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#154 めざせ!えほんセラピー犬。【司書編】『鏡の古城』は、ありますか?『かがみの孤城』ならあります。

16:00
公民館の図書室で『タテゴトアザラシのおやこ』(写真 福田幸弘 文 結城モイラ ポプラ社)を借りました。
予約していたので、すぐに受け取れました。
図書館は便利ですよ。
司書さんが、検索機で予約された本を探して本棚へ行き、取り置きだなに置いてくれます。
「予約した本が準備できました」と丁寧にメールまで送ってくれます。
至れり尽くせりです。

しかし、ウチの運転手さんは「ア〇ゾンなら、本の検索してカートにいれたら、自宅まで届けてくれるよ。」とさらっと意見を言ってくれます。
その通りです。
玄関の前で受け取ることが出来ればうれしいですよね。

お金と時間に余裕のある方、どうしても手元におきたい本は、作者さんや出版社さんのためにどんどん購入してほしいです。
そうでない方は、図書館をおススメします。
図書館をMY本棚という考え方ならワクワクしてきますね。
私だけかな、笑。

本の検索をしてヒットしなかった時はありませんか?
書名を入力する▢スペースの下方に(and)(or)(ではじまる)(一致する)等選べます。
それを使ってみるとヒットの確立が高くなります。
それから、タイトルを覚え違いしていて、ヒットしない場合があります。
『100万回生きたねこ』(佐野洋子 作)の本は大ヒットしました。
後年も人びとに愛されロングセラーになりました。
この『100万回生きたねこ』を自分で検索してもヒットしない!という事態が発生!
図書館員に相談した人がいます。
来館者「すみません。『100万回死んだねこ』の本は、ありますか」
図書館員「それは、本のタイトルでしょうか?お待ちください。」
死んで、生まれて、死んで、生まれたわけですから。
来館者の方のお気持ちは、よく伝わっております。
『100万回死んだねこ』。
これが覚え違いタイトルです。
書籍にもなっています。

引用 アマゾンHP https://www.amazon.co.jp/100%E4%B8%87%E5%9B%9E%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%AD%E3%81%93-%E8%A6%9A%E3%81%88%E9%81%95%E3%81%84%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E9%9B%86-%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8/dp/4065258928

本の紹介:

本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。

そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。

本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて……という仕掛けになっています。

読者のみなさんはきっと、利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力に驚嘆することになるでしょう。

クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント、ぜひご堪能ください!

引用 アマゾンHP

小学校の図書室では、しょっちゅう「覚え違いタイトル」に遭遇します。
本人は、至って真面目です。
司書は、摩訶不思議なタイトルから、自館の蔵書を探り、本人の意図する本へと長い道のりを歩んでいくのです、笑。
本人が一生懸命に検索してそれでも見つからない。
落胆して、司書に助けを求めているわけですから、笑い事ではありませんね。(謝罪)
司書は「なにかヒントを下されば探しますよ。探させてくださいね。」という気持ちと態度でレファレンスサービスを行っています。

「本を検索しても見つからない!」
そんな時こそ「司書のレファレンス」を大いに利用してください。
ご存じの方は、「忙しそうだから悪いなあ」と思わずに、「司書がレファレンスをしたくてうずうずしている」と思って利用お願いします。
図書館員と利用者があっての図書館です。
お互いのコミュニケーションがあって、ますますより良い図書館になると確信しております。
「地域のコミュニケーションの場が図書館」になれるといいですよね。
学校司書も「小学校のコミュニケーションの場が図書室」となるよう精進して参ります。

本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)








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