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Peer to Peer (P2P)学習の効果

※ あくまで個人の意見です。
※ 引っ越し準備中の暇つぶし程度の駄文です。

最近 42 での勉強どうなの?

さぼりちらかしてます。というのもまぁ精神疾患が絶不調だったのでそんな中で退学に飲み込まれたくないよう~~、ということでギリギリのギリギリで重力を制御したりしてました。

コーディングからいったん頭を切り替えよう、ということでなるべく音楽作業・動画作業等に時間を費やしていたはずなんですが、いつの間にか 42 生中心のシェアハウスを立ち上げることになりました。非公式。2021/6/11 入居開始。いやでも手続き取りまとめたりやってるうちに普通にちょっと回復してきた気がする。シェアハウスに関しての詳細はまた今度の機会に。

今回は、DIY 家具をバラしたいけど丸ノコ使うには時間が早すぎるため、時間つぶしの駄文です。その時間でコードを書けよ。一理ある。だが断る。

P2P 学習ってそもそも何よ

学校には先生が、職場には先輩がいて、知識ややり方を教えてくれます。一方で独学においては自分で調べ、分からない部分があればわかりそうな人を探して聞く、といった方法の学習になります。

前者は大手の教室・大手の会社であればあるほど洗練されたマニュアル・教え方があるのでお金がかかったりはもちろんしますが安心して教育を受けることができます。(あまり安心してもいられないのが義務教育でもあるが、まぁ違う話になってしまうので割愛)

後者の独学に於いては、その人自身の資質が大きく関わってきます。すでに調べ方・学び方が得意な人はそれで充分ですし、コミュ力が高い人はうまいこと人に聞いて解決することができます。

42 における P2P 学習は、どちらかというと後者に近いものと自分は解釈しています。というより独学を進めることができない人向けに独学の仕方を段々と学習してもらう仕組みとでもいいましょうか。

・調べ方・学び方を伸ばす

・教え方・教わり方を伸ばす

この二点が大きくは 42 の P2P 学習の指針なのではないかと思っています。なのですでにどちらかを身に着けており、なおかつすでにエンジニアである人からするとまぁ普通に不要、むしろ迂遠なものだし、そもそもそういう人を 42 は対象にしていないと思うたんじろ~(語尾)

問題解決能力

これに関しては自分も昔から思うところがあり、何度か言語化を試みてはいるものの現時点では整理しきれていないぐちゃぐちゃなものしか自分のブログにないのだが(そしてまた義務教育へと話は戻るのだが)これもまた 42 の掲げる指針の一つである。

ぐちゃぐちゃなままだが自分の中のものをそのまま書き連ねると以下のようになる。

まずは問題が存在する。
問題とはつまりは疑問・課題、広くは目標なども含むだろう。
これらをどのようにして解決していくか。

まずこの時点で解決方法が分かればそれを実行するだけだ。終了。
実行できない・実行したが失敗する場合には
何が障害になっているかを把握する必要がある。

障害となるものについては能力・知識・資金・時間・体力・精神力・・・
まぁなんか色々あるだろうけど一体どれが
今回の問題を解決するためにクリティカルな部分なのかを分析する。

分析結果に基づいて実行してみる。うまくいったらOK。ハイ次。
上手くいかなかったら再度分析に入る。

今度は調べる・教えてもらうという選択肢が加わってくる。
その前に「何を調べる?何を聞く?」かがわかっているか?
という分析も必要だ。
自分の分析が正しく分析されているかどうかの再帰分析・評価。

正しければ情報収集に移ろう。
Web に聞いたり人に聞いたり本を読む。
得た情報をもとに考える。
仮説を立てて試してみる。
実証されたか?されなかった?
じゃぁ何か間違ってる、調べ直せ、考え直せ。

さて再度実行。
うまくいった?OK、次の問題へ行こう。
だめだった?OK、再度分析に入ろう。

おそらく世間的に言われている PDCA サイクルとかいうやつに近しくあるものだとは思われる。42 ではこのサイクルの中の、調べたり、人に聞く部分に P2P が適用される。

ティーチングとコーチング

とはいえ、いきなり 42 に入ってきて「うまいことみんなで教え合ってね」って言われてもいきなりそんなにうまくはいかない。現状では比較的優しい人・知識が豊富な人が紛れているのであまり表立ってはいないが、眺めているともうすぐそれが顕現化しそうな予感がしている。

というのも、「これをやったらできますよ」が増えている気がするのだ。いわゆるティーチングである。直接的に答えを教えてしまうのがティーチングである。「手っ取り早くていいじゃん」。その通り。短時間で要点を押さえてわかりやすく伝えることで、効率的に情報を落とし込むことができる。短期バイトに仕事を教える、自分で考える必要のない一定作業を繰り返す作業員に作業の仕方を教える、などにはこちらが向いている。

ティーチングの問題は、その人自身の思考力・情報収集力・分析力・判断力が深まらないことだ。

一方でコーチングというのは、導きのようなものだ。相手に思考を促すようにコミュニケーションをとり、もしかしたら教える側が想定していなかった新しい答え・考え方に辿り着くこともあるだろう。

「これをやるために、何が問題になってると思いますか? じゃぁそれを検証するためにはどうしようか? よしじゃぁ検証してみようか? あーやっぱりそれが原因だったね。他にもこうしたらどうなるかな? なるほど、そうなるんだ、つまりここはこれに関連してるってことだね」

「これやったらできますよ」に比べてなんと迂遠なことだろう。だがこれが重要なことである。
「自分で(お互いに)考えさせる」
「自分で(お互いに)発想させる」
「自分で(お互いに)分析させる」
「自分で(お互いに)判断させる」

この迂遠な工程によって、お互いの思考力・情報収集力・分析力・判断力が深まり、これを身に着けてしまえば後が早くなる。問題解決能力が上がるということだ。

教える人が教わる人で、教わる人が教える人

42 Tokyo の P2P 学習においては、講師がいないため、基本的には全員が教える人であり、教わる人である。(もちろん過去の経歴やエンジニア機関である以上は能力の差は生まれるが。)

それは一般のプログラミングスクールと違い、一つのことを学ぶのに講師が「これはこうなんですよ」とは言ってくれず、「やってみろ」としか言われない、一見冷たいようにも見える態度だが、Piscine の時から自分はここが非常に面白く、楽しんでいる。(じゃぁコード書けよ(いやそれはまた別の問題があってですね。))

ハンターハンターで例えると、「課題は『スシ』よ!」である。

すでに入学してる人向けなのかこれから Piscine を受ける人向けなのか、そもそもなんで書き始めたんだっけ、あーなんか寝起きで思い付きで書き始めましたね。まーあのーお兄さんはプロのフリーターとして色々な業界で働いたり未成年の頃からバイトだっちゅーのに40代の年上の研修させられたり、最近はスマホにすっかり慣れてしまって逆に PC とか全然わかんない若い世代に PC の研修をしてたりするのでこの辺りのことは考えてみたりすることがよくあるんですが、その発作が久々に出たものと思ってください。

thx, Photo by chiyoizmo

貰えるのであれば貰えるものは貰う乞食(いざ本当に貰ったら申し訳なさでやる気が出る仕組み)