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最近の事務職ってこんな感じ

事務職と聞いて何をイメージされますか?
お茶をくんだりコピーしたりはさすがにないかなと思うのですが、「書類を点検したりPCで入力する簡単なお仕事です!」て感じでしょうか…
確かに椅子に座って出来る仕事ではあるのですが、今は簡単じゃなくなってます。

一般職と総合職の違い


私はいわゆる一般職で入社した最後の世代です。昔は一般職と総合職の応募方法がありました。二つの違いは定型的な業務かそれ以外か、です。総合職はその名のとおり一般職が出来ない仕事をすべてやります。一般職は総合職が決めた事務ルールに従ってひたすら作業を行います。わからないところは総合職に聞きます。性別でいえば一般職は女性、総合職は男性がスタンダードです。総合職は地方支社への転勤もあるので給料も違うのですが、女性は少なかったです。つまり仕事に全振りするか、サポートにとどまるか二つに一つでした。私はあまり器用じゃないし給料が少なくても、結婚や出産しても両立出来るならいいか〜と一般職を選んでしまいました。いわゆる「事務職」ってこの"一般職のイメージ"が強くあると思うんです。

そして一般職はいなくなった…


数年経たないうちに「正社員」に職掌が統合されました。事実上、業務内容の制約がなくなったのです。それからは通常の書類を裁く今までの仕事以外に、マニュアルの作成、業務スクラップ、研修の講師など様々なことをやらされました。最近では事務をRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を使って自動化せよ、だとかチャットボットやAIを使って照会対応を自動化せよ、だとか昔ながらの仕事をしていた人達はついていけないと嘆いています。

新入社員の給料あげるってよ

あれよあれよ15年。言われたことをやり続けた私達の給与はまったく変わりません。(むしろ時短勤務で半額です。)職掌が統合されても、ポストが上がらないと給与自体が上がらないからです。騙されました…
最近、新入社員の給与を上げると発表がありました。少子化で新入社員の確保が難しいのは頭ではわかっているのですが、最近転職した後輩に「私たちいいように使われて終わった世代ですよね」と言われ、それな×100って感じでした。

最後ただの愚痴になってしまいましたが、もう昔の事務職はなくなってしまったんですよ。みなさん事務やりたいですか?


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