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lumikka original|フィンランドコラム

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lumikkaがお届けするコラムシリーズ。雪の結晶のような小さな視点から日常を見つめ、そこで発見した美しき風景や思考をお届けします。
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#デザイン

アアルトを訪ねて

アルヴァ・アアルト。 「北欧の賢人」とも評されたフィンランドを代表する建築家/デザイナーのアアルトは日本での人気もとりわけ高く、多くの人が一度は耳にしたことがある名前ではないかと思います。また同時に、アアルトついての記事はもう書き尽くされていて、新たな視点を探すことはそう簡単ではないかもしれません。 しかし、現地に滞在をしていると思わぬところでアアルトの昔話やこぼれ話に出会うもので、それがなかなかおもしろかったりもします。今回は、アアルト大学への留学中に拾い集めた、アアル

北欧ヴィンテージを携えて

温故知新 故きを温ねて新しきを知る ——。 この言葉が生まれたのは遥か昔のことですが、人から人へと受け継がれながら今もこうやって残り続けています。価値あるものは、時代に淘汰されることなく歴史に残り続ける。それは言葉だけでなく絵画や彫刻、音楽などあらゆる物事に共通することだと思います。 「歴史/過去から学び、現代に生かす」という姿勢は、私たちlumikkaの活動の根源にもあり、北欧(フィンランド)のヴィンテージ品をショップで取り扱うのもそのためです。時代を超えて残り続け

雪の結晶のように

こんにちは、lumikkaです。 わたしたちは、フィンランドのアアルト大学でデザインを学んだふたりによるデザインユニットで、現在は日本とフィンランドのデザイン、或いはその関係性のリサーチを中心に活動を行なっています。 また、それらの活動の第一歩として、フィンランドのヴィンテージ品を取り扱うオンラインショプを4/15にオープンしています。 わたしたちの活動やお店については、インスタグラムにて随時お知らせをしているのですが、より深く、より分かりやすく、そして確かな手触りを伴