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【リザードンガン有利】シティ優勝!チラチーノルギア【ころころかわゆす】

どうも、こんにちは。
学校のプレゼンテーションの実習で、持ち時間まるまるチラチーノについて語り切ったことがあります。ルナと申します。

今回は、2/2のシティリーグで優勝したチラチーノのデッキについてのnoteです。
(当日のマッチングはこちらのツイ…ポストから)
シティ当日は先2アッセンブル率も普段より高く、正直上振れ感も否めませんが、チラチーノへの愛のチカラってことで何卒。多少なりとも上振れないとシティ優勝できるわけねー

「先2アッセンが決まればほぼ勝ち。後2先3で間に合う対面も多い」という認識で持ち込んでいるので、先2率だけを見て「ルギアは安定感がない」と評価するのは間違いだと考えています。


店舗様のポストなどで構築そのものは公開されていますが、立ち回りも含めた詳しい解説については有料部分に記載させていただきます。
お値段は、私の活動地域である大阪日本橋のチラチーノAR相場である300円に設定しました。皆様のご購入により、日本橋のチラチーノが1枚ずつショーケースから消えていくことでしょう。どうぞご協力をお願いします。
無限回収したいのに、自分から高騰に貢献して首絞めてる人←

とはいえ、有用かわからない記事にお金なんか払いたくねぇぜ、って方も多いと思います。
そんな皆様のために、昨シーズンにシティリーグで優勝した際の記事を無料公開いたします。ぜひそちらをご覧になって、こんな文章を書くヤツなんだな、ってアタリをつけてから購入を検討していただければと思います。
無料公開した記事はこちら:シティs3全勝優勝!ハンデスミライドン

本記事の無料部分もなるべく濃く作るように意識しましたので、そこだけでもぜひ読んでいってください。


2/7 追記
私が想像していた以上に、ポケカカジュアル層の皆様にご購入いただいております。
そこで、ルギア初心者の皆様に向けて、有料部分にルギアの基礎的な動きを解説する項を設けました

また、不採用カードをいくつか追加したり、ルギア対策についての項を設けるなど、他にもいくつか追記しましたので、ぜひそちらもご覧ください。


6/8追記

新記事の公開に合わせ、新記事のプロモーションとして本記事を全文無料公開させていただきます。
有料時点でご購入いただいた皆様、ありがとうございました。
新記事はこちら:【JCS 35位】day1全勝(?)レジドラゴ【新弾レシピあり】(現在執筆中)



自己紹介

興味がなければ飛ばしてください、どうぞ。

普段は大阪・日本橋のカードショップ、トレカSunriseでアルバイトをやってます。
他店より一回り安くなるように心掛けて値付けしてます。しかも土日の特価がガチでやばい(リザードンexとかのRR、¥50がデフォ)です。ほんとに。
上階のフリースペース、サンライズラウンジ金・土は23時まで営業してます。

閑話休題。

私の主な実績は以下です。
実績があれば信頼できるわけではないですけど、一番客観評価できるものは実績なので。

前々期(2022)まで
CL愛知2020(シニアリーグ)準優勝(ルカメタザシアン+チラチーノ)
CL愛知2021(シニアリーグ)ベスト8(悪パーフェクション)
wcs2022 出場権利獲得

前期(2023)
シティリーグs3 優勝(レントラーミライドン)
シティリーグs1,s2,s4 ベスト4
wcs2023 出場権利獲得

今期(2024)
シティリーグs1 抽選落ちのため出場せず
シティリーグs2 優勝(ルギア+チラチーノ)

あとシティベスト4がいっぱい。実はシティ準優勝が未経験

デッキ選択の経緯

時間がねぇ…!

時は2023年夏。2度目のwcs出場を果たしたルナは、叶わなかったday2進出を目指し、ホノルル大会へ向けてかつてない情熱を燃やしていた…かと思いきや、そんなことはなかった。なんならワンピースとかデュエマのほうがやる気あった。

そこに重なるCL横浜の落選通知。さらにシティリーグs1、CL京都まで立て続けに落選。s1は追加応募で四国の枠を確保するも、s2の落選を受けて参加をキャンセル。
ポケカは一時休止、このまま落選が続けば引退も視野かと考えるほど。ルナのポケカモチベは、かつてないほど低下していた…

時は流れ、1月末。s3の応募をしようと申込ページを開いたルナは、日本橋のショップでs2の受付枠が空いていることに気がついた。まぁ近いし、出れるなら…という軽い気持ちでボタンを押してしまったのが運の尽き。よく見ると、大会日程はちょうど一週間後だったのだ。時間がないにも程がある。


