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16だった私たちが24になるまで

時が経つのは早いもので
お揃いのスカート丈が長いダサい制服を着て
小さな公園の大きな木の下で
小さく丸まって
寒空の下、好きな人の話をしていた
あの頃の私たちは、もう過去の話で

気づいたらこの街東京で
社会の波に飲まれながら
24歳になった。

卒業、入学、卒業
就職、引っ越し、と
環境はどんどん変わり
日々が過ぎるのも年々早く感じる今日この頃、
24歳になった私たちは
あの頃思い描いていた24歳の姿だろうか。

もしかしたら結婚して子供もいるかも!
と思っていたあの頃、
スーツを着てバリバリ働くキャリアウーマン!
になっていると思っていたあの頃、

結局、結婚も子供も様子はなさそうだし
結局、スーツを着るのは嫌で
バリバリ私服で靴を販売している人になっていた

でも横を見ると変わらない友人がいる。
それはありがたくて幸せなことなんだな
とつくづく実感する。


ある日、
『るにの友達は上品だよね』と言われた。
下品•上品の基準は分からないし
他の人々の友人関係がどんなものなのか
普通が分からないが

確かに私の友人たちは、
比較的しっかりしている子が多く
自分がやりたいと思っていた仕事をして
楽しいことばかりではない日常の
地に足をつけて頑張っている。

だからこそ、私も影響を受けて
頑張ろうと思えるし
友人として、友人に恥ずかしい思いをさせないように、日々過ごしていかなきゃとと思う。

家族や恋人、職場の人々とも違う
また違った縁の繋がり。

彼女たちにしか話せないようなことも
たくさんあったし、これからもあるけど、
出会った時は、まだ16歳のひよっこだった
あの頃の私たちは

人生のライフステージにより
近づいたり離れたりもしながら
24歳になった今も
同じ方向を向いて進んでいくれている。

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