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秘密の花園

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西洋のアンティークなものを中心に、フェティッシュで素敵なものをひたすら陳列していきます。
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#ロマン派

地上を賛美するか、天上を賛美するか。フラメンコとバレエ。

以前の記事で、大聖堂について「重力を肯定するか、重力を否定するか」で2つのタイプがあるというお話をしました。 私は踊りにもそれにあたるものがあると考えていて、それは例えばフラメンコとバレエです。 フラメンコとバレエについては、 フラメンコ → 重力肯定(地上賛美) バレエ → 重力否定(天上賛美) というふうに感じられるのです。 フラメンコを観ていると、腰を落として大地を力強く踏みしめ、時にはわざわざ大地の存在を強調するかのように足を強く打ちつけてリズムを鳴らします。

水玉の歴史。可愛い水玉と、毒々しい水玉。

水玉模様といえば、見方によって色々な解釈が可能な可愛らしい模様として人気で、これまでに歴史の中で何度も流行を繰り返してきました。 日本では、ベニテングタケをはじめとした、乙女たちによるきのこ類賛美が、ここ最近の少し風変わりながらも目立った動きだったように思います。 ところで水玉模様はフラメンコではよく、踊り手さんや唄やギターなどのバックアーティスト達が、男女を問わず衣装で水玉を身につけているのを目にします。 フラメンコの衣装といえば水玉、と言ってもいいくらいに、水玉とフラメ