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牛の種類

2021年の干支は「うし」ですね。
2月も半ばを過ぎましたが。

鏡餅に乗っているホルスタインが気になりました。
スーパーで鏡餅に乗っている牛が、黒と茶色とありましたが、茶色さんに!


さて、牛の種類について。分け方もいくつかあります。
A「乳牛」「肉牛」「交雑種」
B「和牛」「乳用牛」「肉用牛」
C「肉用牛」「乳用牛」

今回はCの「乳用牛」「肉用牛」を紹介します。

乳用牛は乳用種であることは分かりますね。
よく知られている「ホルスタイン」「ジャージー」「ブラウンスイス」などがあります。

肉用牛は、「和牛」「交雑種」「乳用種」「外国種」があります。

上の表を見ると、肉用牛にも乳用牛にも「乳用種」が入っていることが分かります。肉用牛の乳用種とは、去勢された牛や雌でも乳用をやめた牛です。

たまに、スーパーのお肉の表示にホルスタイン種(雄)と表示されているので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。

さて、和牛は「肉専用種」とも呼ばれ、4つの書類に分けられます。今回は和牛について詳しく紹介します。

和牛と国産牛

国産牛とは、日本で生産された牛を指します。日本で生産された牛といっても、3ヶ月以上を日本で飼育された牛です。

和牛は、「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の純血であることが条件です。

黒毛和種(Japanes Black)

和牛イコール黒毛和種と思われる方も多いのでは。
実に日本で飼育されている和牛の98%を黒毛和種が占めています。松阪牛や近江牛、佐賀牛など銘柄牛と呼ばれるもののほとんどが、この黒毛和種です。

毛は黒の単色で、褐色を帯びているものもある。肉質は脂肪交雑があり(いわゆるさしが入っていること)、肉質のきめや色など、優れた肉質の遺伝的特性を持っています。

褐毛和種(Japanese Brown)

熊本や高知で飼育されていることが多い「赤牛」を品種改良されて牛です。肉用牛の中では、黒毛和種の次に飼育頭数が多い品種です。赤牛の産地である、熊本や高知でよく飼育されていることも特徴です。

毛は黄褐色から赤褐色とあります。温厚な性格で放牧に適した熊本の「肥後牛」と、韓国由来の「高知系統」に分かれます。肉質はさしは少ないが赤み肉として重宝されています。

日本短角種(Japanese Polled)

毛は濃赤褐色です。東北地方の南部牛を改良した品種で、成長が早く手間がかからないとされています。岩手県を中心に飼育されています。東北地方の風土に適しているため、生産地で愛される品種です。肉質は黒毛和種や褐毛和種には劣ります。

無角和種(Japanese Shorthorn)

山口県阿武(あぶ)郡の在来種をアンガス種によって改良した品種です。飼育エリアが狭いことから、飼育頭数はわずかなのでとても稀少な牛となっています。

毛は黒色で、成長が早いことも特徴です。

他にも牛の種類は沢山あるので、少しずつ紹介します。
お肉博士がお届けしました。

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