コーヒードリップバッグのパッケージ挿絵(描いている時考えていること・自分なりの手順)
おはようございます。
昨晩、cafe bar AOさんのコーヒードリップバッグのパッケージの挿絵イラストを描き上げました。
今日はその時考えていることや手順などを記します。
イメージを固めるための試飲
今回はコーヒーのイラストを担当することになりましたので、肝心のコーヒーについてのイメージを固めるところからスタート。
マンデリンとエチオピアのブレンド
深煎りのマンデリンとやや浅煎りのエチオピアが配合された甘味と香ばしいようなコックリとしたコクがあるコーヒー。
毎年楽しみにしている方も多いと思います。私もその一人
肝心のこのブレンドの名前は「Winter」です。
冬と聞いて思い浮かべるものを洗い出す
雪だるま、雪の結晶、、、水色のものをまず思いつきました。
しかし少し寂しいような表現にならないかと思い、路線変更で冬の花をイメージしました。まずは牡丹、クリスマスローズ、、、季節感あふれるものにすることに決めました。今回のイラストは「おまかせでおねがーい!」と言われているので想像豊かに描きました。
他のお客さんから聞いた意見
同じタイミングでお会計をした女性の方が、「新しごとの時に職場の方にドリップバッグを渡したい」という意見がありました。
このことからイメージは花としめ縄のイメージで行こう!と、なんとなく絵の方向性が決まったように思います。
作画行程
基本下書きは無しで、漫画用アイシーインクとGペンで描き出します。
今回の絵の工夫点
さりげなくインクだまりを作って(下写真の線と線の繋ぎ目がインク溜まり)存在感あるものにしようと考えました。あまり描きすぎると強調され過ぎてしまうので、縄の部分など少し抜いた感じで描いています。
塗りについて
赤・朱をメインにした花の色合いで、少し黄色も足しました。
あえて白を残し水彩で描いている雰囲気を出せたかと思います。
デジタルで描いているのではないと言ったところを強調させたかったのでにじみもしっかりと葉の部分にあしらいました。
印刷した後を考えて色をつける
このことを踏まえてもう少し色味を濃くしてもいいのではないかと感じています。
試し刷りをしてもらって考えたいとおもっています。
(気づいたこと)絵の本当の楽しさを実感
線画を描いている際も、構図をバチっと決めてから下書きをすることはしませんでした。描いているうちに花の近くに別の花を乗せて、、、対称になるようにバランスを見て書く、、、そして出来上がりました。
こんなしめ縄なんて存在しないよなーでも絵だからなんでも可能になる。
そんな楽しみ方が広がっているのが絵の世界なのかなーなんておもったりします。
絵の具のにじみやあっさりとした紙(ゴツゴツしていない紙)を使って、描きごこちもとてもよく、気分よくかけました。
次の工程 イラストの方向性はOKかどうか確認
自分が良かれとおもってもイラストやデザインに関しては、もっとこうがいい!!という意見が出てくるものです。現時点での最高は出しましたが、この後も意見を取り入れてたくさん勉強したいです。
ためし擦りしたらまたnoteに記載するかもしれません。
よろしくお願いいたします〜