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短歌

3
古文の勉強したことないけど、短歌作ってみました。
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2021年4月の記事一覧

短歌 3

古(いにしえ)の

花の歌めぐり

湧き出づる

今ひとたびの

眺め想えば

短歌 2

春風の

花ぞ言の葉

ひさかたに

瞬く君へ

届けたりけり

短歌 1

照り返す

柳緑(やなぎはみどり)

裏腹ぼやり

夢の通い途(と)

待ち出でつ月青々とした新緑の柳のような眩しい光は、あきらめている現実の心と裏腹に、この新緑の季節に幾度となく照り返えされる夢のような輝きで、その機の到来を瞬くような人生から、自然と生み出てくる事を夜に月にたくし、待ち続ける歌の意味