増減してください。
今回はグラニュー糖を使いましたが、普通の上白糖で十分です。
きび糖にすると、黒っぽい色合いになるので、白い砂糖を使いたかったんです。
蜂蜜にするのもよいと思います。

柑橘類は、レモン、ネーブル、グレープフルーツと選択肢を考えながらスーパーに行きました。
これはスープのところが一番の御馳走なので、砂糖を少なめにしても飲みやすいオレンジ系がよいなぁと思って選びました。
それがたまたま、伊予柑だったのです。

そして、多くのマチェドニアは白ワインをあわせますが、ここでお遊びを入れました。
この日、用いたのは、新政酒造の秋桜。
軽い発泡を感じるようなお酒の味が、あまおうと伊予柑を上品で大人っぽい一品にしてくれました。
写真でトッピングに飾っているのは、ブロンズフェンネルです。

思い出のマチェドニアは、上野にソフィテルホテルがあった頃、そこのレストランでいただいたものです。
たくさんのフルーツとバジル風味だったこと、シャルトリューズのような香りだったことを憶えています。
あの幸せな味を思い出しながら、果物とお酒を変えながら、試していこうと思います。

搾った伊予柑の実をむしって、残りのあまおうに金柑、ホワイトバルサミコであえたノンアル版。

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