パート主婦が確定申告やってみた(1)

普段ははてなブログに日記を書いてるし、ツイッターもあるのでnoteがあっても書くことが思い当たらなかった。だが外出自粛で家にいる時間が増えたので何か書いてみる。

ということで、先日何十年かぶりに確定申告をやったことを記録します。

そもそも税金の種類がどれだけあって、どうやって払ってるのかとかほとんど把握していなかった。働き出して数十年も経っているのにだ。

学校で習ったかどうかも覚えていない。たぶんやってない。現在は高校でやったりするのだろうか。学生もバイトを始める前に習ったほうがいいと思う。

*収入源と所得税

まず、お金を稼ぐ方法として会社で働く、バイトで働く、自営業、他にも株やFXなどの金融商品での利益、不動産の家賃収入、フリマサイトやオークション、高齢者は年金収入。

その中から会社員、バイトやパートで従業員として働いたお金は「給料」

会社から出る給料から、先に引かれてるのが「所得税」です。天引きされた残りを実際に貰っている。

「所得税」っていうのは、得たお金に対してかかる税金のことで、金額が多いほど税金がかかる。1年間の年収で決まる。

会社で行う「年末調整」は、当年1年間分で払う所得税をだいたいでとっておいて、年末に個人別にそれぞれ自分で払ってる生命保険の証明書とか、扶養してる子供などの情報(会社に出してる用紙のこと)をもとに計算して、減らしている。その減った分の差額が年明けの給料明細で戻って来るので増えているというわけ。

それで1年分の所得税を払い終えたことになる。

ずっと同じ会社に1年働いている場合は、この年末調整で所得税の支払いは済むのだが、2箇所以上の会社で働いたとか、年の途中で会社をやめたので年末調整の書類出してなくてやってないという場合。

所得税を計算して決定するのが、個人で税務署に手続きする「確定申告」です。

会社から給料をもらってる場合、天引きされてる所得税のことを「源泉徴収」といって、これが働いてる会社が2箇所以上ある場合はそれぞれで引いてるので、年間トータルであわせて計算しないとならない。

つまり1年で稼いだお金によって払う所得税の額が決まってるので、税込年収に対しての税金を計算して、決定した額が多すぎたら天引きから戻ってくるし、逆に足りない場合は払うことになるのです。

*給料所得の源泉徴収票

会社から給料をもらっている人が、1年に1枚もらうのが「源泉徴収票」です。

これ見ても文字小さいし細いし、何がなんだかよく分からないって人多いと思う。私もそうだった。調べてみてやっとなんとなく分かってきた。

※(資料)国税庁HPより「給与所得者と税」パンフレットPDF

ここでは令和元年度分です。年によって細かい所が変更されるらしいので。

2ページ目に源泉徴収票の読み方が書いてあります。

所得税の決め方は、年収に応じて税率が変わってきます。

「収入金額」が税込の年収額です。

その隣の「給料所得の金額」と「所得控除額」に金額が書いてあれば、年末調整済み。空欄か0だったら年末調整されてません。

「源泉徴収額」が、1年間の所得税額。年末調整済みの場合は、ここの金額が計算済みの決定した税額なので、予め天引きされた税額の合計から差し引いて余りが翌月に調整金として給料に追加して支払われる。

年末調整されていない場合は、「源泉徴収額」が天引きされた税額の合計額です。

なので、年末調整されていない「源泉徴収額」は、自分で計算して所得税を決定します。これがつまり「確定申告」です。

だからよく確定申告で税金が戻って来るっていうけど、その戻って来る金額の上限は、「源泉徴収額」です。その額を超えることはありません。

*所得税の金額の決め方

年収に応じて所得税の金額が決まるのだけど、ざっくりいうと、年収がだいたい何百万までは5%、そこから上でここまでは10%と段階的に上がる。

じゃあその税額を決めるための「年収」というのが、所定の計算方法がある。

税込給料「収入金額」から、税額計算のためにこれだけさっぴいて減らしますっていうのが「控除」という。

源泉徴収票にある「給料所得の金額」は、所定の計算方法で出した額です。ざっくりいうとこれだけ働くための経費かかってるのを決めて引きますって決められたことで、給料所得控除額の計算をして減らした結果。

収入金額(源泉徴収票に書かれている)ー給料所得控除額=給料所得の金額(源泉徴収票に書かれている)

そこからさらに、生命保険や社会保険(年金や健康保険など)や扶養などの条件ごとに「控除」をします。「基礎控除」は全ての人に必ず一定額の38万円引かれます。

これの全部まとめた合計額が、「所得控除額」(源泉徴収票に書かれている)

給料所得の金額ー所得控除額=課税する年収額←

この金額に対して所定の計算方法をかけて、税額が決まります。

つまり、この額が低ければ低いほど所得税も低くなるっていうわけ。

0以下だったら所得税も無しなので、天引きされた所得税は全部戻ってきます。


2に続く


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