TOEICで940点取るまでに2か月間でやったこと

「そうだTOEIC受けよう!」
と思い立ったのは10月の初め。7~9月頃にかけて中検1級の過去問を解いていたのですが、8年分解いて一度も筆記の合格点を超えられず「こりゃ今年は無理だな……」と思ったのと、会社で来年1月に昇格試験があるのでアピールのためにTOEICやっとくかと思ったのが主な理由です。あと、中国語学習で身に着けた語学学習スキルを活用したらTOEIC900点越えできるんじゃないかという謎の自信が生まれていたというのもあります。

私のTOEICスコア遍歴

2006年 620(IP)
2007年 700(IP)
2008年9月 845(公開)
2009年1月 870(公開)
2012年7月 755(IP)
2017年2月 780(IP)
2020年11月 910(IP)
2020年12月 940(公開)

TOEIC初受験は2006年(IPテストですが)。私が大学1年生のときです。このときはTOEICでどんな問題が出るのかもほぼ知らずに受けました。その数か月前、センター試験の英語で187/200点取るくらいの英語の実力はあったので、なんとか600点台が取れたのだと思います。2007年は薄っぺらい参考書一冊(全パートを薄く網羅しているタイプ)だけちょろっとやって700点。翌年2008年はそこそこ真面目に単語帳→千本ノック→模試という順に対策を行い、870点まで伸ばしました。
しかしその後TOEICから離れ、2012年、社会人1年目に会社で受けたIPテストは755点。2017年にまた会社でIPテストを受けて780点でした。この2回はちょろっと対策をやった気がしますが、ほぼ無勉に近い状態で受けたと思います。

しかし、今回の私は違います。本気で900点を狙いに行くという意志でTOEIC対策に臨みました!

まずは「金フレ」から

まず単語を知らなければどうにもならないので、2017年にIPテストを受ける前に買ったらしい(でも大して使っていなかった)「金フレ」を使って単語をおさらいしていきました。この単語帳は音声がダウンロードできるので、ダウンロードした音声を音楽プレーヤーに入れて外出の際に聞いていました。

「金フレ」は600点レベル~990点レベルの単語を扱っているので、600点未満の方は「銀フレ」から始めるとよいかもしれません。

そして怒涛のPart5対策

次に私がやったのはPart5対策です。「でる1000問」というPart5に特化した黒くて分厚い本を買い、ひたすら問題演習していきました。

この本に取り組んでいる間に「abceed」というアプリがあるのを知り、スマホにインストールしてみました。たくさんの参考書が登録されており、ゲーム感覚で手軽に問題演習ができる優れもの。3か月2100円のキャンペーン中だったので即課金しました。

そして、「Part5対策」と銘打っている参考書をひたすらやりまくりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4023318728
https://www.amazon.co.jp/dp/4396617267
https://www.amazon.co.jp/dp/4396616678
https://www.amazon.co.jp/dp/4396317026
https://www.amazon.co.jp/dp/4396317034
https://www.amazon.co.jp/dp/4757428707
とりあえず思い出せるだけ羅列しました。他にもやったかもしれません。
私は「でる1000問」だけではPart5で10分以内、9割正解を安定して達成できる状態にならなかったので、さらに1000問以上積み増しして万全にしようと思い、たくさん問題演習をこなしました。

あと、このシリーズの動画が面白くてためになって最高でした!


リスニングはPart2対策を中心に

リスニングはPart2が難しくなっていると聞いたので、まずはPart2中心に対策していくことにしました。森田鉄也先生の「パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240」は紙の本で買ってしっかりやり込みました。この本は問題数の質、量ともに優れていて、解説もしっかりしているのでお勧めです!
また、abceed内で「でる600問」にも取り組みました。


仕上げは韓国の既出問題集

本番形式の問題演習をやる上で、韓国で発売されている過去問(既出問題集)がコスパ抜群だと知り、それを買ってみました。
https://www.amazon.co.jp/dp/8917232191
https://www.amazon.co.jp/dp/8917232183

リスニング編とリーディング編に分かれているのですが、2冊合わせて購入して6000円。これで10回分の問題演習ができるので超お得です。唯一の欠点は解説が全て韓国語であるということですが、900点以上を目指す人であれば、解答さえわかればなぜその解答になるのか自分で調べたり考えたりして十分理解できるはずです。なので、900点レベルの方に対しては熱くお勧めしたいです!
私は、最新版とその1年前に発売されたものの2セットを購入し、計14回しっかり時間を計り本番形式で演習をしました。

期間はあまりありませんでしたが、余裕のある休日に1日2模試やったりしてたくさん演習を重ねました。

いざ、本番!

11月半ばから仕事が急に忙しくなって、ラストスパートを十分かけることができませんでしたが、隙間時間にabceedをポチポチやって問題を解く感覚を忘れないように努めました。この期間は全パート満遍なく演習していました。

11/25に会社でIPテストを受けたのですが、試験会場が天井が高く広さもある部屋で音の反響がきつく、リスニングで苦しみましたが、IP、公開含め今まで一度も取ったことのなかった900点台を取ることができました。

そして、12月6日。こちらは大学の講義室(全席に人を座らせれば150人くらい入るくらいの大きさの教室)で、教卓にスピーカーを置く形式。そして、自分の席は教卓の目の前! リスニングの音の反響が全くなく、「これはいける!」と思わせてくれる環境でした。

結局リスニングの点数は会社で受けたIPより低かったのですが……笑
しかし、リーディングの点数が大きく跳ね、940点という満足のいく点数を獲得することができました!

最後に

以上が、私が2か月の間に900点超えを目指すためにやったことです。中国語学習をしていく中で、試験対策はとにかく量をこなすことが大事だと感じたので、今回は今までのTOEIC対策とは比べ物にならないくらいの量を短期間でこなしました。中検1級のエントリでも書いたように、質も大事ですがやはり最終的には量が勝敗を決すると思います。

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