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手札誘発使用率から考える理想デッキ

まず、全てのデッキの共通することとして
・先攻後攻は50%である。
・理想的な展開を行えれば限りなく勝利に近い
ということが前提で考察していきます。

すると自然に1ターン目の先行、後攻でほぼ試合の流れが決まるといっても過言ではありません

なので、現在の環境で多くのデッキが採用している手札誘発から考えてデッキを考察していこうという記事です。

軽く調べてみると
手札誘発では
「うらら」88.9%
「増殖G」91.7%
「無限泡影」58%
がトップ3ですね。

この手札誘発に対しての強みと弱点を挙げていきます。
・うらら
このカードは発動した効果そのものを無効にしてくるためほとんど逃れる術がありません
しかし
「発動させたい効果に別の効果をチェーンする」ことでうららを発動するタイミングがなくなります。

・増殖G
ほぼ入れ得なカードで大体のデッキは特殊召喚を行います。初期手札でほかの手札誘発がなくても途中で引くことで相手に完全な展開は許さず、返しにターンで豊富な手札で一気に逆転の可能性があります。
しかし、特殊召喚にしか反応しないので通常召喚しか行わないテーマには無駄なカードです。

・無限泡影
うららと違いのそのモンスターの効果を無効にするため
うららの弱点としてあげたチェーンを挟む行動をしても無効効果が通ります。
しかし、うららより無効にできる効果範囲が狭いことと
チェーンしてそのモンスターをフィールドから移動させられると無駄になり効果も発動を許してしまいます。

そしてそれらに対抗するように作られたカードと思われる
墓穴の指名者というカードが存在します。


さてこれらの情報から対策デッキを考えていきます。
まず、うららの対策ですがこのカードは1ターンに1度の制約が付いているので1回防げばもう来ないため、墓穴の指名者を3枚入れれば、相手がうららを手札に持っている確立と自分が墓穴の指名者を手札に持っている確立は同じになります。
相手だけうらら持ってたら日頃の行いが悪いので善行をしましょう。
筆者がこの記事を書いたときは墓穴の指名者は準制限カードですが、抹殺の指名者が制限なため合わせて3枚として運用しています。(うららも入れなければなりませんが)

次に増殖Gはどうしようもなければ無視でも良いです。結果的に相手が展開できないようにフィールドに妨害を並べることができたならどのみ勝利したようなものです。
どうしても対策する場合はうららで止めるか通常召喚しかしないかです。テーマ的には
ふわんだりぃず
妖仙獣
ぐらいのものです。

そして無限泡影ですが、これは、うららと違いターン1制限がありません。しかし、うららの対策と同じで対抗できるカードを3枚数入れておけば相手もこちらも手札に来る確立は同じになります。来なければ善行してくだい。

このへんでピンときた決闘者もいると思いますが
かかったな!ふわんだりぃず使いによる罠だ!
ふわんだりぃずを布教して人気テーマにすることにより新規カードが作ってもらえないか狙っている決闘者です!

冗談半分ですが、上記の情報をまとめると
ふわんだりぃずではうららは指名者で、無限泡影はふわんだりぃずと旅支度で対抗できるため、相手が手札に持っている確立とこちらが手札に対抗札を持っている確立が同じになります。そして増殖するGは特殊召喚を行わないため全く気にしなくて良いです。むしろ使ったら相手は手札が1枚少ない状態からスタートなので有利になります。

ではなぜ、ふわんだりぃずが流行っていないのか?
それはふわんだりぃずのメインギミックであるふわんだりぃず×えんぺんに答えがあります。効果を見ていきましょう。

①:このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ふわんだりぃず」魔法・罠カード1枚を手札に加える。その後、モンスター1体を召喚できる。②:アドバンス召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドの特殊召喚された攻撃表示モンスターは効果を発動できない。③:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、手札を1枚除外して発動できる。その相手モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。

特殊召喚された攻撃表示モンスターの効果を封殺できて
戦闘時は5400以上でなければ倒せません
さらにリンクモンスターは攻撃表示しかないので実質的には効果の発動を行えません。最強じゃんと思うじゃないですか?
現在環境トップ(筆者の体感)のスネークアイでは蛇眼の炎龍を守備表示で出され効果で永続魔法扱いにされ突破されます。もしこれを防いでも反逆の罪宝-スネークアイで同じように処理され手も足も出ません。

えんぺん以外のモンスターではほぼ戦えないテーマになっているのでスネークアイが何かしら制限がかからない限りはしばらく話題にもならないでしょう(悲しみ)

では今日はこのへんで、良い決闘者ライフを!

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