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証券会社の裏側(日常編)

どうも、ほのぼの投資です。

私は2022年まで証券会社で7年営業をしていました。
この7年で証券業界、証券会社は大きく変わりました。そんな証券会社で働く人のマインドや人柄、日常についてお話しさせていただきます。

結論、昔の証券会社の日常は刺激的で面白いです。
証券会社はブラック企業なイメージが定着しています。
私が在籍していた会社は、今は本当にホワイトになりました。ただ昔は超絶キツかったです(笑)
別会社か?と思うほど変わりました。

今は有給も取れ、怒鳴られることも暴力もありません。
ただ私が入社して4年間は本当に酷かったです。※支店長の人柄で支店の雰囲気は変わりますが基本どこも似たり寄ったりです。

数字ができていない者への攻撃は容赦ないです。そしてお客様へも自分の数字のために容赦がないです。

まず支店配属日に思ったこと、それはハゲとデブ率高くね?でした。
私はハゲでもデブでもありませんが(笑)
ただ、それだけストレスがかかる環境でした。
支店の8割が喫煙者でもありました。

配属同期は7人でしたが、2年で5人が退職しました。
ちなみに私の配属支店では1年目は有給を取らせてもらえませんでした。
理由は「1年目なんて何もしてないのに等しいのに休むのがおかしい。」とのことでした。

なぜ厳しい職場環境なのか?
それは冒頭申し上げた「数字へのこだわり」です。
数字が人格の世界で、課長が朝会で「数字は人格やからな。」と普通に言います。
数字ができてないと、人として扱ってもらえません。
数字の為なら何でもします。これが私が入社して数年見てきた世界です。

数字が出来ている時は何も言われませんが、数字を落としたり進捗が悪ければ、鬼のように詰められます。

詰められる方法も怒鳴られるのは当たり前、ひどい時は物が飛んできます。
他にも机、椅子を蹴られる。今まで見た一番酷かったのはおじさん営業マンが胸ぐらを掴まれて、投げ飛ばされて喫煙所に連れて行かれ鬼のガン詰めでした。
数字が出来るようになるマネジメントではありません。後ひたすら、「どうするねん。」を言われます(笑)
そしてそれの返事は「やります。」でした。
側から見ていて、無駄でアホなやりとりだなと毎日思ってました。
会話、マネジメントとして成立していませんが、私がいた昔の証券会社はそれが正しい回答です(笑)

ある時久しぶりに自分が詰められるターンがありました。その時「どするねん」と怒鳴られ、私が「どうしたらいいんですか?」と上司に言いました。すると更に上司は怒鳴りながら、「それを考えて数字を作るのがお前の仕事やボケ!」と言われました。
後から先輩に「課長に言い返すな。俺らにも火の粉が飛んでくる。」と言われました(笑)

話を盛らなくても、毎日ネタに富んだユニークな職場でした。
私はまだ年齢が若いことと、ほどほどに数字もできたので、たまにしか怒られることはなかったですが先輩たちは毎日悲劇でした笑
あと、後輩が全員辞めていくので長い間支店で一番若手だったのも大きかったと思います。

こんな環境が変わり出したの某大手広告代理店の社員の自殺でした。
この事件から少しずつ環境は緩くなりだしましたが、それでも数年は酷かったです。

最後に…
今仕事を転職して思うことはあの環境でやってこれて、数字に対する意識が強い人間になれたのは良かったと思います。※もしかしたら洗脳されているのかもしれませんが(笑)
どんな環境でもやっていける自信がついたのは本当に良かったと思います。
自分を成長させてくれた証券業界には感謝しかありません。

ここに書いたいのは自分の体験談で、他の会社は知りません。
また今は本当にホワイト企業になり、上記で書いたようなことは一切ないです。
今証券会社に就職を考えている人にはおすすめします!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また証券会社の日常について話していくつもりなので、良ければフォローお願いいたします!


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