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イカれたメンバーを紹介するぜ!(21-22:冬)

こんにちは、Lunaです。もうシーズン後半戦に入ってしばらく経ちますが、後半戦を戦うナポリの選手たちを軽く紹介していこうと思います。それと同時に、冬の移籍の動向と各選手の前半戦の個人的な評価にも少し触れていきます。もしよろしければお付き合いください。

選手情報はtransfermarktを参考、選手写真は全てナポリ公式HPから引用
また、試合情報はセリエA第25節インテル戦を終えた時点での情報です

GK

#1 Alex Meret - アレックス・メレト (24/イタリア/190cm/左)

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今季当初、監督のスパレッティは「GKのファーストチョイスはメレト」と言っていた(ような気がする)が、現在リーグ戦でのスタメンは4回のみ。出場した試合では何故か理不尽な失点も多く、クリーンシートは少なめ。しかしその大きな体を活かしたセービングは一級品。超えるべき先輩の壁は大きいが、何かの機会にチャンスを掴み、ナポリの将来となってほしい。

#25 David Ospina - ダビド・オスピナ (33/コロンビア/183cm/右)

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今年も例年通りのハイパフォーマンスを発揮している。33歳とベテランの域に達したが、その反射神経の鋭さと足元の技術は衰え知らず。後ろから繋ぐサッカーを見せるスパレッティの戦術には外せないピースとなっている。
最近は相手選手と衝突(物理)する事が増えてきて、その度に怪我が心配になるがなんともなく試合に戻ることが多い。契約は今季までとなっており来季の契約は不透明だが、個人的には契約延長してほしいと思っている。

DF

#26 Kalidou Koulibaly - カリドゥ・クリバリ (CB/30/セネガル/187cm/右)

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前半戦は文句が出るはずもない出来だった。それどころか、先日行われたインテル戦では2か月ぶりのナポリでの試合だったにも関わらず、「この男がいないとダメだ」と思わせるような圧倒的な守備力を見せた。
インシーニェが退団する来季からはクリバリがキャプテンになるという報道がある。これからまだしばらくはナポリの最終ラインを支え続けてほしい。

#13 Amir Rrahmani - アミル・ラフマニ (CB/27/コソボ/192cm/両)

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今季の初スタメンはEL第1節のレスター戦。その試合では2失点を喫したものの、ラフマニは守備の安定感や判断力の高さを見せ、それ以降のリーグ戦ではマノラスからCBのレギュラーの座を完全に奪った。
特筆すべき特徴はそれのみでなく、攻撃的なセンスの高さ。リーグ戦ではセットプレーから3点を取っている。またパスの面に目を向けても、相手のイヤな場所に縦パスをつけられる視野の広さも併せ持つ。

#5 Juan Jesus - フアン・ジェズス (CB/30/ブラジル/185cm/左)

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今季からフリーで加入した。CBまたはLSBの控えとしての加入だったが、出場した試合では求められた役割を正確にこなせていた。
クリバリが負傷とAFCONが重なり2か月間試合に出られなかった期間はラフマニと共にCBコンビを組み、加入当初のあまり高いとも言えなかった評判を180度覆すような安定感のあるパフォーマンスを発揮した。
クリバリが帰ってきたため再び控えとなったが、ベンチにこのレベルの選手がいるのは非常に心強い。

#6 Mario Rui - マリオ・ルイ (LSB/30/ポルトガル/168cm/左)

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守備的な穴になることは多いが、攻撃ではパスの質の高さを武器に左サイドでの組み立てに一役買っている。ただファイナルサードに侵入した際にはもっとシンプルにクロスを上げてもいいように思えるシーンも見受けられる。
LSBのファーストチョイスで現在リーグ戦では22試合に先発しているが、イエローカードを受けるシーンが多いのが玉に瑕。既に6枚貰っており、イエローカードの枚数をもう少し減らしてほしい。

#31 Faouzi Ghoulam - ファウジ・グラム (LSB/31/アルジェリア/184cm/左)

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大きな怪我が多く、監督もその起用には慎重になっているように思う。今シーズンのこれまででは3試合に先発・7試合で途中出場しており、攻撃と守備のバランスは非常に良かったと感じる。
グラムの契約も今季までだが、契約延長を行わないとする報道がある。