たった一週間では、複数のデッキを調整している時間はない。それならば、環境を読み切り、1週間で1つのデッキを突き詰めるのだ。使用できるデッキの条件は以下。

1.昨シーズンからの経験値が活かせるデッキ
2.環境トップ、または環境トップに有利なデッキ
3.新弾で強化されたギミック(古代・未来)に弱くないデッキ

1,2については言わずもがな。
モチベの低下から新弾考察をまともにしていなかったルナには、1週間で新弾デッキをシティレベルに完成させることは難しい。

3に関して。
レギュ落ちによるデッキパワーの低下を補うためか、レギュ変更直後の新弾には優秀なカードが多く、3年間使われる「レギュレーションの顔」が多い(ピカゼク然り、不撓ザシアン然り、連撃ウーラオス然り)。そのため、新弾の古代・未来ギミックのパワーも警戒する必要がある。
しかし、リザードン・パオジアン等の引き継ぎデッキに比べると、新弾後1週間という短い期間では経験値(=デッキの完成度、プレイの練度)が圧倒的に不足している。奇抜なギミックも搭載されづらい。
以上により、「新弾デッキは未熟で素直なデッキ及び使い手になりやすい。そのため、メインギミックに対して対等に戦えるなら、経験値の差で押し勝てる」という判断である。


事前Tier予想(Tier = 使用率)

Tier1:リザードン
Tier2:パオジアン、チビツキ
Tier3:イダイナキバ、デカツキ、サーフゴー

大小の呼び分け、ズガドーンは「ズガ」「小(こ)ズガ」でした。「小ツキ」って言いづらくない?

新レギュ施行後間もない未熟かつ混沌とした環境では、昨シーズンの経験値が残っているデッキが持ち込まれやすいことは先述の通り。
その上で、前週の結果を踏まえ、リザードンが最大母数だと予想。また、急遽高騰したチビツキ(非ルールのトドロクツキ)の使用率も高めだと読んだ。

個人的には未来ギミックに可能性を感じているが、多色のエネルギーをリブートポッドで使い回す性質上、構築及びプレイ難度が高い。
そのため1環境か2環境後、せめてCL後でないと良質な構築が出回らない可能性が高いと判断し、半ば以上切り捨てた。
パーツが安い今のうちに未来周り揃えとくのがおすすめ。弱くても責任は取らない


以上により、先の条件から修正したものが以下。

1.昨シーズンからの経験値が活かせるデッキ
2.リザードン、またはリザードン・パオジアンに有利なデッキ
3.チビツキ・イダイナキバに弱くないデッキ


採用理由は愛

レギュ変更翌日(1/27土)は予定があったため、1/28日から実質的に考察がスタート。
頭を捻りながら当日のシティ結果を見ていると、なんとそこには推しであるチラチーノの画像が。むむ、もしや…お主、やれる?

ここで条件を思い出してみよう。

1.昨シーズンからの経験値が活かせるデッキ
2.リザードン、またはリザードン・パオジアンに有利なデッキ
3.チビツキ・イダイナキバに弱くないデッキ

1、クリア。ルギアを大会に持ち込んだことはないけど、パラダイムトリガーからの経験値があって、構築ノウハウも蓄積済。
2-1、クリア。最大母数のリザードンをチラチーノでワンパンして、圧倒的有利な2-1交換ができる。
2-2、ギリギリクリア。パオジアン有利とは言えないけど、先攻なら十分ゲームはできる。
3-1、クリア。今期のルギアはルギア+非ルールで構成されていて、チビツキのスローゲームに十分付き合える。
3-2、クリア。アッセンブルスターさえ宣言できれば、デッキを掘る必要がない。

むむ??
チラチーノ、もしやお主、やれる子……?


これは、チラチーノ以外、ありえない。


使用デッキ

こっから口調を敬体に戻します

構築の意図

無料部分でも多少お伝えしましたが、今期のチラチーノルギアのポイントは以下の3点だと考えています。


-----ここから先が有料部分でした-----
 この続き:11513文字/画像21枚


1.ルギア以外のポケモンが非ルール
2.特殊エネの優秀さ
→先2アッセンブル=ほぼ勝ち

先2ほんとに返されない。逆転できる隙がほとんどない

1.ルギア以外のポケモンが非ルール

前期の一撃ルギア・白ルギアと違い、今期のアタッカーは大打点チラチーノ・中打点カビゴンという非ルールだけの構成です。

また、バーネット博士のスタン落ちの影響による安定感の低下は無視できませんが、裏を返すとネオラントVへの依存度も低下しています。

というわけで、盤面のルール持ちはルギア1匹だけ!という場面が頻出します。崩れたスタジアムを利用することで、容易にサイド1だけの盤面を組むことができます。

以上により、今期のルギアは逆転しやすく、逆転されづらいデッキに仕上がっています。


2.特殊エネの優秀さ

さてさて、こちらにご用意致しましたのは、サイバージャッジ収録の新カード・ミストエネルギー。

ほんまに強い。カビゴンもいて、アタッカーは誰も効果受けない。

ふむふむ、相手のワザの効果を受けない、と。なるほどね?

