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あかりの人生-卒業後の進路編-

こんにちは!あかりです。こちらの記事をお読みくださりありがとうございます。この記事では大学卒業後にどんな進路を歩んだのかについて語っていこうと思います。

前回のこちらの記事を読んでくださった方はわかると思うのですが、NPOの経験から自身の活動の基盤を ①日本人の精神的豊かさの向上 ②環境問題の改善 に置き、改めて自国から自分にとってできることを考えていくことにしました。

学生時代もアルバイトやインターンをお金を稼ぐためにやったことはなく、全て学びのためという選択で選んできた私からすると、世間的に"お金"の要素がどうしても強くなる卒業後の進路選びはどうなるものかと不透明でした。でも"お金のために職業を選ぶことはしたくない"。その想いが根底にあったため、正直NPO法人へそのまま就職することもビジョン実現のために良い選択肢だなと思っていました。ただ、NPOに自分自身が参加したことで金銭的な様々な氣づきがありました。

私が参加していたのは海外へ演奏旅行に行く活動をするNPOだったので、海外渡航費、活動費用ももちろん自腹でした。なので1回のプロジェクトに参加するだけでも10万円くらい・・・?していたような思い出があります。結局、次のプロジェクトに参加したい!となっても参加者としてはお金を払わなければいけないので働かなければならないということです。それって自身が参加者側になった時に持続可能なあり方なのかな?と疑問に思いました。また、NPO自体も国からの助成金で成り立っているため、助成金が取れなかった場合に運営がかなり難しいこともわかりました。あとお金がないとひとを十分に雇うことができないので、このような大きなプロジェクトを進めていくにあたってリソースが限られているのは痛手だなと運営を見ていても感じました。

ここで、企業への見方が変わりました。会社があるのはお金や稼ぎのためではなく、顧客ファーストにサービスの提供が社会貢献につながっている会社もあるんだということ。且つ、会社は資金の循環が持続的である会社が多いため、サスティナブルにサービスを提供できるノウハウを学びたい!そしてお客さんに価値を届けたい!そのように思いました。

様々な社会貢献事業を主軸でやっている会社を探した結果たどり着いたのは某IT/人材企業。3つの観点から自分のビジョンにマッチするなと思いました。

①社会貢献事業が主軸にあり、長い間サービスが愛されている
②多様な領域を兼ね備えている
③自分の関心分野である、人材/教育/決済系の事業を持っている

①社会貢献事業が主軸にあり、長い間サービスが愛されている

前述の通り、長く運営できているということは、顧客の声に応え続けているという証拠だなと思いました。サービスを提供する側の責任としてやっぱり、1度来て終わり。1度だけ夢を見せて終わり。ってなんか無責任な感じがしてしまって。だから、中長期で責任を持って顧客を伴奏している点がすごいなと感じました。

②多様な領域を兼ね備えている

NPOの活動を経て、社会課題の解決には一つの領域からのアプローチだとは不十分で、多様な領域から同時にアプローチしていく必要性を感じていました。たとえば、NPOの活動を展開していく前に、そもそもまず安心安全の食にありつけるだけの経済的な基盤を整えるための"職"の選択権利が必要だったり、その職が選択できるだけの充分な教育が必要であると言ったように、社会課題は様々な問題が絡み合っているなと感じていました。その点で一つの会社でも、教育、人材、飲食、美容、結婚、住宅、車、旅行、、、などなど幅広い領域で事業を展開していたので、とても興味深いと思いました。また、毎年のように新規事業立案制度にたくさんの方が応募されており、社会課題の解決に向けて未知なる領域にどんどんチャレンジしていく意思のある会社だなという印象でした。

③関心分野である、人材/教育/決済系の事業を持っている

NPOの活動を経て
・お金がなくても教育が選択できる環境を整備すること(学習環境の平等性)
・教育が受けれなかったとしても職に就けるチャンスが設けられているということ(職業選択の公平性)
に関心があったので、教育分野や人材領域には取り組みたいと思っていました。

また、環境問題の観点では東南アジアとギャップを感じた"フードロス"に焦点を絞ってみることにしました。セブ島では充分にご飯が食べられない子どもたちがいるのに、日本ではモッタイナイという言葉が使われる機会がマイナスの意味で増えているなと自流的に感じていました。それであれば!と思い、飲食店でフードロスを削減するためにはどうすれば良いのか?を考えてみていました。食べ残しではなく、飲食店でお客さんの元に届かず廃棄されてしまう食料に焦点を当ててみていきます。

もし、飲食店が元から来るお客さんの数が把握できていて、何を頼むのかがわかっていれば、必要な在庫数がわかりますよね。この点がマッチしていればフードロスは出ないということになります。

それか、在庫がある分だけのメニューに限定し、お客さんの人数を絞って招待できるようにする。そうすればロスは出ません。

お客さんの来客数の傾向や、頼みやすいメニューのデータで取得できて解析できれば、必要以上に在庫を抱える必要はなくなるのだろうなと考えました。

そこまでいくと、これって、フードだけでなく、ファッションも小売も全てに当てはまってきます。その観点で言うと会計時のデータの取得が分析が進めばもしかするとロス削減につながるのでは・・・?という発想から決済系のプロダクトを持っていた企業としては魅力的だなと思いました。

上記の観点で自分は最初の会社選びを終えます。部署は会社側が決めるので、どのサービスになるかもわからなかったのですが、偶然とご縁でキャリア部門にて学生向けのキャリアアドバイザーを担当することになりました。約150名以上の学生の皆さんとお話しさせていただいたと思います。

学生さんの希望の将来のヒアリング、得意なことやスキルが活かせそうな職場を案内する仕事。会社という枠組みのもどかしさを感じることもあったけれど、切磋琢磨しながら仲間と共に過ごしました。その後は異動もあり、入社前から興味のあった決済部門へ。インサイドセールス、組織開発などに従事することになりました。組織開発の仕事は天職かな?と思うほど自分にとっては楽しく、やりがいのある仕事でした。特に"個"の自己実現がベースにある企業。個人を大切にした組織づくりが私はとても好きだったので、やりがいを感じていたんだなと思います。


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