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丸山真由子さんの歌詞あるある【ClariS編】


まえがき

今回はネタ記事です。
筆者の独断と偏見に満ちた「丸山真由子さんのClariS曲の歌詞あるある」をご紹介していこうと思います。

丸山真由子さんのプロフィール

本ブログの読者で知らない人は誰もいないと思いますが、一応公式情報を載せておきます。

2004年音楽専門学校在学中から、プロデュースチームHΛLにて音楽活動開始。
浜崎あゆみや中居正広、HIGH and MIGHTY COLOR、伊藤由奈さまざまなアーティストの制作に参加。
2010年より個人として作家活動を始める。
2014年作曲を担当したAAA「さよならの前に」が第56回レコード大賞、優秀作品賞を受賞。

丸山真由子 | Blue Bird's Nest 公式プロフィール 

あるある対象曲

丸山真由子さんがClariSのために作詞した全22曲(2023/08/27現在)から独断と偏見で選びます。

筆者が個別記事を執筆済みの曲はあとがきに記事リンクも貼りますので、深掘りしてみたい人は是非読んで頂けると嬉しいです🫶

①1番と2番で時間帯変わりがち

Wake Up

【1番:朝】
目覚ましのベル響く はじまりの朝まぶしい
(中略)
広がってる青空 雲は一つもない
ありのままの私を 全部伝えたい

【2番:夕方】
茜色染まる空 「さよなら」が寂しい
明日までの距離さえ 少しじれったい

with you

【1番:夕方】
ひらひら舞う 落ち葉を手に取って
あの日を思い出した 夕暮れ時

【2番:夜】
月明かり 見透かす心
さみしさは この季節のせいかな

忘れてもいいよ

【1番:夕方】
波の音 静かに響いて
黄昏の空 淡く光だした星たち

【2番:夜】
潮風が 少し冷たくて
深まる夜空 強く光だした星たち

①は本ブログで過去に何回も触れて来た時間帯の変化です。
ただ時間帯が変化するだけでなく、登場人物の心情も時間帯(風景)の変化に呼応するように変わって行くのが大事なポイントですね。
心情を言葉で全部説明すると説明的になりすぎてしまう所を、風景の変化で映像として自然と聴いた人に想像させる。
そんな意図があるのではないかと思います。

②遠くの君と同じ空で繋がりがち

with you

どうか君は 笑っていて
その夢を 忘れないで
同じ空で 繋がってる
いつだって そばにいるよ Be with you

Starry

Starry Sky 眠れない夜
ねぇ 会いたいよ 会いたいよ
空に掛かる 星のベール
こぼれ落ちそうな この想いを

missing you

missing you…
空はいつだって 見上げれば繋がる
たとえ離れ離れでも
「またね」と笑顔で手を振るキミを
ずっと ずっと覚えてる
you and me 2人だけの約束

忘れてもいいよ

ひとりきりのプラネタリウム
キミもどこかで見上げてるよね…

このシチュエーション自体はJ-POPあるあるですし、丸山さん以外のClariS曲でもサヨナラは言わないの「離ればなれになるけれど 同じ星見上げて」とかありますが、それにしても丸山さん曲で良く見掛ける印象があります笑

丸山さんは作曲家別だと最多の22曲もClariSに提供しているので、母数が多いから結果的に増えてるだけ、という考え方もできるかもしれません。

しかし、このシチュエーションに何か個人的な想い入れでもあるのか?という気配を感じなくもないので、ご本人がインタビューとかでそのうち語ってくれませんかね・・・。

③サビで曲名言いがち

I'm in love

ずっと繋がっていたい 欲張りなこの想いを
受け止めて so I'm in love with you.

HANABI

君と見上げた あの花火は今年も
夜空いっぱい 咲いてる 忘れないよ

with you

いつだって そばにいるよ Be with you

Orange

辿り着いた オレンジの空が
ナミダ 優しく包んだ

SECRET

どうしても どうしても 近づきたいのに
ねぇ SECRET その先へ 踏み出せないよ

ウソツキ

ずっとここにいると誓った 君はウソツキ

ねがい

もし君に好きだよと言えてたら 今もまだ
思い出じゃない場所で その心 触れられたのかな?
I wish… ねがいごと ひとつだけ

Starry

Starry Night 星降る夜
ねぇ 会いたいよ 会いたいよ

missing you

missing you…
空はこんなにも 澄み渡ってるから
すぐに逢える気がするの

忘れてもいいよ

もう忘れてもいいよ
一緒にかざしてた 線香花火のように

It's showtime!!

Tonight, Tonight Let's get started.
Tonight, Tonight It's showtime!!

Blue Canvas

新たな色を作っていくんだ
やがて染まる Blue Canvas

君がいると

君がいると 優しくなれた
君がいると 幸せになれた
君にもらった あの日のぬくもり
季節が変わっても 確かに ここにあるの

圧倒的多数の曲数になってしまった③は「サビで曲名言いがち」です。
サビで曲名言うのも音楽なら当たり前ではありますが、作詞家によって頻度は結構違うと思います。

ClariSだと例えばkzさんはPRIMALove、渡辺翔さんはカイトくらいしかない一方、磯谷佳江さんはコイノミ・YUMENOKI・collage・シグナルとほとんどの提供曲でサビで曲名使ってます。

丸山さんの特徴としては、「I'm in love」「missing you」「忘れてもいいよ」「It's showtime!!」など長めの曲名も使っていくことでしょうか。
歌詞を全部書き終わってから全体のイメージを表す言葉を歌詞中から選んで曲名にしているのか、曲名を考えてから歌詞に使っているのか。
どんな作り方なのか分かりませんが、曲名をいつ決めているのかも気になります。

あとがき

というわけで、丸山さんの歌詞に異常な執着心を持つ筆者が独断と偏見で選んだあるある集でした。
読者の皆様が少しでも共感できるポイントがあれば幸いです。

筆者はこれまでに5本の丸山さん曲の個別記事を執筆していますので、丸山さんの歌詞を更に掘り下げたい方はもし良ければ覗いてみて下さい。

例えばウソツキの記事では、今回のあるあるには入れなかった「曲の序盤で五感情報入れがち」に触れてたりします ↓

丸山さんの歌詞で特徴的なのが、曲の序盤でこういう季節感や時間帯、主人公が感じてる五感情報(風景・温度・音など)を描写することですね。
もちろん歌詞では当たり前の表現なんですが、ClariSの他の作詞家さんより頻度が多い印象があります。

ウソツキの場合だと、
・夜空、白く染まった街(視覚・季節・時間帯)
・記憶の中の君の言葉(聴覚)
・風の冷たさ(触覚)

筆者の個人的な感覚なんですが、こういう情報を序盤に描写してくれると、曲の主人公への没入感が高まって歌詞の世界に深く入りやすい気がします。
筆者が丸山さんの歌詞が好きな理由の1つですね。

ClariS「ウソツキ」で新年を暗い気持ちで始めよう | るなる~な

そして、こう並べてみると丸山さんだけでもう5記事も書いてるんだなぁと気付いてしまった筆者、ついに勢い余って作ってしまいました。

丸山さん記事をまとめた丸山真由子マガジンです。
こういうことするから愛が重いんだよ)

今後はこのマガジンに記事を追加していこうと思いますので、乞うご期待。

では、今回は(当社比で)短めですがこの辺で終わります。

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