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エンジンを使わず風だけで走るヨットは古代の時空~風に想いを寄せる~

2022年前半の締めは、沖縄・糸満から座間味島までのヨット旅だった。

2021年2月にサンライズクルージングに参加し、
ヨットの魅力に引き込まれ、念願叶ってのヨット旅。
 
旅のアテンドは沖縄KENクルーズのケンちゃんとナオちゃん。
ふたり合わせるとケンナオコというご夫妻が営むヨットクルーズ。

座間味まで追い風に恵まれた。

 
エンジンを使わず
風と波だけで走る。


とてもシンプルなその感覚は
すべての時が止まり、
地球と一体化していく、溶けていくような感覚。
自我が溶解していった。

脳は、スパークしているかのよう。
変性意識的で古代の時空とつながる感覚だった。


わたしたちは、あまりにも「エンジン(動力)」に慣れすぎている。

風と波だけで走る感覚とは、
わたしたちが持ちうる野性を思い出させるのかもしれない。

内側の「力」を取り戻すような。
生きる力、知恵、そんなものにつながる感覚。

風とはなんだろう?

みずがめ座の時代とも言われる昨今。
みずがめ座も風のエレメントだ。

風は、天と地の間をかけめぐる。
風とは動きそのもの。
けれど、その姿を直接見ることはできない。
 
以前、モンゴルのゴビ砂漠を旅した。
ものすごい風が吹き荒れていた。

何枚もの写真を撮影したが
風で動くもののないゴビ砂漠では
風が吹いていることを伝える写真は撮れなかった。

木々や草花は風に揺れ、成長を促される。
地球の息吹でもある風。
そして、固着したものを風化させる。

息吹=呼吸
呼吸はいのちの象徴でもある。

Wikipediaにこんなことが書かれている(以下引用)
古代ギリシアでは息は「Ψυχή (プシュケー)」と言ったが、この語はやがてまで指すようになった。(日本語でも「いき (息)」から派生して、「いきる(生きる)」という表現が生まれたという[3])。古くから息はいのちのもっとも明らかなしるしだとされていたわけである。

ヘブライ語では「 רוח (ルーアハ)」という語があったが、それが古典ギリシア「語に翻訳される時は別のギリシア語、πνευμα(プネウマ)が当てられたが、この語はπνεωを語源としており、「大いなるものの息」という意味である。ラテン語に訳される時はspiritus(スピリトゥス)の語が当てられ、この語感は現代英語のspirit(スピリット)へと継承されている。

生死を見分ける基本的な方法として まず息をしているかどうかを確かめるという方法は現在でも広く行われている。「まだ、いきがある」「だめだ、もういきをしていない」などと言う。

作品が影響力や“いのち”を持っている場合に「息が通った作品」などと言う。作品などが長く生命を保っていることを「息が長い」と言うことがある。

英語ではinspiration インスピレーションと言うと神の息吹を吹き込まれること、つまり霊感を吹き込まれることを言い、expiration エクスピレーションと言うと、息を吐くこと(抜けること)や、いのちが無くなること(=)などを意味する。
(引用終わり)


風は、わたしたちの生命活動に限らず
魂の働きにもつながるのだろう。

なにしろ、唯一目に見えないエレメントだ。

風の星座は「知性」の星座と言われるが
それは、現実的というより霊的な働きなのではないかと思う。
遥か古の知恵は、風となり、今も世界をめぐっているのだろう。


この見えない風の中に
どれほどの見えないものがあるだろう。

誰かがついたため息は
いったいどこへ行くのだろう。

風に吹かれる。

それだけでいろんなことが吹き飛ばされて
爽快な気持ちにもなる。
払いの力もあるだろう。

ヨットは、風だけじゃない。
そこに波もある。

水面と一体化しているヨットの揺れは
とても自然で大きく揺れていても無理がない。

海の波が固まっていた体を調整してくれたようで
合っていなかった噛み合わせがヨットから降りるとよくなっていた。


生命力に息が吹き込まれ、リフレッシュしたのか
充電したのか、ヨットの旅のあと、
まったく疲労がなく、むしろ満ちている。

太陽うお座、土星ふたご座だからか。。。
水と風。


座間味から糸満への帰路は、
向かい風で波もかなり立っていた。

大きく揺れるヨットが想像以上に楽しい。

何が起こっても楽しむ力
起こることに委ねる力

ヨットに乗るとそんな力が引き出される。

土星が成熟期に入っている今だからこそ
楽しめるヨット旅なのかもしれない。

また、ヨット旅のあとは、沖縄北部
やんばるの森と川で遊んだ。

それは、神秘とヒーリングのエネルギーだった。

美しいやんばるの森と川。
日焼けした肌がみるみる癒されていく。

ケンちゃん、ナオちゃんのおもてなしにも感動した。
書きつくせないけれど
すべてが豊かさに満ちていた。


ヨットというとお金持ちの乗り物のイメージがあるかもしれない。
そんな時代が終わったのだと思う。

好きだからヨットに乗る。

そのことを分かち合う。
喜びが伝わり、循環していく。
それが新しい地球の働き方に思う。

ともにこの時空を分かち合えた仲間との
生涯語り合えるシーンになるだろう。


今月はやぎ座で満月を迎える。

それぞれが自分の一番を生きる。
誰とも比べることができない人生をみんな歩んでいる。

それを分かち合うこと。
語り合うこと。
時に言葉はなく、ただ感じあっていることを感じている喜び。
そこに満ちる豊かさ。


それぞれの存在からあふれ出るもの。

今、そんなものが新しい地球を創造している。






 



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