#22 Giovanni Di Lorenzo - ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ (RSB/28/イタリア/183cm/右)

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公式戦のすべての試合で先発出場を果たしているナポリの絶対的なRSB。総プレー時間も2,800分越えと圧倒的。その具合から、日本のナポリサポからは『鉄人』の愛称で親しまれている。
守備は言わずもがな、攻撃でもインナーラップとオーバーラップを使い分けてアクセントを付け続けている。強いて弱点を挙げるならクロスの質。悪くはないがもう一つという感じ。

#2 Kévin Malcuit - ケヴィン・マルクィ (RSB/30/フランス/178cm/右)

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昨シーズン、1年間のフィオレンティーナへのレンタルを経て今季ナポリに帰還。ディロレンツォの存在が大きすぎるためRSBでは出場機会が限られているが、3バック時にRWBとして出場したり、試合の締めでLSBとして出たりと起用法はさまざま。
1年間のレンタルを経て、体が一回り大きくなった印象。持ち前のスピードと成長したフィジカルを活かし、欠点であった守備面を改善させて帰ってきた。

#59 Alessandro Zanoli - アレッサンドロ・ザノーリ (RSB/21/イタリア/188cm/右)

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セリエC・レニャーゴへの武者修行から今季復帰。ここまでは点数差に余裕のある試合の最終盤に締め、または経験としての出場が多く、総出場時間は25分。
ポジションはRSBだがLSBとしての出場もある。SBとしては破格の体格であり、それを活用してCBも出来るようにしようとする動きもあるよう。出場時間を長く確保することはまだ難しいかもしれないが、将来のナポリの守備を支える存在になって欲しい。

MF

#99 André Zambo Anguissa - アンドレ・ザンボ・アンギサ (DMF/26/カメルーン/184cm/右)

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夏の移籍ウインドウでイングランド2部のフラムからレンタル移籍。中盤の選手が続々と離脱したこともあり、加入直後のセリエA第3節・ユヴェントス戦で即刻スタメン起用されると、その試合では潰し・パス・ドリブルでのボールの運びなどで圧倒的なパフォーマンスを見せた。運動量も多く、完成された中盤の選手だと感じる。

#4 Diego Demme - ディエゴ・デンメ (DMF/30/ドイツ/170cm/右)

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プレシーズンマッチでの負傷により開幕に乗り遅れた。加えてダブルボランチを形成する他のMFの台頭もあり今季はあまり出場機会を得られていない。
しかしその粘り強い守備は健在。ピッチの上から下まで動き続ける運動量も自慢で、出場した試合では攻撃も守備も高いレベルでこなす。

#68 Stanislav Lobotka - スタニスラフ・ロボツカ (DMF/27/スロバキア/170cm/両)

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昨シーズンはほとんど試合に出られない冷遇の日々を過ごしたが、今季はスパレッティの下で完全復活。特に最近の試合でのパフォーマンスは誰の目をも奪い、彼から目が離せないようなものだった。
特徴はボールを運ぶ能力の高さ。ボディフェイントが非常に上手く、相手を欺きながらパスを出し続ける。トラップを始めとしたファーストタッチも極上。スパレッティが望む”レジスタ”としての役割を完璧に果たしている。

#8 Fabián Ruiz - ファビアン・ルイス (CMF/25/スペイン/189cm/左)

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昨シーズンから数えて2度ほどコロナウイルスに感染するという難しい時期を送っているが、それでもナポリの中盤には欠かせない選手であり続けている。
昨シーズン同様に基本フォーメーションは4-2-3-1でそのボランチを務めているが、攻撃時は昨年よりも高い位置を取るようになり、ここまで5得点の活躍(昨年は3得点)。その全てがペナルティエリア外からのゴールであり、左足の制度の高さに磨きがかかっている。

#7 Eljif Elmas - エリフ・エルマス (CMF/22/北マケドニア/182cm/右)