こんなカード、本当に貰っちゃっていいんですか?ダメだと思う。
ミストエネ、チラチーノと相性良すぎます。

ミストのおかげで、ロストマインやくるいえぐるなど、ギフトエネルギーを無効化する手段が働かなくなります。
ギフト・ミストのシナジー(相乗効果)により、終盤にナンジャモから捲るプランをシャットアウトできます。

つまり、今期のルギアは逆転されづらいデッキって訳ですね。


→先2アッセンブル=ほぼ勝ち

さて、上2項目のまとめを思い返してください。

あれ?ルギア、全然逆転されなくねぇか….??

ってことは、先攻2ターン目にVSTAR裏返せば、そのままサイド先行して絶対負けないのでは…??

ということで、
一撃/白ルギアに比べてバーネットの安定感は落ちたが、捲り力・先行力が爆発的に伸びたデッキ
というのが、私のルギアに対する評価です。

先攻時の体感先2アッセンブル率は6割程度ですが、1ターン遅れたところで、崩れたスタジアムが使えれば余裕で捲り返せます(プリファイは除く)。
つまり、「(プリファイを持つ)パオジアン以外の対面は有利」と言っても差し支えありません。


採用カード

特徴的なもの、解説したいもののみ抜粋。

チラチーノ 3

強い上 スペシャル級に かわいい子

特に解説することないけど可愛いので画像載せました。ルナはハッピー。みんなハッピー。

プライマルターボの加速のみで280、手張り込みで350のバカ火力。相手はきぜつ。ルナは幸せ。

リザードンなど高HPexの対面で、チラチーノを安定して2回以上起動したいため3枚採用。

実はチラチーノ史上初のHP100越え。今までみんな90でした。
デカツキのカラミティストーム耐えてくれて嬉しいよ。手裏剣耐えてくれるのなんて涙が出ちゃう。


チラーミィ 3

アートレア 使いたいけど 手放せぬ

縁の下の力持ち。
スタートポケモンはチラーミィかルギアVが多く、どちらも展開系の上技を持っているため、後攻なら2tアッセンブルがそこそこ安定します。

チラチーノを2回以上使えるように3枚。
チラーミィを狩り尽くされることがリザードン対面の負け筋なので、枠があれば4に増やしたい。でも、手裏剣ケアで複数置けない場面もあるのでたぶん3枚。


ルギアVSTAR 3-3

殴らない つもりの割に 殴ってる
マキシマム ベルトの対象 外れてる

チラチーノに特殊エネをつけるためのポケモン。あくまでもメインはチラチーノ。誰が何と言おうとも、ルギアじゃなくてチラチーノ。リストの先頭もチラチーノ。

本構築では3-3。4-4や4-3のリストもありますが、崩れたスタジアムでさっさと除去して非ルールで固めたいので、4枚あっても邪魔なだけ。

メインギミックの進化元であるチラーミィとルギアV、両方が展開系のワザを持ってるのが本当に助かる。
じゃんけん負けてもそれはそれでって気持ちで対戦できる。心臓に優しい。


ネオラントV 1

リターンを 打てた懐かし ウォッシュ水

前期の一撃/白ルギアは2枚が主流でしたが、バーネット博士のスタン落ちにより依存度が下がっているため1枚採用。

非ルール盤面を作ることが目標なので基本的には出したくないこと、なるべくスタートをチラーミィかルギアにしたいことからも1枚が妥当だと考えています。


カビゴン 2

書いてある ことの全部が 強過ぎる

大打点・高カロリー・低耐久のチラチーノ。
中打点・省エネ・中耐久のカビゴン。

チラチーノと共通のエネルギーでありながら正反対の性質を持つポケモンで、チラチーノの裏択として非常に優秀です。

チビツキなどの非ルール対面を考慮して非ルールのアタッカーを6枚採用したいこと、パオジアン対面の後手捲りに必須級であること(後述)などから2枚採用としました。
1枚はほぼ必須、2枚目は自由枠だと考えています。


ボール系グッズ
ネストボール 2 ハイパーボール 4 キャプチャーアロマ 4 マスターボール 1

プライムを 使わないぶん プライマル

先述の通り、先攻2ターン目にVSTARをひっくり返せば、試合がひっくり返ることはほとんどありません。
そのため、安定してアーケオスに触れるグッズは最大限採用しています。

