お客様は神様とかまだ言ってんの チップ文化の未来


私は飲食店でアルバイトをしてる。

海外移住に向けた小遣い稼ぎだ。

元々接客は昔から好きで振り返ると人生のほとんどが接客業

27歳で飲食の接客業やってるとかいうと
「疲れない?」とか「しんどくない?」とか言われるけど同じ席に座って、パソコン見つめてる事務の方が辛いし視力は下がるから嫌
お客さん来るまで何したら良いかわからない販売も苦手である。

自分のお店が忙しいとワクワクしちゃう
時間があっという間に感じられて、
広い店内のお店だと歩き回るだけで良い運動になる

私が大学の時に働いてた300席あるレストランでホールをやっていたが4時間働いて2万歩歩いてた

私が一番楽しかったアルバイトは
アメリカンレストランのアルバイト

外国人のお客さんももちろんくるし英語も使いたかったてのもあるけど雰囲気が昔から好きだった。
幼い頃からアメリカ人の父親と2人で出かける時は決まってアメリカンレストランに行ってた。
たらふくハイカロリーを食べて色々なことを語ることが楽しかったし幸せだった。
お店の人がカジュアルな感じも好きだった。

アメリカンレストラン行ったことがある方は想像できると思うが、普通の日本にあるファミレスや居酒屋、レストランと何が違うかというとテーブルチャージ制が多い。

日本みたいにご飯食べ終わったらお客さん自身が伝票を持ってキャッシャーに行ってお会計というシステムではない。

それぞれ店員は担当の持ちテーブルというのがあり、担当のテーブルの人たちの面倒を見るのだ。
担当の者がお客様が席に着いてからメニューの説明や注文受けること、料理や飲み物を運ぶこと、お会計、お見送りまで担当する。

なぜこのシステムになったのかは知らないけどヨーロッパ行ってもどこもそんなところが多い。
タイに留学した時もそんなお店が多かったなぁ

注文の受け間違いや混乱を防ぐためにはめちゃくちゃ良いシステムだと私は思う。
他にも担当ということもあり、コミュニケーションが増える
「どこからきたんですか?」
「旅行なのか地元の人なのか」
「初めてこのお店に来たのか」
「何かアレルギーや好き嫌いがないか」をお尋ねしたり
「ここのお店初めてならうちの店限定メニューはどうですか?」とおすすめしたり
常連さんなら「いつもと違うメニューにしてみますか?」
とか会話してるだけで楽しい

自然と仲も深まってきて込み入った話をすることもある。
大学の時に就職に迷った時人事部長をやってるというお客様からアドバイスもらったり、
カップルのお客様の彼氏に頼まれて彼女のサプライズケーキを用意して彼女さんと意気投合したり。
同世代のグループがきたら何気ない話を友達のように話したり

こっちはチップを求めてるわけでもなかったし
日本はチップ文化じゃないからそんなつもりはなかったんだけど、楽しい時間に対してありがとうの気持ちとして頂くことが増えた。

すると私はチップもらうためじゃないけどモチベーションも上がったしもっと気の利いたことができるような店員になりたいなと思うようになる。

私はすごい時、5時間働いて
合計5000円のチップをいただいたことがある。
韓国人の観光客
オランダ人の観光客
そして日本人の観光客の3組からいただいた。

オランダ人のお客様からお誕生日だからなんか急だけどしてあげられない?というリクエストにケーキを用意して答えた。

韓国人のお客様からは純粋に気が利いていて、
私の脳を見抜いてる?というくらいLunaの接客は感動したという言葉をいただいた。

日本人のお客様からはお店の常連さんだけど、いつも頼まれる飲みものと好きなウィスキーを組み合わせたもの作れるか聞いてみましょうか?と提案したところ喜んでさらに気に入ってくれ、今後はそれを頼みたいと仰ってた。

私はお客様は神様だと思っていない。
同じ人間である。
確かにお金をいただくのは私たちだけれどもこの概念が生きすぎて横柄な態度をとるお客様が多すぎるのは事実。

CAをやってた友達が一番めんどくさいというのが日本のお客様らしい。
接客業を馬鹿にしているような態度だと。
こっちは金払ってるから何やっても良い
荷物だって男のくせに上げないでCAに上げさせようとしたり。
ひどいもんだ。

最近思うのは、日本はチップ制度じゃないのにやりすぎ。
それに対してチップ制度が当たり前なアメリカは大した接客をしてないのにチップを要求されるのが消費者側からしたらストレスと話題になってる。

日本のサービスはチップをもらう価値があると思う。
貰わずそれを当たり前にやってる日本人はすごいと思う。
ただチップ文化を当たり前にしてしまったら欧米のようになってしまうから難しいものだ。


ただ変えるべきなのは日本の
お客様は神様じゃないこと
タメ語と親しみを込めた接客はイコールじゃない。
敬語を使いながらもっとカジュアルに接客したら良いんじゃないかなと思う。
そしたらお客様も理解してくださる。

日本人は少し頑張りすぎだ。


自分の頑張りを褒めてくれることをもっと求めても良いと思う。

Luna

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?