マガジンのカバー画像

未完成静寂日記

46
感覚を思考に、思考を感覚に。自分の文体と思想をリアリティいに創造的に綴ります、
運営しているクリエイター

2014年11月の記事一覧

未完成静寂日記のはじまり

未完成静寂日記のはじまり

感覚を思考に、思考を感覚に。

自分の文体(スタイル)と思想、詩、思慮、思考など、日々感じ取るリアリティアある文章を日記として綴りたいと思います。結果的に実験思想、思考かもしれません。出来るだけフラットかつ能動的なものを言語表現できたら良いなあと思います。

時には、コンセプチュアルな文体やごく日常の観点など、何かのキーワードのもとに綴って参ります。

中でも、意匠としての文章は有料となります。

もっとみる

読書とは

読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。 人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。 矛盾してるけど、どちらも本当である。書物というのは、 この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。 読書という行為は孤独を強いるけど、独りではなしえない。 本を開いた瞬間から、そこには送り手と受け手がいて、 最後のページまで双方の共同作業が続いていくからである。 本は与えられても、読書は与えられな

もっとみる

表現の深堀り、文章

ある科学者が食べ物がなくても太陽の光だけで生きていける薬を開発した。
その後世界中の飢餓はすべてなくなったが、
何もしなくても生きていけるので人々は働かなくなってしまった。
ついにはみな動こうともせずただひたすら太陽を見ているだけとなり、
次第に体の機能もそれに合わせて退化していった。

何億年もたって、それを僕たちは植物と呼ぶようになった。

― 作者:不明 ―

すごい文章です。例えが好きです

もっとみる

文章、言葉の未来を考える

良く思うこと、ちゃんと言語表現することに努力するのは必要かもしれません。何故なら後世に残るわけだから、後世の人にとっては現代の言語表現は歴史の参考対象になる。

因に、人間の文明時代の発祥は、「言葉」がうまれたことが起源です。

言葉、文章があったから、「脳・能」が動くように出来ています。

だから、虚勢言語、すなわち色つけた言語を残すことに疑問を抱きます。

根付いた表現をするということ。

もっとみる

若冲、哲学

最も完全なものは、欠けているように見えるが、その働きは、衰えることがない。最も充満したものは、空虚に見えるが、その働きは、尽きることがない。最もまっすぐなものは、曲がって見え、最も巧妙なものは、へたくそに見え、最も雄弁なものは、口下手のように見える。躁は寒に勝ち、静は熱に勝つ。清らかで静かなものが、天下の正である。

Plants and Animal Scrolls/ Ito Jakuchu『伊

もっとみる

ビートルズのウンチク

ビートルズのサージェント へパーズ ロンリーハーツ クラブ バンドの

レコードには、ビートルズらしいイタズラ心がレコードに埋め込まれてます。

それは何か?

ふふふ。

かつてアナログレコードは音楽が終わってもグルグル回ってましたよね?

そこに目をつけたビートルズは、音楽が終わった後に、ある仕掛けをしました。

それは、音楽が終わった後に、犬しか聴こえない特殊な周波数を入れこみ、聴こえた犬く

もっとみる

コーヒーテーブルで

ふと考えました。

テーブルを「コト」として考えたら、

例えば、物事をコーヒーテーブルであるという便宜的な考えが、生じる様々な種類の問題の瑣末な考え方をさっぱり整理することが出来ます。

例えば、日付け変更線はわたしの一生のうちに問題になることは、まずありません。名詞やレッテルもどうでもよくなります。

コーヒーテーブルの上に置くと考えたら、結構スッキリしそう。

わたしの場合は「名詞」より、物

もっとみる

確信的な同感

私は私の作る「作品」や、私の収集する「物」が、言葉とイメージとの抜き差しならない関係の中で、きわめて補完的な関係にあるということを、意識するようになった。

私の作品は、言葉によって解説されるのではなく、むしろ、言葉に触発されながら、混濁した意識のうちに作品の姿かたちが浮かび上がってくることに気づいた。

彼は自らの哲学と構想に基づいて、時空を超える創作に邁進してきたから、そんな偏狭なカテゴライズ

もっとみる

デザインのスタートアップ

世の中では、ボジティフという価値が際立ちますが、ボジティフになるためには、ある種の「悲鳴」を認識しているから、ボジティフになる手立てを考えたりもします。

デザインも同様、時代の先駆けに目を向けることも面白いですが、むしろその強引に先に進もうとして、生活の中の美意識は常にその変化し、その厳しさにたえさかねる悲鳴をあげる環境も人もコトもあります。

なので、むしろその悲鳴に耳を澄ますことや、その強引

もっとみる