ACE SPECについて。
ルギアの入賞報告を見ると、ベルト・マント・プライムなど様々なACE SPECが採用されています。
このデッキは、アッセンブル宣言さえ成立してしまえば、ACE SPECの補助を必要としないほどに強力な盤面が出来上がります。
なので、引くタイミングによって出力が安定しない他のACE SPECよりも、アッセンブルに最大限貢献できるマスターボールの採用が最適であると考えています。

余談ですが、BWのACE SPEC時代が現役だったルナとしては、ACE SPECの復活にめちゃくちゃ感動してます。
wcs横浜の閉会式での発表を生で見て、本気でうぉぉぉって叫びました。


博士の研究(アララギ博士) 4

アララギの 相棒実は チラーミィ

アッセンブル宣言に最も貢献してくれるサポートなので4枚。

みなさん、博士は何博士派ですか?
私は古代にはオーリム、未来にはフトゥーを合わせたいですが、普段はアララギ博士を使っています。
BW/BW2のオープニングでアララギ博士が出すポケモン、なんとチラーミィ/チラチーノなんです。チラ推しの同志として、良い手札引っ張ってきてくれそうな気がしませんか?


ナンジャモ 2

ナンジャモと テキスト似てる Nンジャモ

ナンジャモは強力なサポートですが、あまりこのデッキとの相性は良くありません。
手札をトラッシュしないこと、非ルールで戦うとナンジャモで捲る展開になりづらいことなどが理由です。

しかし、手札でエネルギーがだぶついた際、デッキに返せるカードがないとプライマルターボが使えないことがあります。
最終ターン、ギフトエネで引きすぎたエネルギーをネオラントナンジャモで山に戻してリーサル打点を組む動きは頻出。

トラッシュこそできませんが、強力なドロサポであることに変わりはなく、手札干渉の手段も確保しておきたいため2枚採用としました。減らそうと思えばあと1枚は減らせます。


マツバの確信 1

初手に来て 相手の展開 待つマツバ

手札をトラッシュできるドロサポ。
トラッシュ効果もドロー枚数も優秀ですが、アルセウス系統などの展開が細い相手や、単純に展開しない盤面になった際に弱いので多投はキケン。

ナンジャモ2マツバ1を、ナンジャモ1マツバ2に変えるのはありかも。


ジニア 1

バーネット 失いわかる ありがたみ

擬似バーネット。でもバーネットにはなれない悲しい子。
アロマで裏が出た時、ネオラントを経由してアーケオスに変換するルートを確保したいので、1枚は入れておきたいところ。

画像は一例。ジニアがあると、アロマの裏表依存度が下がります。

似た効果であるヒナツとの選択枠、または両採用。
アーケオスを落とした状態で、ネオラントからのアッセンブル確定ルートを作りたかったのでジニアを採用。
基本的に持ってきたカードをハイパーボールで捨てる運用なので、1枚多く持ってこられるヒナツもあり。

ハイボと合わせて素引きしたときの爆発力はピカイチ。


崩れたスタジアム 2

床崩れ 落ちるルギアの シュールさよ

隠れキーカード。
テーブルシティやポケモンリーグ本部を採用して崩スタを減らしているリストもありますが、個人的に崩スタ2はマスト。

前述の通り、これを利用してルギアをトラッシュし、サイド1枚ずつしか取れない盤面を形成することで大抵の対面が詰みます。
非ルール対面では、1発被弾させて削れたルギアを落とし、虚無の1ターンを生み出す動きを狙います。

対戦相手が必ずと言っていいほど渋い顔をしてくれる、とても悪い良いカードです。


ダブルターボエネルギー 4

にこたまと 呼ぶプレイヤー 古参かな

エネルギーを減らしているリストも出回り始めていますが、チラチーノが安定して350出すための手張りエネが欲しいこと、非ルール対面ではエネ枚数が欲しいことなどから17が良いと考えています。

また、本構築はカビゴンが厚いため、にこたま@1の手張りでぐーすかを起動する動きも頻出します。
それを含め、にこたま枚数を甘えるのはなるべく避けたいところ。

また、打点ラインにも思いの外余裕があり、-20が足を引っ張ることは少ない印象です。下げたくない時は貼らなければ良いしね。

チラチーノ5エネ:350 リザードン:330
チラチーノ4エネ:280 デカツキ、カイナ:230
ルギアVSTAR:220    ブーエナチビツキ:200
カビゴン:180       チビツキ:140

影響するのはパオの220、アルセの280、ヌメルゴン350とか。


候補カード

チラーミィ4枚目、ルギア4枚目、ネストボール3枚目

初手の安定感を底上げするカード。枚数自体は現状で足りているため、あくまでも選択枠です。

チラーミィの項でも軽く述べましたが、リザードン対面チラーミィスタート+サイド1落ち などを考慮した際のチラーミィ4枚目が最も有力。
ただし、手裏剣ケアの邪魔にもなり、多ければいいわけでもありません。


