八月のワイ

先月に引き続いて卒論が進みません。というか先月は就活が終わった反動で飲んだり福島競馬場で負けたり花火を観たり飲んだり沖縄に行ったりしてたらシンプルに卒論が入り込む余地がなかった。で沖縄に行ってる間にゼミをブッチしている分、八月に入ってからようやく教授と面談を行ったが、担当教授はヒントを与えて適切なゴールに導いてくれるというよりはひたすら問題点だけ指摘して自分で考えさせる感じのスタイルだった。それで僕がなんも質問できないでいると教授もずっとおし黙っているので、終わりが見えない面談が一時間半続いた後、もともとぼんやりしていた卒論のビジョンはますます分からなくなり僕は逃げるように研究室を後にした。


皮肉なことに卒論という大学生活メインのラスボスが進まない間にサブストーリーの方はめちゃくちゃ順調に進んでいる。例えば就職までの半年で学生っぽいバイトをしとくかと応募した居酒屋に採用されたり、以前僕がベースを全く練習しないで崩壊させかけたバンドを学祭で復活させることになったり。バ先は決まり、バンドもやることになり、あと来月旅行する話とかも出ているが、肝心の卒論の行方だけがマジ杳として知れない。
この「サブクエストは進むがメインストーリーが滞っている」状況にデジャヴを感じると思ったらゼルダの伝説だった。前にブレスオブザワイルドというゼルダシリーズの神ゲーを友達に借りていたとき、僕はゼルダ姫を救うのそっちのけでフィールドの草むらをひたすら剣で刈ったり村のニワトリをいじめて遊ぶとかにいそしんでいたら友達にそろそろ返せと言われ、ラスボスどころか四人いる中ボスのうち一人しか倒せてない状態で手放すことになった。


流石に卒論というガノンドロフは倒さないとまずい、ということで最近は大学図書館に通っているが全く進む気配がない。図書館に着くと僕はまずパソコンと小説と卒論の本とスマホを一斉に机の上に広げ、大体小説やスマホから触り始めて飽きてきた頃にようやく卒論の作業に取り掛かるというえげつない非効率な形態をとっているからだ。最初から卒論の本だけ出しゃあええのにと思われるかもしれんが多少気が散るぐらいの状況じゃないと逆に集中できないという持論がある。早く風呂に入ればいいのに寝転がってツイッターを見ている深夜一時のような気持ちが卒論に対して常にある。はよ取り組めばいいのに一向にやらない。


しかし論文とか文献とか読んでて思うがよくそんな分量が書けるな。院生や教授とかになると数年に一度ペースでクオリティの高い論文を出さなければならないわけで、よくそんな数万字も書けるだけの興味関心の種がいくつも持てるなと思う。こっちは卒論の四万字を書けるかも怪しいのに。こうやってnoteの千字ちょいのネタならポンポン出せるんですが。これまで書いてきた記事の合計たぶん四万字ぐらいだから最悪それで卒業できるんでしたっけ?むり?


九月もできるだけ図書館の奥の方でガノンと格闘します。もしツイッター見てたらシバいてください。



よろしゅうおおきに