第101回 中国語検定1級一次試験通過しました。

表題の通り、2020年11月22日に開催された中検1級の一次試験を通過することができたので、主に中検準1級合格以降に行ってきた中国語学習についてを書いていきたいと思います。

第97回(一次:2019年3月24日、二次2019年4月28日)の中検準1級受検についてのエントリは上の2つです。もしよろしければ目を通して頂ければと思います。

lunは何者か? どのように中国語に触れてきたか?

山形生まれ宮城育ち。両親ともに山形人。大学入学とともに上京。理系の大学・大学院で6年間学んだのち、東京にあるメーカー(研究開発職)に就職。初めて海外に行ったのは30歳のとき(2018年1月、北京)。
中国語は大学の第二外国語で半年学んだが、当時はさほど興味もなくほぼ忘れ去る。会社に入ってしばらくしてから中国関連の製品開発に携わるようになり、中国と中国語に興味を持ち始める。2017年から真剣に中国語学習開始。HSKを3級から6級まで駆け上がり、運よく2018年4月から半年弱上海で海外研修を経験。帰国後、自学自習を続け、2019年4月に中検準1級に合格。2019年11月の中検1級受検は見送ったが、翌年2020年11月の1級にて一次通過。

lunの基本的中国語学習スタイル

基本的には自学自習です。
上海で過ごしていた頃、3か月弱は語学研修期間だったので、その期間は週5で6時間、語学学校でマンツーマンレッスンを受けていました。それ以外は基本的に1人で黙々と(時には音読して)学習しています。

中検1級一次試験受検に向けて何をしたか?

①合格奪取! 中国語検定 準1級・1級 トレーニングブック
②過去問
準1級のときと同じですが、基本的にはこの2つを使い込みました。

今年2月に発売された
合格奪取! 中国語検定 準1級・1級 トレーニングブック [リスニング問題編]
を5月に購入。2か月弱で解き切りました。

この本の内容は本当に良くて、何度も聞き込む価値のある文章ばかりです。音楽プレーヤーに入れて、買い物などで外を歩くときによく聞いています。暗唱まではしていませんが、何度も聞いているので「この成語、この単元で使われてたな」とかは結構わかる状態になりました。

一次筆記問題編の語彙問題部分は準1級受検前にやり込んでいたのですが、1年半経っていたので解きなおしてみました。

◆◆◆

そして、高電社の「中国語検定 過去問WEB」。これは全中検受検者にお勧めしたいです。語学検定で良い成績を取りたければ過去問をやりまくるべきだと私は強く主張します! 中検も例外ではありません。

似たような語彙やトピックは何度も出てきます。出題される問題の傾向もやはりありますし、中検のリスニングでは正答の選択肢の数字がバラけがち(※)だというのも過去問を解いているうちにわかってきたりします。

※例:(1)2 (2)3 (3)4 (4)1 (5)1
のように1~4すべてが1個ずつ出現し、1つの数字だけがダブることが多い。ただし、これは絶対ではないのでご注意ください!

そしてもちろん、中検本番の内容は良質な学習素材ですから、リスニング音声はダウンロードして、これも音楽プレーヤーに入れて外出時に何度も聞いていました。

◆◆◆

最後に、語彙増強の方法について。私は短文をびっしり書いたノートを作っています。語彙はコロケーションが大事なので、単語を単語だけで覚えるよりある程度のカタマリで覚えたほうがよいと考えているため、このような方法を取っています。

これはかなり泥臭い作業なのですが、私は中検準1級受検前からずっとこの方法を続けており、これによって語彙力を高めてきました。参考書や過去問に取り組んでいるときや、動画サイトで中国語の動画を見ているときなどに知らない単語に出会ったら適当な紙にメモをしておき、ある程度単語数がまとまったらこのようにノートを作ります。

ノートは作りっぱなしでは意味がありません。ある程度期間をあけながら、何度も読んで脳に叩き込む。地道な作業ですが、検定試験に合格するためには、
いかに地道な作業を大量に、そして継続してこなしていけるか
が重要なのではないかと私は思っています。質は当然大事ですが、でもやはり最終的に勝敗を決するのは量なのではないでしょうか。

最後に

私は今回運よく中検1級一次試験を通過できましたが、中国語学習歴は浅く、まだまだ知らないことがいっぱいです。うまく聞き取れないときもたくさんあるし、音読では発音や声調を間違うこともあるし、まだまだ菜鸟だと感じています。まずは来月の二次試験に向けて頑張ります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?