ヒナツ、(ジニア2枚目)

ルナ-ヒナツ 服の傾向 ちょい似てる
(ルナ、だぼっとしたトップスにショートパンツとレギンスを履いてることが多い。)

ジニアの項でも触れたカード。

1枚多く触れるヒナツ、ルギアVSTARに触れるジニア。
好みで選んでください。髪結いしてくれるしヒナツのほうが好き。


かがやくジラーチ

ジラーチは いつもきぜつか コイントス

献身的にアッセンブル起動パーツを探してくれる子。
雪道も紐も落ちたので、ねがいをたくす起動率上がってます。

余裕のある対面ではジラーチを使うまでもなくなかまをよぶ・かぜよみで準備が事足りること、パオジアン対面ではチラーミィと一緒に手裏剣に巻き込まれることなどから今回は不採用に。

環境次第で可能性を感じる1枚。


不採用カード

Vガードエネルギー

アルカナの 収録カード 強過ぎる

強そうに見えて、実はギラティナVSTARにしか効きません。
アルセウスやヌメルゴンは確定数が変わらない上、アーケオスが起動した時点でチラチーノが全てを蹂躙してます。チラチーノ愛してる。


ハバタクカミ 

古代軸 意外とハバカミ 動けない

ロスト特攻。今はロストが少ないので不採用。


テーブルシティ、スーパーボール

どちらもアーケオスに触れる可能性があるカードですが、1/2で何も生まなかったり、関係ないのしか触れなかったりして、けっこうな確率でニート。
前期はテーブルシティ採用が主流でしたが、雪道のレギュ落ちにより、スタジアムであることの価値が落ちています。

キャプチャーアロマって偉かったんやなって。


その他のACE SPEC、げんきのハチマキ

マスターボールの項で述べた通り、アッセンブルさえ起動すれば前対面破壊できる性質上、ACE SPECはアッセンブル確率を最大化するマスターボールがベスト。
プライムなどで中終盤の出力を上げるまでもなく勝ちます。

同じ理由で、げんきのハチマキも不採用。
3エネチラチーノで220ラインが見られたり、ルギアが230ラインに届いたり、カビゴンでロトムV190が倒せたりなどのメリットはありますが、チラチーノにエネいっぱいつけてぶん殴れば解決します。

ボールやピジョットなどのサーチも、リファインなどの大量ドローもないデッキのピン積み(1枚積み)カードは信用してません。


2/7追記 セレナ

アニポケで 髪切るセレナ ほんま神

手札をトラッシュできるドローサポート。マツバとの選択枠です。
私はマツバを選びましたが、環境やプレイスタイルなどによって変化すると思います。

セレナ
○手札を複数トラッシュできる
×進化先やエネルギーをキープすると、思いの外ドロー枚数が少ない
○ボス効果がある
×環境にVが多くない
×ボス枚数は3枚でも足りている

マツバ
○手札をキープしながら大量ドローが狙える
○現環境では、ベンチを並べない相手はほぼいない。(あまり並べないアルセウスは、かぜよみが通るぶん余裕がある。)
×1枚しか捨てられない
×ドロー枚数が相手依存
×(セレナに比べると)終盤腐りがち



2/7追記 ルギアの動き、基本のキ

ルギアの動きなんか解説されるまでもなく知ってるぜ!って方は飛ばしてください。


ゲームの流れ

このデッキに限らず、大まかな流れを自分の中で整理しておくことが大切です。

①アーケオスを2枚トラッシュし、アッセンブルスターを宣言
②プライマルターボでエネを供給し、サイドを取りまくる
③ボスの司令や崩れたスタジアムをうまく使い、逆転されないように動く

正直、①さえクリアできれば残りは雰囲気。


序盤(〜アッセンブル宣言):アーケオスを2枚トラッシュする

序盤の過ごし方は2パターン。

1.かぜよみ、なかまをよぶ で準備する
 概ねこのパターンを辿ります。
 チラーミィとルギアを盤面に揃え、アーケオスを引くまで待ちます。
 相手の様子を見て、バトル場のポケモンが倒されそうなら予備の進化元を出したり、月光手裏剣ケアでチラーミィを1匹に留めたりなどの工夫ができるとベスト。わからないうちは、ルギアとチラーミィを2匹ずつ置けば大損はしません。

 アッセンブルスターさえ宣言できればサイドは追いつけることが多いので、焦らずにアーケオスを集めにいきましょう。


2.どっすんぐーすか で攻撃する
・2ターン目にカビゴンがバトル場に出られること
・にこたま(ダブルターボ)を引いていること
・相手のバトル場のHPが160以下(にこたま付ぐーすか圏内)であること