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ディロレンツォと並び、今シーズンのここまでの公式戦全32試合全てに出場している(先発16試合・交代出場16試合)。
これまではCMFやAMFを務めることが多かったが、今シーズンは左のサイドアタッカーとしての起用も増えてきている。北マケドニア代表で主に務めているポジションということもあり、のびのびとプレー出来ているように見える。
持ち味はドリブル突破。エルマスの仕掛けから生まれた得点も見られるが、もう一つプレーに幅がない印象。特にクロスは少なく感じる。ナポリに来て3年目、更に一皮むけるかが勝負。

#20 Piotr Zielinski - ピオトル・ジエリンスキ (AMF/27/ポーランド/180cm/両)

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今シーズンもトップ下でナポリの攻撃を司っている。ここまで5G5Aとハイペースで得点に絡んでおり、最終的には自身のシーズンハイだった昨年の記録(8G10A)とも遜色ない記録を作れるだろう。
献身的な守備も魅力的で、ハーフラインより下でボールを奪い、前線に残ったオシメンにパスを出すというカウンターのシーンも見られた。オシメンの存在がジエルのプレーに幅を持たせていることは間違いない。彼らの連携がシーズン終盤に向けたカギになる。

FW

#24 Lorenzo Insigne - ロレンツォ・インシーニェ (LWG/30/イタリア/163cm/右)

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我らがカピターノ。怪我やコロナウイルスにより欠場試合が例年より多いが、その度にインシーニェがいなければ攻撃がまともに成り立たないと感じる。それだけに退団してしまうのは非常に不安である。
今季はリーグ戦で6Gしているが、それはすべてPKによるもの。インシーニェ含めてウインガーがここまでもれなく得点面で不調であるが、それ以上に彼の攻撃時のアイデアがナポリに勝ち点をもたらしていると言っても過言ではない。彼がボールを持ち、ドリブルを仕掛けることで他の選手がゴール前に上がってくる時間が生まれている。
ナポリでの最後の時間が日に日に近づいてくるが、目標の一つとして挙げられるCL出場権という置き土産を残せるか。

#11 Hirving Lozano - イルビング・ロサーノ (LWG/26/メキシコ/175cm/右)

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登録ポジションはLWGとなっているが、実際はRWGでの出場が多い。
オフザボールの動きが魅力。俊足を生かして相手DFの裏に抜ける様子は、彼の台頭前にその形を見せてきたカジェホンの姿を重ねるサポーターが多くいるほど。後手の対応を迫られた相手はファウルで止めるしかないが、そのファウルから多くのチャンスが生み出されている。
今季途中に代表戦で頭部に負傷を負い、そこからのパフォーマンスが下がったように思える。22節のボローニャ戦では2ゴールを記録したが、直近の代表戦で再び負傷(肩)。呪い?

#21 Matteo Politano - マッテオ・ポリターノ (RWG/28/イタリア/171cm/左)

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高い精度を誇る左足が特徴。縦に突破してそこからのクロス、横にカットインして左足での強烈なシュートが得意な印象。だがポリターノももれなく今季不調のウインガーの一人で、昨シーズン9得点だったのが今シーズンはまだ1ゴール。昨シーズンにウインガーが全員素晴らしい記録を作ったため、対策されてるということかもしれない。右サイドでの連携には多少ズレが見られるシーンはあるもののプレー自体は別に悪いものではないので、その左足で対戦チームに悪夢を見せてほしい。

#33 Adam Ounas - アダム・ウナス (RWG/25/アルジェリア/172cm/左)

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ニース(フランス)、カリアリ、クロトーネへのレンタルを経て今季ナポリへ復帰。試合終盤のジョーカー的起用が多く、変幻自在のドリブルで相手の盤面を混乱させる。CF、RWG、LWG、AMFでの出場があり、攻撃的なポジションを満遍なくこなせるのも強み。
しかし怪我やコロナウイルスによる欠場が多く、ここまでのリーグ戦で11試合のみの出場にとどまっている。その少ない出場時間でも彼のポテンシャルは遺憾なく発揮されているだけにもったいない。

#9 Victor Osimhen - ヴィクター・オシメン (CF/23/ナイジェリア/186cm/右)

