パート主婦が確定申告やってみた(2)

前回の簡単なおさらい

・「所得税」とは、得たお金に対して発生する税金のこと。

・会社に勤めている従業員(正社員、派遣、パート、バイトも全て)の収入は「給与所得」という。

・毎月の給料から、所得税にあてる金額があらかじめ天引きされている。これを「源泉徴収」という。

・「年末調整」とは、1年間で天引きされた所得税にあてる金額の合計から、会社に提出した自分で払ってる生命保険や地震保険、扶養してる家族の情報をもとに控除の計算をして、年収から所得税を決定する。差し引いた余りの金額が戻ってくる(翌月の給料で支払われる)

・「源泉徴収票」は、会社が発行する書類で、1年間で支払った給与の合計と、源泉徴収額が記載されている。

・給与所得者が行う「確定申告」とは、会社で年末調整を行わなかった場合に個人が計算をして税務署に提出するもの。

年末調整は1つの勤め先でしか行うことができないので、2箇所以上の会社で働いた、他の収入がある(副業や株取引など)場合は、個人の年収を合計して所得税を決める。会社で天引きされた所得税の額で足りない場合は追加で払う。

*確定申告の医療費控除

よく聞く「医療費控除」について、医療費を払ったお金が戻ってくるのではありません。

1年間で払った医療費を合計した金額を、年収から計算して「控除」して所得税の額を減らすことです。

源泉徴収された所得税の金額から、減った税金の分だけ戻ってくるということです。

戻ってくる金額は、1年分の源泉徴収額が上限なので、いくら医療費をたくさん払っているからといって、上限を超える金額は戻ってきません。

医療費控除の手続きは、会社の年末調整ではやらないので、年末調整が終わった後に個人で領収書をまとめて計算します。

※参考資料 国税庁HP 「暮らしの税情報」医療費を支払った時



3に続く


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