 この3点を満たしていた場合、カビゴンで攻撃してサイドを進めます。
 2ターン目にアッセンブルが言えない時の次善プランだと思ってください。
 後攻であれば、サポートを2回使えるぶん2ターンアッセンブルを決めやすいため、1の準備プランを取ることが多くなります。

 補足として、先攻1ターン目に(可能ならにこたまを)カビゴンに手張りしておくことで、2ターン目に両方のプランに分岐することができます。

また、どちらのプランを取る際でも、ベンチの出し過ぎには注意が必要です。アーケオスのための2枠を空けておかないといけません。
相手の攻撃に余裕がある場合は、ネオラントから展開する可能性も考えてベンチに3枠空きを作れるとベストです。


中盤以降(アッセンブル宣言〜):サイドを取りまくる

他のデッキと違い、エネルギーが殆どいらないところがミソ。
そのため、意識することはたった1つ。

アタッカーを途切れさせない。

これだけ。チョー簡単です。

ベンチに後続のチラーミィが置けないと、チラチーノが倒された次のターンに大打点が出せなくなります。それはまずいので、チラ系進化ラインは常に2匹出しておきしょう。

また、チラチーノが350ダメージを出すには手張りエネが1枚必要なので、それも構えておけるとベスト。


レベルアップ:エネルギーの付け方

さて、無事にアッセンブルスターを決め、チラーミィを並べられたそこのアナタ。もう8割方勝ったも同然です。

しかし、対戦相手も勝ちたいのは同じ。アナタのプレイングの穴をついて勝とうとしてきます。
8割を10割に近付けるため、もう少しだけお勉強です。


ルギアで攻撃したり、アタッカーが倒されなかったりして、プライマルターボ権が余ったターン。
そんなときは、ベンチポケモンを先に育てておきましょう。

・先にアーケオスを倒されることの対策
・チラチーノ350打点への手張り要求をなくす
・アタッカーにギフトを貼り、ボスを牽制する
・カビゴン等が呼び出された際、逃げエネを支払えるだけの余裕が生まれる
・デッキ圧縮(デッキからエネルギーが減り、ボールやボスを引く確率が上がる)

ルールや自分カードのテキストを覚え、スムーズに進行できるかが初心者と初級者の違い。
デッキ圧縮を覚え、適切に処理できるか否が、初級者と中級者の境界線だと考えています。

など、様々なメリットがあります。

ただし、あまり先貼りしすぎると山のエネ枚数がなくなり、不慮の事態に対応できなくなってしまいます。
そのため、『次のターン、1アクションで発進できる状態』を目安に加速してください。

具体例を挙げるとこんな感じ。
・チラチーノに2エネ:1プライマル+1手張り
・カビゴンににこたま:手張り1回

これぐらいの加速量であれば、盤面と山札のエネ枚数のバランスが丁度良くなることが多いです。(もちろん局面によるので、それを判断できるようになれば間違いなくレベルアップできています。)

1点補足しておくと、ルギアにはあまり先貼りしません。
元々にこたまを絡めて1プライマル+1手張りで動ける上、崩スタでルギアをトラッシュすると無駄エネになってしまうからです。


各対面毎の立ち回り

サイドプラン

大きく分けて2つのプランがあります。

1.vs ex/V、2-2-2プラン
 一番わかりやすいプラン。チラチーノの火力で1:2交換を押し付けます。
 リザードンやデカツキ、アルセウスなどのex/V主体のデッキはこれ。
 2-2-2が通るデッキは大抵有利対面です。
 一手遅れたとしても、崩スタでルギアを退場させれば余裕が生まれます。

2.vs非ルール、1:1交換プラン
 まずルギアで攻撃orかぜよみ、一発耐えたルギアを崩スタでトラッシュ。
 これで自ボードからポケモンVを消滅させ、1:1交換を挑み続けます。
 こちらが先にサイドを取れば、ルギアを消せた時点で勝ち確定。
 相手がサイドを先行した場合、「ルギアで殴る→耐える→崩スタでトラッシュ」の動きで1ターン生み出して逆転します。

基本はこの2つを相手によって使い分ける

vsリザードン

体感勝率8〜9割。タイトルにある通りガン有利です。
メインプラン:2-2-2プラン

典型的な2-2-2プランを通せる相手。
リザ・リザ・ボスロトムが理想。
崩スタを使わずルギアを残し、最後のロトム狩り要員にするのが良いでしょう。

しかも、初手は180しか出ないので、かぜよみが咎められません。後1でも先2でも、余裕を持ってかぜよみを宣言してください。自慢のマキシマムベルトもルギアには通じません。楽しいね。


vsパオジアン

先攻微有利、後攻不利。総合して微不利という印象。
メインプラン:2-2-2プラン派生

お互いに最速2-2-2を狙うことになるので、基本的には先攻有利。
チラチーノ:非ルールアタッカーがメインであり、基本トレード有利
パオジアン:月光手裏剣・ごっつぁんプリファイでの複数取り
という点を主張し合って戦うことになります。