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昨季は怪我やコロナウイルスにより不完全燃焼に終わってしまったため、今季にリベンジを誓った怪物FW。だったが今年も怪我により長期的な出場停止を余儀なくされ、今のところはリーグ戦の出場は15試合。
しかし出場した試合では迫力のあるプレーを披露。スピード・フィジカルどれをとっても一級品。しかしここまではやはり得点が少なく感じてしまう。シュートは多く放てているが、その精度に課題が残った。昨年はシーズン終盤にゴールを量産したため、今年もこれからの爆発に期待したい。

#37 Andrea Petagna - アンドレア・ぺターニャ (CF/26/イタリア/190cm/左)

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ウナスと同様、試合終盤の投入が多い。2試合先発・交代出場が18試合で総出場時間が434分というのが現在の状況であるが、その中で3ゴールとしっかり結果を残している。そのような起用法のために決勝点が多く、彼がもたらした勝ち点も多い。
圧倒的なフィジカルを持ち、試合終盤のボールキープは”時間の消費”という部分でもナポリの大きな助けとなる。

#14 Dries Mertens - ドリース・メルテンス (CF/34/ベルギー/169cm/右)

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シーズン開始前に代表活動で負った怪我により開幕には間に合わなかったものの、復帰後はオシメンの負傷離脱もありコンスタントに試合に出場。主にCFとトップ下を務め、先発でも交代出場でも全ての選手をリンクさせるようなプレーを披露する。
リーグ戦では現在7得点、これはチーム内の最多得点でありその得点力の高さも健在。
”0トップ戦術の生みの親”とされるスパレッティの下、34歳となった今でも高いパフォーマンスを発揮し続ける。

監督

Luciano Spalletti - ルチアーノ・スパレッティ (62/イタリア)

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今シーズンから就任。基本戦術は4-2-3-1または4-3-3を採用。
シーズン序盤は後半の修正力を武器にリーグ戦を無双。中盤の底に”レジスタ”と呼ばれるゲームメイカー的な役割を果たす選手を置く傾向にあり、今はその役割をファビアンとロボツカがこなしている。
最近はその交代策がハマりきらない、または交代が遅い試合があるのが少し気になる。

冬の移籍:加入

#3 Axel Touanzebe - アクセル・トゥアンゼベ (CB/24/イングランド/185cm/右)

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マンチェスターユナイテッドからの半年間のドライローンで加入。ナポリでの初戦(21節サンプドリア戦)では10分のみの出場だったが、パスの質の高さに目を引かれた。現在は負傷中だが、長く試合に出場している姿を見たい。

冬の移籍:退団

#44 Kostas Manolas - コスタス・マノラス (CB/30/ギリシャ/189cm/右)

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古巣である母国ギリシャの強豪・オリンピアコスへ帰還。
今季はシーズン開幕直後こそCBのレギュラーだったものの、ラフマニの台頭によりスタメン落ちする機会が増加。その後負傷により離脱すると、退団の話があれよあれよと言う間に進んでしまった。正直このCBコンビはもう少し見ていたかった。相性とかは抜きにして。ロマンはあった。
最後に一つひどい話をすると、マノラスを買うときに払ったのが3,600万ユーロ、一方で今回の移籍金は250万ユーロ。いくらかポカはしたし細かい怪我もそれなりにあったけど、そんなに下がる???

ということでここまでナポリの選手たちを紹介させていただきました。少しでもその魅力が伝われば幸いです。
これを読んでくれた他サポの皆様、どう?ナポリなかなか推せるでしょ?
そしてこれを読んでくれたナポリサポの皆様、「ここ違うくない?」「ここはもっとこうでしょ!」とかあったら言ってください。より良いものにしていきたいです。

この辺で失礼します。それではまた!(↓のはおまけ。俺の息抜き)

Luna's MUSICA

ストレイテナー 「宇宙の夜 二人の朝」

ひなっちのベースが染みるぜ…!!
最初から最後までメンバーが演奏している映像のMVっていうのも少し珍しい形式だと思います。
この曲は昨年発売された最新のミニアルバムからの一曲なのですが、ストレイテナーは凄いですね~、過去最高を常に更新し続けているように思います。全部かっけぇけどね。




???:…ところで、最初に言ってた「前半戦の個人的な評価」っていうのは?ほとんどやって無くない?
ワイ:「」

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