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「この街を流れる川は耐え切れない臭いがする」ヒロト&マーシー 全作品リスト 〜1984

①『ひまわり』/小山卓治 1984.5

M2.煙突のある街 (作詞・作曲 真島昌利 編曲 前田一郎)
コーラスも担当。

1984年。この年、真島昌利の名が初めて世に出ることになる。
当時、マーシーはまだブルーハーツを結成しておらず、「ザ・ブレイカーズ」というバンドで活動していた。
ブレイカーズはレコード・デビューも決まっていたほどの人気バンドだったらしい(結局そのお話は白紙になってしまうわけだが…)。
この楽曲もブレイカーズの持ち曲だった模様。

後年、マーシーはソロアルバム『ロウライフ』にて、この楽曲をセルフカバー。
また、「Mr.Children」のVo.桜井和寿が率いるバンド「Bank Band」も、この楽曲をカバーしている。

事程左様に、「煙突のある街」は公害問題に対する強いメッセージ性を備えている事も相俟って、ロック・ファンにはかなり知られている楽曲である。
しかし、この小山卓治の歌うオリジナルバージョンはあまり聴かれていないのではないだろうか。
このオリジナルバージョンは、マーシーや桜井和寿の歌うバージョンとはかなり歌詞が異なっている。
このオリジナルバージョンの方が、よりストレートなプロテスタント・ソングになっているので、まだ聴いたことがないという方は是非聴き比べをしてみてください。

※ドラムを担当するのは若き日の河村”カースケ"智康。今や日本を代表するドラマーである。

※※コーラスには桑田りんが参加している。桑田はこの翌年と翌々年にソロアルバムを発表。そのどちらにも、マーシーが楽曲を提供している。

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