意識すべき点は以下。

・ネオラント及びルギアVは放置厳禁。
  プリファイで詰みかねない。
・チラーミィは常に1匹だけ置く。
  0にするとカイナが返せず、2にすると手裏剣で飛ぶ。
・可能なら後手1はルギア2匹とチラーミィをベンチ、カビゴン前でパス。
  手裏剣が通らず、プリファイもされづらい。
・ルギアを崩れたで消すにはカビゴンが必須級。
  バトル:チラチーノorルギア、ベンチ:アケアケミィカビルギア

このデッキで唯一難しい対面と言っても過言ではない

厳しめな対面ではありますが、先攻で最速アッセンブルできれば普通にゲームができますし、後攻でも要求勝負を挑むことはできます。

こちらの事故は許されませんが、100%負けというわけではない、許容範囲内の不利具合だと判断して持ち込みました。

パオジアン対面を見るために、ジャンケンで先攻を選択します。
他は先後あんまり変わらない対面が多いです。


vsチビツキ

有利対面。
プランニング:1:1交換プラン

プラン紹介で書いた通りの動きを通すだけ。
1:1交換プランの良い練習台になります。

特筆する点も特になし。
強いて言うなら、カビゴンの攻撃はブーエナで耐えられるので、通せるうちに通すこと。

序盤は打点が低いので、ミストルギア前パンチが安定行動で通ります。


vsデカツキ

概ね有利対面。
メインプラン:2-2-2プラン

チラチーノ側の1ターン目のベンチ展開が細いと、返しの攻撃でうまく動けなくなることがあります。

また、ミスト避けのシンオウ神殿が入っている構築では、ギフトエネが止められる可能性があります。
神殿下でも攻撃自体は問題なくできるため、早め早めの後続確保を意識しましょう。

デカツキをワンパンできるのがチラチーノだけである点に注意。


vsイダイナキバ

特殊行動を要求される対面。

そこそこ有利。
アッセンブルが遅れて、プライマルより前に山からエネを捨てられた場合は負けかねない。

・ベンチはルギア1匹以外出さなくていい。

・アーケオスは1匹でいいので、さっさとアッセンブルする。
・毎ターンプライマルを唱え、ジェット以外のエネを山札から抜いておく。
・アッセンブル後はドローサポートは使わない。

・普段はにこたま1のルギアで攻撃。
・おまけでボウルタウンを壊せるので、地味にリソース攻撃ができる。

・ヒーローマント警戒でチラチーノを育てておく。
・チラチーノにギフトはつけたくない。上手いキバ使いはチラチーノを倒してくるので、その際に山札を引かないほうがいい。
・ルギアでスタートした場合、チラチーノすら育てずにマントキバをツーパンするプランもあり。

ちょっと難しいけど、パオほどじゃない。キバLOそのものに慣れればいける


シティ当日のマッチング振り返り

1回戦 デカツキ 先 6-2○
 相手は後手1ナンジャモでパス。
 遅れることを嫌い、ネオラント博士から強引に回して先2アッセンブル。
 そのまま3回攻撃して勝ち。

2回戦 イダイナキバ 先 投了○
 後1じばんほうかいでアーケオスが1枚落ちる。
 これ幸いと先2アッセンブルで1枚だけ出し、そのまま殴る。
 ジェットでカウキャを躱し、山枚数が追いつかないので投了をいただく。

3回戦 サーナイトタケルライコ 先 6-2○
 純粋な上振れで先2アッセンブル。
 そのまま素直に殴り倒して勝ち。

4回戦 リザードン 後 6-2○
 後手1なかまをよぶから後2アッセンブル、そのまま勝ち。
 サポ2回使えるので、後2は大概VSTAR裏返せる。

5回戦 イダイナキバ 先 投了×
 先1ルギア置けず、先4にアッセンブル。
 じばんほうかいでめっちゃエネ落とされた。
 4-0からの4-1で、ここの勝敗は勝ち残れるかどうかに影響しない。
 むしろここで事故ってよかった。

トナメ1回戦 ロスト黒リザ 先 3-0投了○
 純粋に先2アッセンブル。
 花選びでアクロマをロストしたのを見てジャモを打ったら、上からサポが引けなくなったようで投了。

