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突然目の前に現れたSixTONESという底なし沼

改めて振り返ってみると私は昔から割とジャニーズ系のアイドルが好きだった。
オタクになるほどではなかったけれど、ジュニアだったら高橋直気くん、赤西くん、内くん(このラインナップになんとなく不安を感じる人いるかもしれない)、君はペットの松潤などが好きでジュニア番組とかも見ていた。

唯一コンサートにまで足を運ぶほど好きだったのがKinKi Kids。
でもFCに入ったり自発的にコンサートのチケットを取るとかいう訳ではなくて、たまたま生で見かけた光一くんのあまりの美しさに即沼落ちした先輩に譲ってもらって参加していた。
もちろん、うちわもペンラも持ったことがない。

そもそも男女問わずアイドルが歌う時の歌声の軽さが好きではなくて、音楽としてはほぼ聞いてこなかった。
中学生くらいから基本的には洋楽の世界で暮らしていたのでボーイズグループなら海外のそれの方を好んでいた。
ちなみに1番好きだったのはTAKE THAT。

そんな感じで人生を過ごしてきてアイドルにハマるなんて生活からは完全に距離を取る日々。
そんな人生の中に突然激推しするジャニーズグループが現れた。SixTONESだ。

始まりはいつだったんだろうか。
振り返っても全然記憶がない。
ただ、ジェシーって人がいるってことと、別のグループと同時デビューしたってこと、Imitation RainをYOSHIKIがプロデュースしたってことは知ってた。
どうやらなんとなくかっこいい子がいるとは思っていたらしい。

物語をあちらのペースで、映像で押しつけられる感じが苦手で基本的にはドラマも映画も見ないので、アイドルの方々とは歌番組くらいしか接する機会がない。

でもその日は突然やってきた。
Official髭男dismが出るから、とTwitterのフォロワーさんたちとワイワイしながら待機していたMステ。
その数日前からKing Gnuの常田さんがインスタでSixTONESを激推ししてるのに気づいた。
「ジャニーズに楽曲提供したとはいえ、こんなに忖度する人だっけ?」というのが最初の心のフック。

おぉ、これがSixTONESか。
とパフォーマンスをなんとなくみる。
あー、King Gnuテイストだわーと最初はそれくらいの印象だったんだけどどんどん引き込まれるのと同時に1人のメンバーから目が離せなくなった。
こんなこと普段絶対しないんだけど、この時ばかりはどうしてもツイートしなきゃって手が動いてこう書き込んだ。

「ジェシーじゃないメガネの方は誰?好みなんですけど」

これだけ。タグも何もつけてない。
よっぽど焦ってたのか超短文。
多分歌唱中にどうしても伝えたかったんだと思う。
これだけの書き込みなのに、ふだん30件もつけばすごいバズったーって自分で思う程度のTwitterアカウント700件くらいいいねがついて、スト担さんから「松村北斗くんです!この動画おすすめします!」というコメントがついた。
オタクってすごい(褒めてる)

この時に私は松村北斗というアイドルを認知し、ファンになった。
ただ時は娘の中受真っ只中。少しの理性が働いて彼の諸々を追うことはしなかった。
でも気にはしていたらしくTFTとか題名のない音楽会とか要所要所で確認はしていた。

次のきっかけは今年のTHE MUSIC DAY。
こちらはそんな真面目にチェックするつもりとかではなく、我が家はみんな音楽好きなので何の気なしにテレビのチャンネルがあっていた。
そこで見たシャッフルメドレーの北斗くんの美しさと何よりYOSHIKIとコラボしたImitation Rainのあまりのパフォーマンス力にこれはもう無理だ。このグループすごいのかもしれないとYouTubeを見てみることにした。

そうしたらそこで繰り広げられるクオリティの高い音楽と本当にアイドル!?のようなライブ映像。
とくに音源もライブ映像もとにかく音が、歌声が分厚い。そう、これが私がボーイズグループに求めていたもの。
それとは違って訳のわからない日常コンテンツ。こちらを見た感想は「この子たち、めちゃくちゃ頭の回転いいな…」ただ自分の言いたいことを言っているのではなくて状況判断が全員ずば抜けていてお互いを見ながら回しているのでコンテンツとしての完成度がとても高い。
頭が混乱した。さらにSixTONESANNを聴いてみるとより混乱…
なんだこの子たちは…
もうその時点で降参です。

ということで今年の夏をきっかけにSixTONESの沼に足を踏み入れることとなった。
この沼はものすごく深い。これからはこちらについてもポロポロと語りたい。なんせ抱く感情を自分の中だけでは処理しきれないので。

(まさかこの導入だけで原稿用紙5枚レベルになろうとは…)

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