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Happy Luna new year!

今日は太陰太陽暦においてのお正月。

新暦と旧暦の違いは地球が太陽の周りをまわる周期をもとにして作られた、現在私たちが使っている新暦(太陽暦)に対して、旧暦は、月の満ち欠けを基準としています。そのため、月の満ち欠けを見れば、何日なのかがわかりました。新月から次の新月までは平均して29.5日間で、1年間が354日あるので3年で約1か月のずれが生じます、そのため旧暦には閏月というものがあり3年に1回ひと月多い年があるのが最大の違いです。


明治5年(1872年)まで旧暦を使っていて、それまでは旧正月をお祝いしていました。しかし、明治5年(1872年)11月9日に新暦に切り替えると政府が宣言し、同年12月3日には西洋暦である新暦に変わったのです。これにより、旧暦の正月である「旧正月」は祝われることがなくなったといわれています。今でも国内では沖縄でお祝いされている様です。その他、中国や韓国、台湾、香港、シンガポールなどアジアの国の多くは今でもこの日をお祝いしています。

 改暦の背景には、当時の政府の財政難が挙げられています。旧暦には閏月が入る年があり、ちょうど翌年は13ヶ月の年に。12月初めに新暦に切り替えてしまえば、その年の12月分と、翌年の閏月分、合わせて2ヶ月分の役人への給与を払わなくて済む。そんな政府の経済事情が、改暦を急いだ理由、と言われています。


約1か月を掛けて約一周する月の周期ですが、大きく分けると2つに分けると満ちていく月の期間(上弦)、欠けていく月の期間(下弦)となります。どちらの期間かによって、そのエネルギーが変わってきます。それは自然や生き物に影響していて、知らず知らず私たちにも影響しています。

新月を過ぎ満月になるまでの約14日は満ちていく月の期間は、吸収をし、エネルギーを蓄える時期です。より多くの栄養を吸収するので、ダイエットには不向き。

満月を過ぎ新月になるまでの約14日は欠けていく月の期間は、デトックス、発散する時期です。そのため、浄化、解毒、リセット、スタートなどがキーワドとされます。

2000年前に書かれた中国最古の医学書「黄帝内経」にはすでに「人体も月に影響される」とされていて、例えば患者の治療法には、「天と地にはその巡り方に法則がある。その天光(太陽、月、星)に合わせるべき」とあります。太陽については1年を太陽の位置で分ける二十四節気、それに従った身体作り、鍼のさし方があるとされている様です。

60-70%が水分でできている人体は、潮の満ち引きなどと同じように、月の引力の影響を受けています。月の満ち欠けの周期は約29.5日間。女性の生理は平均29.5日周期とほぼ同じバイオリズムを持っています。満月の夜には出産しやすくなると言われていますが、人間に限らず、ウミガメやサケでなどの産卵が満月の夜に多く観察されています。このように、月の満ち欠けと私たちの身体には深く関係があるのです。

月の満ち欠けを上手に使いながら、日々の生活に役立てていきたいですね。

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