準決勝 アルセ入りピジョリザ 先 2-1投了○
 先2なかまをよぶからの先3アッセンブル。
 リザードンを立て続けるリソースが切れたらしく投了。

決勝 パオジアン 先 1-0たね切れ○
 後手1セビエ手張りエンド、先2どっすんぐーすかで勝ち。
 自分も事故気味やったからガチの運だけ。
 お相手氏、予選含めここまで事故ってなかったらしいので、確率は収束するってことで何卒。

8戦中7戦先攻、じゃんけん6回か7回勝ち。
パオジアンケアで先攻取るしかなかったけど、他対面は後攻でも勝てそう。

先攻7回のうち
純粋な先2アッセンが3回、キバ込み先2が1回、先3が1回、事故が2回。
やっぱり先2率は半分ちょっと。先3でも間に合う対面も多い。
事故のタイミングの噛み合わせはすごく良かった。


2/7追記 ルギア対策

ボスの司令アーケオス2連キル

「確かにチラチーノ強いけど、ボスでアーケオス狩り尽くしちゃえばいいじゃん」って話、たまに聞きます。

結論から言います。それじゃ無理です。

無理な理由①:要求ターンが早い
アッセンブルの返し、つまり2ターン目や3ターン目から、盤面にアタッカー作りつつボス連打できるデッキがいくつあるでしょうか。ほとんどないでしょう。

無理な理由②:チラチーノが残る
ピジョットを擁するリザードンであれば、たしかに可能かもしれません。
ですが、アタッカーの5エネチラチーノが残ります。
ころころ→ボスアーケ→ころころ→ボスアーケ→ころころ
あら不思議、アーケオスに攻撃している間にサイドが6枚取れているではありませんか!

無理な理由③:アタッカー、意外と育つ
カウンターキャッチャーを採用した非ルールデッキなら、アーケオスを取りながら戦い続けられるかもしれません。
ですが、非ルール相手に大した火力は要りません。
最初に攻撃したルギアも残りますし、1枚目のボスの返しのプライマルでチラチーノが起動します。そいつらが戦っている間に、カビゴンも手張りで起動できます。


シンオウ神殿

日本の 神殿だよね? ギリシャ風

「ルギア多いなら神殿入れとけ」って話、よく聞きます。

ルギアは間違いなく特殊エネ主体のデッキですし、確かにギフトとミストは止まります。
ですが、ギフトとミストしか止まりません。チラチーノもルギアもカビゴンも無色ポケモンなので、攻撃することにはなんの影響もありません

ギフトが止まっても、きちんと手札を作れていれば問題ありません。
シンオウナンジャモは強いですが、ベンチにアタッカーがいれば返しの動きがあります。
ミスト貫通でくるいえぐられても、カビゴン辺りで軽く返せばただの2:2交換です。

シンオウは嫌ですが、致命傷ではありません。

ルギアにしか刺さらない、しかも致命傷にならない、限定的なくせに中途半端なメタカード。ルギア以外とも戦わないといけないのに、それを何枚も採用できるだけの余裕があるでしょうか。

2-2-2プランをとる対面では、元々ターン数に余裕があります。
シンオウを置いてけぼりにする速度で、アッセンブルまで走り抜けたら、余裕綽々で貫通できます。


じゃあどうすんねん

…本当にどうするんでしょうね?

チラチーノルギア目線で対面したくないデッキはパオジアンですが、先2アッセンブルを決めれば普通に貫通します。パオジアン目線も、ルギアと対面したくはないはずです。
「ルギアに勝てる」のではなく「ルギアに勝ちやすい」という評価が正しく、それがパオジアンを握る積極的な理由にはなりづらいと考えています。

毎回先2アッセンブルできるわけではないですし、CL福岡に出場されるみなさんは頑張ってルギアの穴を見つけてください。私は出ないので人任せです

今の所、カウンターキャッチャーを厚めに&-シンオウ1枚を採用したチビツキに可能性を感じていますが、実際に調整したり対面したりしたわけではないので悪しからず。


終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

推しであるチラチーノが使いたくて回し始めたデッキでしたが、いざ形になってみると、パオジアン以外全部対面有利っていう破格っぷり。
今期のチラチーノ、強すぎませんかねぇ?現時点では圧倒的勝ち組。

おそらくこの先、シンオウ神殿の採用率が上がるなど、ルギア対策が進んでいくことと思います。
無警戒の状態でチラチーノルギアを持ち込めて、しかも優勝できて、非常に幸せでした。


今回は、レギュ変更してちょうど1週間たった日のシティで優勝。
2023シーズンでシティ優勝したのも、レギュ変更後最初の週でした。

私ルナ、レギュ変更後の混沌環境に強いのかもしれません。
なんか地力がありそうな感じがしていいですね。


ありがとうございました。
またシティ優勝したときはnote書くので、また読みにきてください。
それでは。


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