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レアでマニアックなタイ古式マッサージ

私が師匠(沖縄市のサマディ)より受け継いだタイ古式マッサージは、筋肉のハリや骨盤のゆがみや気の流れに着目するのではなく、体内を巡るエネルギーライン(セン)を流れる自然治癒力又は四大要素(火、水、土、風)の風(ロム)に触れ、ロムの様子を観察していく技術です。タイ伝統医学のテキストにはセンやロムについて言及はされているものの、ロムとは何でどのような役割や効果があるのか?を知る術者はほとんどいません。ロムを扱う最古のタイマッサージは、本国タイでも消滅しかけており、その実態を知る人がほとんどいないため、最も新しくてレアな技法ともいえます。強い指圧やアクロバティックなストレッチの効果や作用を引き出すのではなく、元々私達の身体に備わっている自然治癒力が心身の状態を整えます。古いタイ古式マッサージにはそもそも指圧やストレッチといった考え方やアプローチは存在していません。英訳では「神経に触れる」という意味で「ナーブタッチ」とも呼ばれています。ナーブタッチの技法が入ったタイ古式マッサージを始めてはや15年目。上記は2009年頃の写真で、指圧のように見えますが、風の門を開いてセンに指を近づけています。

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