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秘密の花園

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西洋のアンティークなものを中心に、フェティッシュで素敵なものをひたすら陳列していきます。
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#フェティッシュ

異国趣味とフェティッシュ

私は“異国趣味“というものにフェティッシュを感じます。 “異国趣味“というとあまり普段使いの言葉ではないので、ぴんとこないという方がいらっしゃるかもしれません。 “エキゾチックなもの“と言い変えればもう少し一般的でしょうか。 私たち日本人が“エキゾチック“と聞けば、通常まずはインドとかインドネシアとかトルコとかいったようなもの、漠然と何やらアラビアっぽいものを思い浮かべるように思います。 でも、“異国趣味“とは本来、“遠く離れた異国のものに憧れる心“のことを指すので、それを

ゴシックの大聖堂とフェティッシュ

例えば私は、ゴシックの様式で造られた大聖堂にフェティッシュを感じます。 遠くから見た時に、まるで糸みたいに細く繊細で緻密に見えるデザインの格好良さというのはもちろんありますが、もっと精神的なこと、存在感のようなものに痺れてしまうのです。 それは、私のフェティッシュの基準で言うなら、 ②人工的であること よくできた細工物のような、繊細で細かく作り込まれたもの、硬質なもの。 ③強固な世界観があること 「個」の輝きが強いもの。 それそのものの中で完結できる、独自の宇宙の法則を形

フェティッシュの基準

「フェティッシュなものをただひたすら集めて並べる」というコンセプトなので、まずはここで言うところの「フェティッシュ」とは何かについて書いておきたいと思います。 一般的に“フェティッシュ“といえば心理学的なものや性的なものがイメージされたり、フロイトをはじめとした難しい学問的な領域に入っていったりしてしまう傾向がありますが、ここではもっと簡単にざっくりと、 「ある物に対して見たり触れたりした時に、心が本能的に痺れてしまうほどに素敵なもの」(真城七子基準) といったものを指す

このNOTEについて

このNOTEは、フルーティスト・作家の真城七子が、フェティッシュで素敵だと思うものををただひたすら陳列していくというものです。 話題の中心は、西洋のアンティークなものが主です。 とても個人的な感覚で「これはフェティッシュでとても素敵!」と感じるものを包み隠さず並べていくので、中にはマニアックすぎる感覚もあるかもしれません。 でも、「この感覚、どこまで広く共有できるのだろうか⁇」ということにも興味がありますので、もし読んでいて「あ、その感覚わかる!」というものがありましたら